![]() | 風が吹くときレイモンド ブリッグズあすなろ書房このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
◆出版社 / 著者からの内容紹介◆
のどかな老夫婦の日常を一瞬にして引き裂いた原子爆弾。核兵器の恐ろしさをリアルに伝える世界的ベストセラー、新訳で待望の復刊。
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
この『風が吹くとき』は、もともとイギリスで1982年に出版された作品で、日本語訳は以前別の出版社で出ていましたが、今回翻訳をし直してあらたに出版することになりました。出版当時から、漫画のコマ割りの手法を使ってシリアスな問題を描いた、絵本の常識をくつがえす作品として、大きな評判を呼んだ作品です。それから15年以上たった今、ソ連は崩壊し、米ソ2大国が国際政治を大きく左右していた時代は去って、世界の情勢はもっと複雑になってきているように思えます。しかし、最近のインドやパキスタンの核実験で明らかになったように、核兵器をパワーゲームの切り札とみなす風潮はまだまだ盛んです。そういう意味では、核戦争の脅威は去ったわけではありません。まだ、核は使用しなくても、ジムやヒルダのようなふつうの人たちが犠牲になる戦争は、世界各地で多発しています。レイモンド・ブリッグズがこの絵本で描こうとした状況は、表向きの形は変わっても、今でも存在しているのです。この絵本が、親子いっしょに、もう一度核の問題、そして戦争の問題を考えるきっかけになってくれれば幸いです。
【読んだ理由】
2009/12/12日曜の朝、NHKラジオ番組「落合恵子の絵本の時間」で「さむがりやのサンタ」と共に紹介されていた。
【印象に残った一行】
「彼らのなすべきことは答えることにあらず、
彼らのなすべきことは論ずることにあらず、
彼らはただ戦いに死すのみ
死の谷に
六百の兵士は進む」
【コメント】
核兵器の恐ろしさをリアルに伝える世界的ベストセラー、知らなかった。無知の知。
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