阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

上野公園はゆったりと春に向かっていた。      その3完

2021年03月19日 | 東京あちこち

上野駅の浅草口改札までまわって神田に向った。

 

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まさに秘密基地!建築家・藤森照信の傑作「高過庵」の内部が素敵過ぎた。

2021年03月19日 | 諏訪便り

まさに秘密基地!建築家・藤森照信の傑作「高過庵」の内部が素敵過ぎた

 画面を拡大してどうぞ。

◎この茶室は藤森照信さんの茅野市の実家の庭先に建っています。

 2008年の夏に高過庵を訪ねた阿智胡地亭は不思議な体験を二つしました。
一つは 高過庵に近づいてある地点を越えた瞬間、全身が小刻みに震え始めたということです。

ひょっとしたら神域に入ったことを身体が感知したのかと無神論者の自分は思って苦笑いしました。

 そういう人が時々いますと藤森さんは言いました。

もう一つは 藤森さんや従兄弟たちと高過庵の茶室に座って、窓から周囲の景色を見た時、初めて見る景色なのに自分は前にここにいたことがある、
そういうデジャヴュが体一杯に広がったのです。何万年もこの地で暮らしてきた祖先の地の地霊を感じたのかもしれません。

高過庵は藤森家の土地に建っていますが、このエリアは古代から諏訪の土着神であるミシャグジさまの祠があり、明治の初めまで諏訪大社の神長官を
代々務めた「守矢家」が治める神域でした。

  みしゃぐじ神:諏訪神社の神官一族である守矢氏により祀られていた神で、一般には「モレヤ神」、或いは「洩矢神」と呼ばれていた。

木の神、石の神であり、典型的な自然神であると同時に、神官に憑依して託宣を下す神であったという。

このとき託宣を伝える神官は一年神官で、年次ごとに守矢一族の中から選ばれ、一年間の任期が終わり、次代の継承者が決定すると同時に殺されていた。

マタギを始めとする山人たちから信仰されていたことから、元々縄文の神だと考えられる。

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茅野レガシー~未来に残したい茅野遺産~ #10「フジモリ建築」

 画面拡大してみて下さい

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藤森照信さんは2016年7月から「江戸東京博物館」の館長をやっている。

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映画「新聞記者」 BS12 トゥエルビ 2021年3月20日(土)19:00~

2021年03月19日 | 音楽・絵画・映画・文芸

シム・ウンギョン×松坂桃李「新聞記者」が3月20日に無料BS初放送

 

◎映画の題名に使われている「i」は衣塑子のiかと思ったが、映画を見た後では人がものを考える時の主語の「I」の意味を制作者は込めていると感じた。

1、官房長官の「女のくせに生意気に・・」という態度が自ずとありありと何度も何度も出てしまう記者会見の場面には笑ってしまった。まるでコメディだ。

こういう骨の髄まで、女性蔑視の人は最近では都会育ちの人にはあまりいない。

2、この映画は完全に官と与党に取り込まれてきた大手メディアの現実を望月衣塑子という一人の記者を使って写すことにより表現した映画だと感じた。

3、日本の報道機関がここまで記者クラブ制というきつい談合のしばりある仲良し仲間の「ぬるま湯」につかっているとは思わなかった。

宅配新聞を取っている人も自分が金を払って買っているのは、実は与党と官の広報紙かもしれないと一度チエックした方がいいような気がした(笑)。

12月22日追記

 ◆記者が現場に行って取材するとき、自分の目で見て、当事者の声を聞きますよね。普段は聞けない小さな声を拾い集めることもあるだろうし、そうすれば記者も怒りや矛盾を覚えるでしょう。それを書く、伝えるという作業の主語は決して「私たち」などという複数形や組織の名称ではなく、「一人称単数」であるはずです。そこをもっと大事にしてほしいのですが、今のメディアは一人称の論理が組織の論理に押しつぶされていると感じます。

 ――つまり「私」や「個」が、しぼんでいるということですか。

◆日本ではそうですね。その背景として大きいのが、営利企業の最大のダイナミズムである市場原理だと思う。「この記事では部数が伸びない」「このネタなら視聴率が取れる」などの論理です。つまり需要と供給。市場原理だけになったら、芸能人の離婚とかお笑い芸人のスキャンダルとか、そんな報道ばかりになってしまう。

 部数や視聴率に貢献しなくても、需要が見込めなくても、供給しなければいけないときがある。それがジャーナリズムの論理です。その二つの論理のせめぎ合いが組織メディアの大切なダイナミズムだと思うのだけど、日本の場合はジャーナリズムの論理が組織の論理に吸収されている。ジャーナリズムとは個です。だから個が弱くなっている、との見方もできる。

引用元 映画「i-新聞記者ドキュメント-」 森達也監督に聞く 一人称の主語取り戻せ  こちら。

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