孤帆の遠影碧空に尽き

年に3回ほどアジアの国を中心に旅行、それが時間の流れに刻む印となっています。そんな私の思うこといろいろ。

”きょら島”奄美を去る

2009-01-11 22:04:07 | 身辺雑記・その他

(4年余り暮らした奄美を去る飛行機から眺める“きょら島”)

今日、職場の事情で、奄美のアパートを引き払い鹿児島・川内の自宅へ一旦もどりました。
明後日、新しい仕事場の宮崎・五ヶ瀬町(阿蘇も近い山奥の町です)に向かいます。

昨夜からの荷造りで疲れた体を飛行機のシートに沈め “きょら島(美しい島)“奄美を眼下に眺めました。
もちろん一緒に仕事をした人への思いはありますが、正直なところ、それ以上の特別な感慨はありませんでした。

別に島での暮らしに不満があった訳でもありません。
特に自分から希望してという訳でもありません。

ただ、人との付き合いが少ない私の場合、地縁・血縁の濃い島にあっては、結局、部外者・旅人の立場を超えることはなかったということでしょうか。
海外への旅行や、海外の話題を扱った毎日のブログに夢中になって、島への視線が深まることもなかったこともあるかも。

旧盆の日、墓参りに集まる大勢の島の人達、若い人、子供、年寄り・・・を見ていて、よそ者がうかがい知ることができない土着の世界があるのを感じたこともありました。

まあ、そうした世間・地域との希薄な関係は、今に始まったことではなく、これまでも同じです。
故郷の鹿児島、そして広島、東京、金沢、長野など移り住んできましたが、大体において、今回同様淡々としたものでした。
“故郷”というのも、確かに慣れ親しんだ気楽さはありますが、それ以上の特別なものでもありません。

ですから、島の地縁・血縁が・・・ということではなく、やはり私自身の生き方の問題です。
おそらく、これからもそんな日々を送るのでしょう。
とにかく、今日は少し疲れました。
自宅のこたつで横になり、ぼんやりとTVでも眺めていたい気分です。
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