阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

昭和33年発行 祖父の俳句集「岱風句抄」から 六句

2024年11月21日 | 「過去の非日乗&Shot日乗」リターンズ

「岱風(たいふう)句抄」の全句を冊子の掲載順に並べ替えて保存しました。

                  
  最初の六句です。

春寒う 市立てる町の  人出哉

溝幾筋にして  桃李園  長閑

庭隅の残雪や  松の葉の  こぼれ

街道埃  軽く吹き居り  木の実植ゆ

紙鳶糸のもつれる  夕雨落ちて

夕暮るゝ  丘にさえずり  移りせり

  ♪ 句抄の中に

蛙鳴くや  末の児が  夕餉をせまる

と言う句があります。この夕餉(ゆうげ-夕ご飯)を迫った末の児は、自分の父親のことなんだろうか、
それとも三男の父と10歳違いで産まれた四男の叔父のことだろうかとふと考えます。

   Click⇒岱風句抄

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