高森中学校(長野県下伊那郡高森町)の新校舎が落成したので、昨日行われたお祝いの式典に参加してきました。校舎の中を見せてもらいましたが、廊下は広々としているし、武道場や音楽室なども立派で、町がたいへん力を入れたことがわかりました。内装には地場産のヒノキや杉を用いるなど、木のぬくもりも感じられます。この環境だと、勉強もはかどるに違いありません。リラックスした温もりのあるテナーを。
DEXTER GORDON (デクスター・ゴードン)
GETTIN' AROUND (BLUE NOTE 1965年録音)
ボーナス・トラックに惹かれてCDを買うことは滅多にありませんが、先日、名古屋パルコ内にあるタワーレコードで、デクスター・ゴードン(ts)の「Gettin' Around」にそれが2曲入っているのを見つけたので、即購入しました。輸入盤で690円と安かったこともありますが、デックスとボビハチの組み合わせは頗る魅力的です。
有名アルバムなのでいまさらですが、メンバーは、デクスター・ゴードン(ts)、ボビー・ハッチャーソン(vib)、バリー・ハリス(p)、ボブ・クランショー(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)。曲は、スタンダードの「Manha De Carnaval」(カーニヴァルの朝)、「Who Can I Turn To」、「Heartaches」、「Everybody's Somebody's Fool」、フランク・フォスター作「Shiny Stockings」、デクスター・ゴードン作「Le Coiffeur」、ボーナス・トラックが2曲で、Onzy Matthawsという人の書いた「Very Sakly Yours」とベン・タッカー作「Flick of a Trick」の全7曲。
ボーナスの2曲がオリジナルLPに収録されなかったのは、録音時間が長くて、LPフォームに入りきらなかったためのようです。「Flick of a Trick」は、ハリス(p)のトレモロからアフター・アワーズ的な雰囲気が濃厚で、ゴードン(ts)のスムーズなソロに加え、ハッチャーソン(vib)が硬質な音色で伝統的なフレーズを用いた黒っぽいソロをとります。この1曲で、買ってよかったCDになりました。
全体は、スローからミディアム・テンポくらいで、落ち着いた印象です。ゴードン(ts)とハッチャーソン(vib)がテーマをユニゾンでプレイするなどちょっと音色も新鮮。「Manha De Carnaval」では、ゴードンがマイペースで吹いていて、ボサノヴァという感じがあまりしないのがかえって面白く、「Who Can I Turn To」は、バラードで、ゴードンの優しげな吹奏にハッチャーソンのつけるオブリガートが美しく響きます。「Shiny Stockings」は、ハリス(p)がテーマ部で入れる合いの手などに、カウント・ベイシーを思い起こさせる楽しい演奏になっています。
【高森中学校】
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