携帯電話をようやく買い換えました。今までのものは画面が小さく、ワンセグも見られなかったので、ドコモポイントが20,000以上たまったのを機に、ポイントを使いバーゲン品を購入しました。仕事でも使うので携帯電話は必需品ですが、値段が高いので更新するのを躊躇していました。新品は作動が早く、画面も大きいので具合がよく、こういうデジタル機器は本当に日進月歩です。新作を提供してきたミュージシャンです。
JIMMY HEATH (ジミー・ヒース)
ON THE TRAIL (RIVERSIDE 1964年録音)
僕ははじめてジミー・ヒース(ts)のレコードを聴いたときに、ややメタリックな音の響きにジョン・コルトレーンからの影響がうかがわれましたが、一方、フレーズの方は比較的オーソドックスで、新しいところもありながら中庸をいくという取り合わせが聴いていてバランスがよく、気になるミュージシャンの一人となりました。
ジミーは、たくさんの作品を書いていて、中には新主流派の作品かと勘違いするような新鮮な曲があります。そういう曲も含んだこのアルバムは、彼の多様な面が出ています。メンバーは、ジミー・ヒース(ts)、ケニー・バレル(g)、ウィントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、アル・ヒース(ds)。リバーサイドレーベルではおなじみのメンバーです。
曲目は、ファーデ・グローフェの「On The Trail」、ジミー・ヒース作の3曲「Cloak and Dagger」、「Gingerbread Boy」、「Project S」、サラ・ヴォーンが歌った「Vanity」、スタンダード「All The Things You Are」と「I Should Care」の7曲。「On The Trail」は、グランド・キャニオン組曲の中の1曲で、普通は管弦楽ですが、のんびりした雰囲気がよく出ているこのジャズ・ヴァージョンも忘れられません。
全体にはハード・バップの作品といってよいのでしょうが、ことに「Gingerbread Boy」のスムーズに上下動するテーマには斬新さが感じられます。この曲はマイルス・デイビスが取り上げたので、有名曲になりました。「Project S」も、堂々たるハードな吹奏をしています。2曲のバラード「Vanity」と「I Should Care」では、ところどころにメタリックなサウンドを入れながら、原曲のメロディを生かして優しげに吹いています。ケニー・バレルは、「On The Trail」のバッキングにみるようにもう一つのホーンの役割を果たしているかのようです。
ホームページのジャズにジミー・ヒース(Jimmy Heath テナー・サックス)掲載しました。時間があればご覧ください。モダンジャズやヴォーカルを聴こう ジミー・ヒース
【I WALKED WITH GIANTS ジミー・ヒース自伝】
ジミー・ヒースの自伝です。ぼつぼつと読んでいて、まだ途中です。読み終わったらホームページの読書に感想を載せるつもりです。ジミーは所謂ミュージシャンズ・ミュージシャンで、音楽家から尊敬、重きを受けることが多いように思います。