日本男道記

ある日本男子の生き様

骨の記憶

2012年02月04日 | 読書日記
骨の記憶
クリエーター情報なし
文藝春秋

【一口紹介】
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
没落した東北の旧家の嫁のもとに届いた宅配便は51年前に失踪した父の頭蓋骨だった。
差出人は、中学卒業後、集団就職で町を出てその翌年に火事に遭って死んだはずの同級生。
いったい誰が、何のために―。隠されていた過去が、昭和の記憶とともに今、明らかになる。
人生の光と影を余すところなく描いた力作長篇。

◆出版社の内容紹介◆
東北の没落した旧家で末期癌の夫に尽くす妻、清枝のもとに51年前に失踪した父親の頭蓋骨が送りつけられた。
送り主は火事で死んだ同級生。
父親の失踪の理由と最期の様子、さらには最愛の夫が失踪事件の当事者だったという驚愕の事実が……。
少年期に罪の記憶を抱え、集団就職で上京した東北の貧農の少年が、下宿先の火事を機に、他人になりかわる。
金を掴(つか)み、起業して成り上っていくが、同時にかけがえのないものも失う。
集団就職から昭和をとらえつつ、人生の光と影をリアルに描いた重厚な傑作エンターテインメント。

◆著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)◆
楡 周平
1957年生まれ。米国系企業に勤務中の1996年に書いた『Cの福音』が30万部を越えるベストセラーとなり、翌年から作家業に専念する。ハードボイルド、ミステリー、冒険、SF、経済小説など幅広いジャンルで、綿密な取材によるスケールの大きな作品を送り出し読者を魅了している。

【読んだ理由】
新聞の紹介記事を読んで。

【印象に残った一行】
『一郎・・・・。この世の中にはな、人を利用して稼ぐ人間と、利用されて貧乏暮しに甘んじる人間の二つしかねえんだ。そのことを絶対に忘れんじゃねぇ。絶対に人を信じちゃなんねぇ。それだけは忘れんな』

【コメント】
主人公の長沼一郎が昭和19年生まれ、育った時代背景がほぼ同じで昭和の時代を懐かしく思い出しながら読んだ。父親が鶏を絞めるシーンなど。日本全体が貧困にあえいでいた時代だ。
約500pの長編だが一気に読んだ。この著者の本ははじめて呼んだが他の著作も読んでみよう。

 



Daily Vocabulary(2012/02/04)

2012年02月04日 | Daily Vocabulary
12446.cheapskate(ケチな人、しみったれ)
You shouldn't give too little and seem like a cheapskate.
12447.easy mark(だまされやすい人、かも、お人よし)
You don't want to tip them too much and seem like an easy mark.
12448.strike an emotional chord(心の琴線に触れる、心に訴える)
Year-end gifts can strike an emotional chord with recipients.
12449.token(形ばかりの、申し訳程度の、わずかな)
Even token gratuities ccan make those receiving them feel appreciated
12450.tradespeople(商人、業者)
There is no custom of giving presents to tradespeople.
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スイセン

スイセン属(スイセンぞく、学名:Narcissus)は、ヒガンバナ科(クロンキスト体系ではユリ科)の属のひとつ。
この属にはラッパスイセンやニホンズイセンなど色や形の異なる種や品種が多くあるが、この属に含まれるものを総称してスイセンと呼んでいる。多年草で、冬から春にかけて白や黄の花を咲かせるものが多い。
狭義には学名Narcissus tazettaや、その変種であるニホンズイセン(Narcissus tazetta var. chinensis)をスイセンということも多い。しかし、本記事では特に明記しない限り「スイセン」をスイセン属の総称の意味で用いる。
(Wikipedia)