「岱風(たいふう)句抄」の全句を冊子の掲載順に並べ替えて保存しました。
最初の六句です。
春寒う 市立てる町の 人出哉
溝幾筋にして 桃李園 長閑
庭隅の残雪や 松の葉の こぼれ
街道埃 軽く吹き居り 木の実植ゆ
紙鳶糸のもつれる 夕雨落ちて
夕暮るゝ 丘にさえずり 移りせり
♪ 句抄の中に
蛙鳴くや 末の児が 夕餉をせまる
と言う句があります。この夕餉(ゆうげ-夕ご飯)を迫った末の児は、自分の父親のことなんだろうか、
それとも三男の父と10歳違いで産まれた四男の叔父のことだろうかとふと考えます。
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