孤帆の遠影碧空に尽き

年に3回ほどアジアの国を中心に旅行、それが時間の流れに刻む印となっています。そんな私の思うこといろいろ。

タイ  元旦の托鉢と来ないバス

2009-01-02 22:58:28 | 身辺雑記・その他


タイを旅行中です。
北部の古都スコータイ3日目。

【元旦の托鉢】
昨日元旦の朝、と言っても9時頃になっていましたが、街に出ると通りに大勢の人だかりがあって、車に乗ったお坊さんがその人達にお祓いみたいなことをしながら向かいの建物に入っていきます。
どうもその建物は僧院のようです。
その後も人だかりは残ったままで、何かを待っているよう。
私も何がやってくるのか待つことにしました。

しばらくするとお坊さん達の一団がやってきます。
托鉢帰りの一行のようです。
托鉢自体は仏教国タイでは珍しくありません。
チェンマイでも見たことがあります。(多分)
ミャンマーやラオスでもよくみかけます。

ただ、この時間、街中で、しかも熱狂的な人々の歓待ぶりからすると、通常の托鉢ではなく、元旦の特別行事のように思えました。
普通のお米などを差し上げる人もいますが、インスタントラーメンとか牛乳パックとかスナック菓子などをこぞってお坊さんが手にしている鉢に入れています。
坊さん達の列に軽トラック2台が伴走しており、鉢がいっぱいになると荷台の米袋みたいなものに引き取ります。

それにしても、インスタントラーメンとかお坊さんも食べるのでしょうか。
厳しい戒律がある上座部仏教ですが、男性は一度は仏門に入るというように、ある意味では俗世間と緊密なつながりがあるとも言えますので、案外食べるのかも・・・。

托鉢の列は長いので、先頭の坊さん達はいろんな物をもらいますが、後ろの坊さんがやってくる頃には、沿道の人達もあげつくして、お米をもらうぐらい・・・といった感もあります。
でも、もらったものは全員で分けますので、別に問題はありません。
もらった者勝ちの俗世間とは違います。

【TIT】
今日も遺跡めぐりで、スコータイから50kmほど離れたシー・サッチャナーライ遺跡に行ってきました。 
バスで遺跡近くまで行き、レンタサイクルを借りて遺跡をまわります。
遺跡はなかなかのものでしたが、その写真などは別の旅行ブログに帰国後アップします。
見物を終えて、スコターイへもどる最終バスを待ちます。
4時ということなので、3時半過ぎぐらいにはバスが止まるところ(バス停の標識なんてしゃれたものはありません)にもどってきたのですが、4時を過ぎても一向にバスは来ません。

もう二人の外国人観光客(一人は日本人)とともに待ちますが、待てどくらせど・・・。
“今日はキャンセルになったのかも。でも、どうやって帰ろうか・・・。タクシーなんてないし・・・。地元の人の車をチャーターとかできるだろうか・・・”など思い悩みながら待ちます。

向かいのレンタサイクル屋のおやじに一人が尋ねたところ、「5時に来る」と言っているとのこと。
(そのおやじも当初は「4時」と言っていたのですが・・・)
はたして、5時を5分ほど過ぎた頃バスが来ました。
タイ語はわかりませんので、どういう事情かは結局わかりませんでしたが、とにかくスコータイへもどれることになったので“やれやれ”といったところでした。

もちろん、日本でも正月休みスケジュールはありますが、スコータイのバスターミナルの職員も、レンタサイクル屋のおやじも「帰りは4時だから遅れるなよ」なんて言っていたのですが。
なんだか適当に予定が変更になり、その情報が周知されない・・・というあたり、“This is Thailand”(TIT)といったところでしょうか。

でも、政情が混乱してまた空港閉鎖なってことになったら、バスの1時間遅れなんてどうでもいいことです。


コメント
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