札幌市内は今朝から吹雪です、ついに来るべき物が来ました。
昨日当たりから、つげ義春の「貧困旅行記」に取りかかった。
実はその前に、五木寛之の「林住期」と下川裕治の「5万4千円でアジア大横断」を読んだ。
「林住期」はベストセラーなので、読んだ方も多いと思うが、50才から75才の間(林住期)は
家庭も含め世間を気にせず自分の好きなように生きろ、と言う事。
私はすでに実践しているので、人生の大先輩からそう言われれば心強い気がする。
「5万4千円でアジア大横断」は、日本からトルコまでバスを乗り継いで旅をする話。
読んでいるだけでドッと疲れて、自分なら絶対にこんな旅はしたくない。
下川裕治も「私はもう51才なので」と盛んに書いていたが、旅行作家の大御所といえども
出版社の企画は断り切れないようだ。下川さんもそろそろ林住期したら?
「貧困旅行記」はまだ読みかけだが、自律神経失調症の私と相通ずるものが多々あり
彼の気持ちは良く解る。が、つげ義春の世界を実践するには、まだまだ修行が足りない。
75才以上の「遊行期」に成って始めて悟れるか、それまで生きていればの話だが。