今日は珍しく晴れたので、裏山の散策に出かけるが特に何も無し。
一度降った雪も融けてしまったし、枯れ木の山では画にならず、
そろそろ冬の星座が顔を出す頃なのだが、スカッと晴れた夜空も無し。
デジカメ持ってウロウロしても、なんとも中途半端な季節なのです。
紅葉の季節も終わったので、落ち葉の写真でも撮るしかありません。
桜の落ち葉です、日中でも陰が長くなりました。
メクラファインダーでキノコの写真撮ったら後ピンに成ってしまった。
このアングルで撮れるのはコンデジの強み、図体の大きいデジイチでは無理です。
アレレッ、蕗のとうが出ていた。季節を間違えたのか、このまま冬を越すのか?
ビロードモウズイカがまだしぶとく咲いていた。
鄙びてうらぶれた鉱泉のボロ宿を、漂泊の思いを抱きながらめぐった紀行エッセイである。
主に昭和40年代から50年代にかけてであるが、それらしい写真や漫画(スケッチ?)が
沢山載っているのも面白い。
湯治場ではなく鉱泉宿である、湯治場にはボロ宿が多いが人が大勢居るから嫌なのだろう。
ある文芸評論家によれば「その旅の感性は西行や芭蕉に近い」と書いてあったが
侘びしく惨めな事に関してはそれ以上(それ以下?)である。
ボロ宿考の中の一文に「侘びしい部屋でセンベイ蒲団に細々とくるまっていると
自分がいかにも零落して、世の中から見捨てられたような心持ちになり、
なんともいえぬ安らぎを覚える。」「完全な自己否定は自由以外の何物でもない」
不安神経症・対人恐怖症・赤面症を自認する作者ならではである。
何処とは言わないが、湯治場のボロ宿に泊まった事があるのでその時の写真です。
二人も入れば一杯に成りそうな露天風呂。
入ると、泥ともコケとも解らぬヌルヌルした物が落ち葉と一緒に舞い上がる。
内湯の入り口、ボロボロ・ガタガタであちこちが腐っていた。
晩飯、昼飯はオニギリ二ヶとお茶だけだった。昭和の時代ではない、二年前の事である。
(追記:ちゃんとした新館も有りますよ)
今日は朝から一日中、雨・みぞれ・強風、今年始めてガスストーブに点火する。
何も無い一日だったので、写真も無しのブログです。
また何処か暖かい所へ貧乏旅行したいなと思い、ネットで情報収集していたら
「西表島で二ヶ月間サバイバル」なんてサイトが有った。
西表島の西部、網取湾~崎山湾~鹿川湾~南風見田の浜当たりを転々とし
海で魚や貝を採ったり、山でヤシガニやパパイアを採って暮らした記録である。
西表島の中でも、この付近は道路も無ければ当然人も住んでいない海と山とジャングルだけ。
それでも結構色々な人に会ったとも書いてあった。中には女性一人のキャンパーも居たとか。
羨ましい限りではあるが、とてもオジサン世代には真似の出来る世界ではないなぁ~。
でもキャンプ場で一週間ぐらいテント張って、釣った魚を酒の肴にして泡盛飲んで暮らす。
これならオジサンでも出来そうだ、少しだけ本気で考えてしまった今日一日でした。