僕の珈琲好きを知っている東京に住む親戚から、コーヒーの粉と豆をいただきました。粉の方は、新宿ヤマモトコーヒー店の詰め合わせギフトです。今日はこの中からブルーマウンテンをいれてみました。ちょっと薄くなってしまいましたが美味でした。そして、もう一つは業務用の豆です。実はミルを持っていないので、どこかで挽いてもらうか、それとも手回しのミルを買おうかと思案中です。安くて使いやすいものはないでしょうか。上質なドラムス作品。
LEWIS NASH (ルイス・ナッシュ)
IT DON'T MEAN A THING (M&I 2003年録音)
ルイス・ナッシュ(ds)は、あちこちのセッションに引っ張りだこで録音は多いのですが、リーダー作は少なく、本作は2作目に当たります。1958年生まれで、1980年代にベティ・カーター(vo)の伴奏を務めた後、90年代にはトミー・フラナガン・トリオの一員として活動し、その後は自己のグループを率いています。今年は、富士通コンコードジャズフェスで来日します。
ルイス・ナッシュ(ds)、スティーブ・ネルソン(vib)、ピーター・ワシントン(b)、ジェブ・パットン(p)というメンバー。ほとんどがヴァイブの入ったトリオの演奏で、パットン(p)が加わりカルテットとなるのは3曲だけです。ナッシュは、リーダー作であるこの作品ではところどころでソロもとっています。けれども、決してうるさくありません。ネルソン(vib)のプレイにも興味が集まります。
曲は、ジャズオリジナルも含めスタンダードがほとんどです。「It Don't Mean A Thing」(スイングしなけりゃ意味ないね)、「Caravan」、「Sophisticated Lady」、「Tico Tico」(ティコ・ティコ)、「Body and Soul」(身も心も)、「Close Your Eyes」、「How Insensitive」、「We'll Be Together Again」、そしてホレス・シルヴァー作「Strollin」とナッシュ自作の「Skeeter Blues」で10曲。「Tico Tico」はほとんどジャズではやらないので、目にした時にはびっくりしました。
タイトルどおり、よくスイングしており、ナッシュ(ds)のソロ・プレイはメロディアスです。「Caravan」や「Tico Tico」では、3人がドライブし、ワシントン(b)の引き締った音によるランニングベースも目立ちます。ミディアムテンポの「Close Your Eyes」におけるネルソン(vib)のプレイは小気味よく、和音の響きも面白い。カルテットでやったものでは、「We'll Be Together Again」が美しいバラードになっていました。
【テーブルの上の珈琲】