安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ヘレン・メリル LIVE AT NEW LATIN QUARTER

2013-06-16 22:07:28 | ヴォーカル(E~K)

平日の昼食は、すぐ近くの食堂で定食を食べることが多いのですが、久しぶりに足を少し伸ばしてお蕎麦屋さんに行ってきました。飯田市内にも蕎麦屋は多いのですが、「かざこし」は、戸隠(長野市)で修業をされたご主人がやっていて、信州の南では珍しい戸隠そばのお店です。蕎麦はもちろん、天丼も美味しく、たまには寄ってみたいお店になりました。日本に住んでいたことのある女性歌手。

HELEN MERRILL (ヘレン・メリル)
LIVE AT NEW LATIN QUARTER (マースミュージック 1963年録音)

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ヘレン・メリル(vo)が、日本でショーに出演したライブ録音が残っているとは驚きました。出演した、「New Latin Quarter」は、昭和の時代に繁栄した高級ナイトクラブで、他にもナット・キング・コールやルイ・アームストロングの録音が今回発売されました。ヘレン・メリルのアルバムは、相当数持っていますが、実況録音は珍しいので、とりあえずゲットしたものです。

伴奏として来日したのは、ジョルジュ・グルンツ(p)だけで、曲により海老原啓一郎とロブスターズが加わります。田中功さん(元ニューラテンクォーター企画室)がライナーノートに書いた「ヘレン・メリルの思い出」の中で、”できればピアノトリオが必須とはいえ、諸経費を考えると無理だったのかなあ。ピアノも調律不足だったかもしれない”と記しています。そのとおりで、ヘレンの声が素晴らしいだけに、伴奏、編曲が今一つなのが残念なところです。経費面、ライブといった諸条件からすれば仕方ないかもしれませんが。

曲目はスタンダードで、歌われた順に記します。1回目のステージでは、「Just One of Those Things」、「Lover Man」、「Witchcraft」、「It Never Entered My Mind」、「I've Got You Under My Skin」、「All of Me」、「You Do Something To Me」。2回目のステージでは、「You'd Be So Nice To Come Home To」、「Little Girl Blue」、「I've Got You Under My Skin」、「All of Me」、「Night and Day」、「Yersterdays」、「Just One of Those Things」。7曲+7曲で全14曲が歌われました。

E.H.エリックが司会を務めていて、ヘレン・メリル(vo)の紹介からショーの雰囲気が漂っています。彼女の声が瑞々しくて、よく伸びていて、スタジオ録音のイメージとちょっと異なります。こういうヘレンが聴けるとは思っていなかっただけに、意外といい買い物になりました。テンポの早めの曲がよく、「Just One Of Those Things」、「You'd Be So Nice To Come Home To」、「Witchcraft」あたり、バラードでは、ハスキーな声の魅力全開の「It Never Entered My Mind」が印象に残りました。

【そば処 かざこし】

住所:〒395-0031 長野県飯田市銀座3丁目7番地 銀座堀端ビル1F
営業:11:00~15:00 夜は予約営業、三名様から。3日前までの予約が必要。
電話:0265-48-5511

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