信州(長野県)では、雛祭りは月遅れの4月3日に行っているところが多いようです。僕の生まれた安曇野市では、当然そうなのですが、岐阜県や愛知県に近い飯田・下伊那地域でも同じです。立ち寄った根羽村のネバーランド(宿泊施設、売店、食堂、蕎麦打ち体験施設等があります。)では、お雛様が飾ってあり、つるしてあるお雛様がたくさんあって壮観なので、写真に撮ってきました。雛祭りにちなみ、女性歌手。
EMILIE-CLAIRE BARLOW (エミリー・クレア・バーロー)
LIKE A LOVER (Empress 2005年録音)
比較的新しい歌手の中で、気に入っている女性歌手が何人かいますが、エミリー・クレア・バーローはその一人です。カナダ出身で、ピアノや編曲もやりますが、このアルバムでは、プロデュースも彼女が行っていて、かなり自由に作ったのではないかと想像しています。聴いていて、すぐに気づいたのは、かなり伸び伸びと歌っているなということでした。
メンバーは、エミリー・クレア・バーロー(vo, p, 編曲)、Rob Pitch(g)、Mark Rogers(b)、Mark Kelso(ds)、Guido Basso(flugelhorn)、Kelly Jeferson(ts)他。ピアノとクレジットされていても、それほどピアノは使っていません。ギターやベースだけによる伴奏、ギター・トリオに管楽器が加わった伴奏が主で、シンプルです。Rob Pitch(g)は、ムードの設定がよくて、ソロも随所でとっています。
曲は、スタンダードがほとんどです。「Like A Lover」、「On The Sunny Side of The Street」(明るい表通りで)、「Someone To Watch Over Me」(優しき伴侶を)、「A Time For Love」、「So Danco Samba」(ソー・ダンス・サンバ)、「The Things We Did Last Summer」、「Just About Everything I Need」、「Retrato Em Branco E Preto」、「Our Love is Here to Stay」(わが恋はここに)、「Blame It On My Youth」、「Like A Lover」の全11曲。
爽やかな声で、スキャットを含めて自在に歌っていますが、ジャジーさがかなりあるので、ジャズ(器楽)ファンにもアピールしそうです。キュート気味の声が映える「Like A Lover」、早いテンポで軽快にスイングし、テナーソロも入る「Just About Everything I Need」、ギターだけの伴奏で、しっとりと丁寧に歌っている「Blame It On My Youth」や2曲のボサノヴァがよかった。「On The Sunny Side of The Street」は、スキャットを多用していますが、ちょっと力が入り過ぎている気がします。
【雛の吊し飾り(根羽村ネバーランド)】
問合せ先:ネバーランド株式会社
住所 395-0701 長野県下伊那郡根羽村4918-1
電話 0265-49-2880
女児の健やかな成長を願い飾られる「雛の吊し飾り」を、二千体飾ってあります。その下をくぐると、厄をはらって、幸せがくると言われています。