日本男道記

ある日本男子の生き様

京都二十四節気 その十九 立冬

2011年09月16日 | 京都二十四節気
京都二十四節気 その十九 立冬
初めて冬の気配が現われてくる頃 新暦十一月八日~十一月二十二日(頃)
小春日和(立冬の自然)

晩秋から初冬にかけ、時折、暖かく穏やかな日があります。移動性高気圧におおわれたような気圧配置の時にこのような天気となり、春の陽気に似ていることから、「小春日和」と呼ばれるようになりました。「小春」は旧歴10月の別称で、冬の季語にもなっています。
この頃、よく行われる「日向ぼっこ」は、「日向ぼこり」という言葉が変化したもの。「ぼこり」は、暖かくほっとするという意味の「ほっこり」に通じると考えられています。ただし、「ほっこり」は、京ことばでは「疲れた」という意味で、標準語とは異なる使い方をします。
七五三(立冬の生活)

子どもの健やかな成長を祝うため、子どもに晴れ着を着せて神社に詣でる習わしで、武家社会の「髪置(かみおき)」「袴着(はかまぎ)」「帯解(おびとき)」の儀式に由来しています。昔は幼児の死亡率が高く、「七つまでは神のうち」、七歳になって初めて人間の世界に参加すると考えられていました。七五三は、七歳まで無事に生きてきた子どもの成長を氏神に見せて、感謝する意味もあったとされています。11月は秋の実りを神様に感謝する大切な月だったことから、収穫の感謝とあわせ、この時期に行われるようになったといわれています。
コンセプト
四季のある国、日本。
桜が咲くこと、雨が降ること、紅葉が散ること、そして雪が降ること。
日本人は、その美しい自然の変化を、つい百年前まで、二十四の季節に分け見つめてきました。
私たち日本人が使ってきた旧暦の中では二十四の季節に沿った年中行事や風習と共に、風雅な暮らしを楽しむ工夫や知恵がありました。
それと同時に、永遠にめぐる四季の中で移ろい変わっていくものと、その変化の裏にある不変のものを感じとってきたのです。
新しいものがあふれていく現代社会のなかで古くから日本にある伝統を見つめなおすことそれは、移ろう季節のなかから不変のものをみつけだすことと似ています。
ますます季節感が失われていくなかで、二十四節気の暦をつうじて自然の変化を敏感に感じとれる繊細な感性と伝統の素晴らしさとそれとともにある大切な文化を伝えていきたいと思います。
その四季折々の美しさに触れるとき、自然のなかから生まれてくるこの国の美しさを改めて見つめ、「美」と「伝統」にめぐり逢える誇りとよろこびを共にしていきたいと思います。

Daily Vocabulary(2011/09/16)

2011年09月16日 | Daily Vocabulary
11741.a soft spot(弱み、弱いところ、好み)
He sure has a a soft spot for her.
11742.chip in(共通の目的のために少しお金を出す、寄付する)
It is 20 dollars, but we wolud appreciate it very much if you could chip in some more for a present.
11743.be tied up(人が~で拘束される、~にかかりきりになる)
I was tied up in a meeting until 8 p.m.
11744.grocery(食料品)
I made a list before I went shopping for groceries.
11745.surplus(熱心さ)
Surplus wheat,cotton, and soybeans are shipped abroad.
今日の英語ニュースを聞こう!NHK WORLD Daily News
芭蕉翁真筆の句碑

西国三十三ヶ所 第十二番岩間山正法寺/滋賀県大津市(2011/07/30)


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2011/09/09 中国北京・紫禁城(故宮)