阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

民主党代表選の結果           2010年09月15日(水)「阿智胡地亭の非日乗」掲載

2023年01月13日 | 「過去の非日乗&Shot日乗」リターンズ
2010年09月15日(水)「阿智胡地亭の非日乗」掲載
 

 代表選で小沢さんが破れ、菅さんが代表になって日本のこれからがどうなるかは、今後の民主党のお働きにゆだねるしかありませんが、

小澤さんが負けてくれたお陰で田中真紀子議員や興石議員など品性を感じられない面々が、もう表舞台に出なくなるのはありがたい。

しかし、アメリカの軍・産複合体と、その傘下の日本の官・報(官僚と報道機関)複合体の幹部たちが、小澤をつぶして祝杯を上げていると思うと、

日本がアメリカからの真の独立と官僚支配からの脱却の、最大のチャンスを逃したような気もしてなかなか割り切れません。

 2時間、通しで見た公開討論会での二人の人間力は小沢さんの方が上だった。政策遂行・現実化の方策の提示も小沢さんの方が納得性、現実性があった。

しかし、小沢さんを取り巻く重臣、側近と言われるベテラン、中堅の方々が共通して醸し出す「小沢組の組員たち」というあの雰囲気はなんだろう。
 
 この人たちが小沢さんの手足になって、大隊長、中隊長、小隊長として前線で日本をリードして欲しくない・・と思った。

内田樹さんが神戸新聞の電話取材で話したように、

「小沢氏には、地方への権限委譲と資源の配分、対米強硬姿勢による外交面での期待感があった。

菅政権が、そうした施策をどの程度引き受けることが出来るか。うまく取り込めれば、政権の安定も図れるのではないか」

まこと菅さんにはこの言葉を真っ向から受けとめて欲しい。

 ちなみに金正日、小泉純一郎、小澤一郎はみな昭和17年(1942年)生まれです。そういう意味で、小沢さんが新たに立つタイミングとしては、

流れと言うか勢いというか、時代感覚というか、微妙なズレがあったのかも知れない。

 長年国政に携わり、影響力を持ってきた政治家としての矜持があるなら、小沢さんはこれから小沢個人と子分のためではなく、

この列島の住民のために引き続き知恵を出し、汗をかいてもらいたい。

そして官・報複合体の力を削いでもらいたい。

 また、官・報複合体は今回、「くにたみ」の情報操作が成功したと驕らないで欲しい。これまでの近現代史で世論に乗った国の動きの結果は全て最悪で、

この列島のくにたみを一回も幸せにしていない。
 
 そしてネットメディアのこれからのますますの普及で、官僚と大手マスコミの世論操作のピークは、平成22年の民主党の代表選だった、と後世言われるようになって欲しい。

 【政治家の生涯は、幸福な時期に不慮の形で幕を閉じない限り、最後は不幸な結末を迎える。政治とは、そして人生とは、そういうものである。

----エノック・パウエル(20世紀イギリスの政治家)

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