人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

緑の石の正体は

2019年12月15日 | 自然観察


緑の小石を拾った絶海の孤島は何処かといえば、小笠原諸島の父島でした。
北緯27度の亜熱帯の島、沖縄本島の北部とほぼ同じ緯度。



緑の石にも色々と種類が有りまして、右の濃い緑色の石は・・・・・。



顕微鏡で覗いてみればこれは玄武岩ですね(在庫写真に有っただけで、小笠原産の石ではありません)
濃い緑色をしているのは、海底で噴火した玄武岩質溶岩が変成作用を受け緑色岩化したため。



緑色岩化は父島の露頭でよく見かけます、この岩石は石英安山岩ぽいですね。
残念ながら父島で飛行石は見つかりませんでした、あれは緑色じゃなくて青色だったかな。



小笠原諸島の成因は海底火山だという証拠写真です。
中央の茶色い塊は、下から噴出した溶岩の通り道(火道)で固まった石英安山岩の溶岩チューブ、
その左右には海水中にあふれ出し固まった枕状溶岩が見えています。
撮影場所は父島西部の野羊山西面の崖、波に侵食されて海底火山の内部が露わになったもの。
では何時頃何処で噴火した海底火山でしょうか、ここまで書いたら頭の中が空になった。

空を見て頭の中を空にする

2019年12月14日 | 今日の雑感雑記


冬になると年寄りは出不精になり話題が有りません。
そんな時は、元々空っぽの頭をさらに空にして空を見ています。
(一文の中に「空」を三文字入れて空っぽの文章にしてみた。)
こんな空を見ていると、アニメ映画の天空の城ラピュタが頭に浮かびます。



ラピュタは雲の上の島にあったが、海では島の上に雲が有ります(蛇足:上昇気流のため)。
昔の船乗りは、水平線上に雲が有ればその下に島があることを知っていた。



こんな絶海の孤島に上陸してみれば、サンゴの欠片に混じって緑の小石が有りました。
まさか飛行石では・・・そんな訳ないが、その謎を解くためには4000万年の時空の旅に出なければなりません。
これは頭の中の旅ですが、頭の中が空になってきたので以下次号。

滅びゆくもの

2019年12月10日 | 写真


雪が降る季節になると、滅びゆくものへと目が向いてしまいます。
自然の中にある滅びの美、人の世であれば滅びの美学とでも言いましょうか。



鉄さび色の廃工場跡になんかも滅びの美を感ずるのは変な人でしょうか。



コウゾリナでしょう、雪の中に佇む一本の枯草にも命の営みがありました。



ツルニンジンの花が咲き始めるのを楽しみに山へ通ったものです。



はるばる本州からやってきたアサギマダラが吸蜜していたヨツバヒヨドリ。



雪をかぶったヨモギの枯草、来年の春はヨモギ摘みしようかな。



夏になれば、またこんな風景にも出会えることでしょう、しばし冬眠。

すばる望遠鏡 広視野カメラの画像 

2019年12月08日 | 自然観察


ハワイ島にある日本のすばる望遠鏡には、天体観測用広視野カメラ(HSC)が備え付けられており、その画像は
https://hscmap.mtk.nao.ac.jp から誰でも自由に閲覧できる。
画像の配置はマウスで自由に変更でき、以下の画像は見やすいようにコントラストの補正をしてあります。
緑の枠線内が公開されている画像の範囲、まずはSXDSと記されたクジラ座付近を右上の+ボタンで拡大します。



拡大してゆくとHSCのの画像に切り替わり、クジラ座の変光星ミラが赤くなりました。



ミラは明るすぎるため画像が破綻しています、右側の銀河の集中する所をさらに拡大すると。



渦巻銀河や楕円銀河が見えてきました、赤い点光源は100億光年ぐらい遠くの銀河と思われます。
横棒の付いた明るい光は、我々の天の川銀河内の恒星です。



あとは自由に画面を拡大縮小スクロールして、珍しい銀河でも探していれば良い暇つぶしになります。

夜空に聞いてもわからない

2019年12月06日 | 今日の雑感雑記


石狩湾新港のLNGタンク、ガス火力発電所と風力発電所、何時の間にやらエネルギー基地になっていた。



天然ガスも風力も、本をただせば太陽の核融合エネルギーに由来する。



核融合、本をただせば重力の為せる業、重力ってなんだ。



夜の浜辺で暇人は、答の無いことを考えて暇つぶしするのでした。

寒くなりました

2019年12月05日 | 日記


昨日までは一日中吹雪だったのですが、今朝は晴れました、でも寒い真冬日です。



ベランダの窓ガラス越しに朝日を撮りました、ガチガチに凍り付いています。



雪降る前に撮った夜明け前の空に有明の月、冬になるとこんな空も見ることが出来なくなります。



八重山諸島では今でもこんな風景が、日本列島は以外と広い。

今日の昼食は山菜蕎麦

2019年12月02日 | 食・レシピ


知人が蕎麦打ちにはまっています、打った蕎麦を家に持ち帰ると奥さんに
「毎度こんなに蕎麦ばかり、どうするの!」と怒られるそうです。
私が蕎麦好きと知った彼は、私のところを持ってくるようになりました、これたっぷり三食分は有ります。



今年の春採ってきたフキとワラビを冷凍保存してありました、今日の昼食は山菜蕎麦で決まり。



春先のワラビ、小ぶりだが裏山にはいくらでも生えていました。



という訳で今日の昼食、山菜蕎麦の出来上がり。



残りはワラビの炊き込みご飯にしました、ワラビのほろ苦さは春の味です。



春の山菜、三つ葉と二輪草も冷凍保存してあります、
雪景色を見ながら過ぎし春の味と香りを楽しみます。