日本男道記

ある日本男子の生き様

悪名の棺―笹川良一伝

2011年09月24日 | 読書日記
悪名の棺―笹川良一伝
クリエーター情報なし
幻冬舎

【一口紹介】
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
メザシを愛し、風呂の湯は桶の半分まで。贅沢を厭い、徹底した実利思考と天賦の才で財を成すも、福祉事業に邁進し残した財産は借金ばかり。家庭を顧みず、天下国家、世のために奔走。腹心の裏切り行為は素知らぬ顔でやり過ごし、悪くは“有名税”と笑って済ませた。仏壇には、関係した女の名が記された短冊を70以上並べ、終生、色恋に執心した。日本の首領の知られざる素顔。情に厚く、利に通じ----「昭和の怪物」の正体。

並外れた才覚と精力で金を操り人を動かい、昭和の激動を東奔西走。
”政財界の黒幕”と呼ばれた男の「カネ」と「女」国家観を描ききる。
書き下ろしノンフィクション。

【読んだ理由】
題名にひかれて。
昭和51年に始まったあの「戸締り用心、火の用心」のCMは印象的だ。
そうあの人だ。

【印象に残った一行】
死者に対しても使い古されたレッテルが再びいくつも貼られた。死亡記事によって、笹川良一は二度殺されたようなものだ。
こうしたレッテル貼りの記事や「進歩的文化人」のコメントがいかに的外れで、笹川の実相を捻じ曲げたものであるかは、これまでに挙げた真実が証明してくれる。
国のために戦った者を戦勝国の作った基準にしたがって、A級だのBC級だのと日本人が区別する愚かさは、いつになったらきえるのだろうか。
笹川はその中で、特にBC級の戦犯とその留守家族の支援をポケット・マネーで続けたのだ。
しかも彼は自らそれを公言するような行為すらしなかった。

【コメント】
「歴史とは常に塗り替えらる運命にあり、誰かがその作業に着手しなければならない」と著者はプロローグで述べているが、悪名というレッテルを貼られた笹川氏の功績には
驚かされたとともに、レッテルをはり続けて、我々を欺いてるマスコミ、進歩的文化人には憤りを覚える。

 



Daily Vocabulary(2011/09/24)

2011年09月24日 | Daily Vocabulary
11781.do a double-take(ビックリして見直す)
I did a double-take when I saw that number.
11782.be out of hand(手に負えない)
The situation is well and truly out of hand.
11783.four-letter word(4文字語、禁句)
Loan is one of my least-favorite four-letter word know why you think the economy may be on the mend.
11784.default(債務不履行)
Student-loan defaults are at their highest rate since 1998.
11785.badger(しつこくせがむ、口を酸っぱくしていう)
I am always badgering him to set aside money whenever he can as insurance for a rainy day.
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西国三十三ヶ所 第十三番石光山石山寺/滋賀県大津市(2010/07/30)


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今日は運動会だそうです。子供たちの足も軽やかです。