安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ハンプトン・ホーズ「Here and Now」、上田市中央「香吃大食堂」で油淋鶏セットのランチ。

2024-12-04 19:30:00 | ピアノ・トリオ

ランチに香吃大食堂(上田市中央2丁目)を訪れました。今回、早めに行けたので、油淋鶏(ユーリンチー)セットを注文。ジューシーな鶏肉に甘酸っぱいタレがたまりませんでした。揚げ揚げのアルバムを。

HAMPTON HAWES (ハンプトン・ホーズ)
HERE AND NOW (Contemporary 1965年録音)

   

ハンプトン・ホーズ(p, 1928~77年)は、学生時代に「The Trio Vol.1~3」を聴いて、豊かなブルースフィーリングが感じられ、両手の運びでダイナミックにスイングしていて、大好きになったピアニストです。本作「Here and Now」については、評判にもならなかったので、聴いたのはずっと後になってからです。

メンバーは、ハンプトン・ホーズ(p)、チャック・イスラエル(b)、ドナルド・ベイリー(ds)。ビル・エヴァンス・トリオのベーシスト、チャック・イスラエル(1961~66年に在籍)が参加しているのが注目されます。

(英文表記)Hampton Hawes(p)、Chuck Israels(b)、Donald Bailey(ds)。

曲目は次のとおり。

1  Fly Me to the Moon (Bart Howard)
2  What Kind of Fool Am I? (Leslie Bricusse,  Anthony Newley)
3  The Girl from Ipanema (Antonio Carlos Jobin,  Vinicius de Moraes)
4  Rhonda (Hampton Hawes)
5  Dear Heart (Ray Evans, Jay Livingston,  Henry Mancini)
6  People (Bob Merrill,  Jule Styne)
7  Chim Chim Cheree (Richard M. Sherman,  Robert B. Sherman)
8  Days of Wine and Roses (Henry Mancini,  Johnny Mercer)
ハンプトン・ホーズ作「Rhonda」以外は、よく知られたスタンダード曲です。

ハンプトン・ホーズ(p)は、1958年にヘロイン所持で逮捕され、刑務所で5年間を過ごしています。その間に、ジャズはモーダルな方向に進んでいて、ホーズもその方向に挑戦しています。「Fly Me to the Moon」から、左手の和音の響きがモーダルで、シダー・ウォルトンを連想させますし、リズムの多彩さや右手のフレーズには、ビル・エヴァンスの影響もみてとれます。スイングしている「The Girl from Ipanema」や「People」、スリリングな「Days of Wine and Roses」など、意外と面白く、チャック・イスラエル(b)のプレイが聴けるのも嬉しい。

   

レコードのラベル。オリジナル盤(多分)で聴いています。

(参考)本作から「Fly Me to the Moon」が聴けます。

Fly Me To The Moon   

(安曇野市宅で聴いているところ)

飾ってあるレコードは、いずれもハンプトン・ホーズのリーダー作で、コンテンポラリーレーベルからリリースされたもの。左から、「The Trio Vol.2」(再発輸入盤 1955年録音)、本作「Here and Now」(1965年録音)、スコット・ラファロ(b)が参加している「For Real」(オリジナル盤 1958年録音)。

 

香吃大食堂(シャンチーダイショクドウ)】
 
 
 
外観
 
 
二階に通されました。
 
 
ランチセットのメニュー。
 
 
今週のランチもあります。
 
 
油淋鶏セット。
 
 
見るからに美味しそうで、ボリュームもあります。
 
 
刻んだネギがたっぷり。
 
 
 
タレが下の方に出てきています。 
 
 
ごはん。ごはん、スープ、サラダはお代わりできます。
 
 
スープ。中華だと、ラーメンのスープを出すところが多いですが、こちらのお店は、それとは異なるものを出しています。澄んでいて、味がまろやかなスープです。
 
 
 
サラダ
 
 
お茶とデザートの「豆花」。
 
 
豆花(トウファ)は、さっぱりしていました。蜜もかかっていて、美味しい。