北陸新幹線長野・金沢間が、いよいよ今年2015年3月14日に開業します。それに先だち行われた、長野・金沢間の試乗会に行ってきました。東京駅から長野駅までの北陸新幹線(長野新幹線)は、長野冬季オリンピックにあわせて、1997年10月1日に開業しています。今回は、金沢までの延伸で、東京・金沢間は、最速2時間28分で結ばれ、北陸地方との交流の活発化が期待されます。
試乗列車は、午前10時に長野駅を出発し、10時11分に飯山駅に到着しました。飯山駅は、長野県の最も北の駅になり、野沢温泉や斑尾高原などの観光地へのアクセスポイントになります。同乗していった、スキーが好きで、今年もあちこちで滑っている知人の話によると、スノボーも含めてスキー場に人が戻りつつあるとのことです。
飯山駅近くからの光景。
上越妙高駅、糸魚川駅を通過して、いよいよ海沿いに走る区間に入りました。トンネルが多いので、いつも見えるわけではありませんが、海の景色は心惹かれるものがあります。反対側の窓では、北アルプスが望めるはずです。平野部を走るので、車両はスピードを上げて、黒部宇奈月温泉駅を通り過ぎていきます。
車窓からの撮影のため、ボケていますが、日本海の雰囲気だけでも。
富山駅には、10時58分くらいで、ここまで、長野駅から1時間かかっていません。富山湾のほたるイカを獲りに来たいものだと、知人と話をしました。富山平野では、特徴的な屋敷林に囲まれた家を見ることができました。富山金沢間は、家屋が連なっている沿線が続くなど、人口が集中している様がみてとれました。
屋敷林に囲まれた家が続きます。
富山金沢間は、沿線に家屋が続いています。
金沢駅には、11時18分に到着。長野駅から1時間18分です。E7系の列車は、揺れが少なく、足元も広くてたいへん快適でした。試乗会なので、ホームから外に出られませんが、隙間から覗いて見回すと、金沢駅は新しくなって、昔の駅と随分と変わっているようです。金沢には、学生時代からの友人が住んでいることもあり、開業後に訪れるつもりです。
それぞれ記念撮影などをしています。
金沢駅の乗り換え表記。七尾線やIRいしかわ鉄道とあり、北陸にきたということが実感できます。
地域の特色が駅に取り入れられています。ホーム柱の金箔貼り化粧パネルです。
復路は、12時金沢駅発、13時18分長野駅着でした。今年の4月5日(日)から5月31日(日)まで、長野市の善光寺では御開帳が行われます。東京圏や名古屋圏などはもちろん、北陸地域からも大勢の方に訪れていただくことを期待しながら長野駅に降り立ちました。
E7系の車内です。AC電源が各座席でとれるようになっていて、パソコンや携帯電話の充電もできます。
車両のエンブレムなど。
先頭車両のデザインがなかなかよいです。