相変わらず飲会が多いのですが、最近のマイ・ブームは、ウイスキーを炭酸で割ったハイボールです。白州で作ったハイボールが美味しかったので、先日、サントリーの白州蒸留所の見学にいってみました。安曇野市から1時間くらいで北杜市白州に着くので、ドライブにもちょうどいい距離でした。
駐車場には、たくさんの車が停まっていて、人気があるようでした。ガイドツァーの集合場所はウイスキー博物館でしたが、この回だけで20人以上が参加していました。
見学順にそって、ガイドさんの説明が行われ、また、液晶モニターの映像により槽の内部の様子を見ることができます。まず、最初の工程では、原料の水と大麦を仕込み槽に入れて撹拌していきます。そうすると、でんぷんが糖に分解されるので、それをろ過して澄んだ麦汁にしていきます。
ろ過した麦汁を木桶発酵槽に入れて、酵母を加えて発酵させます。3日間ここで発酵させるそうですが、この工程を経てできるのが「もろみ」と呼ぶ、発酵液です。
次は蒸留の工程です。蒸留釜で、もろみを2回蒸留して、アルコール度の高い「ニューポット」(無色透明なモルトウイスキー)にしていきます。大きさや形状の異なる蒸留釜があって、使い分けて、多彩な味わいの原酒を生み出しているそうです。
ここで、バスに1分ほど乗って場所を移動します。樽熟成の工程です。建物内は、アルコールのにおいがして、それだけでいくらか酔ったような気分になります。子供さんがどうかと思ったのですが、全員なんともなく、楽しそうに見て回っていました。
この後、ブレンドの工程があって、完成になります。再度、バスに乗り、お待ちかねの試飲会場へ。広くてびっくりしました。僕は、車を運転するので、この場所で採水をしている、サントリー天然水を飲んでいました。
ナッツとチョコレートのおつまみ付きの試飲を楽しんだ後は、ファクトリーショップを紹介されます。購入は任意ですが、皆さんいろいろと買っていました。僕も、ついつい気分で、ウイスキー白州とグラスのセットを購入しました。
ウイスキーは、ビールの工程とはじめの方は、同じだそうですが、蒸留し、長く熟成させることによって、糖質0とプリン体がほぼ0になるそうです。尿酸値が高い僕にとっては、これはありがたく、ビールが好きなのですが、ウイスキーを大いに取り入れることにします。この点がよくわかったのが、今回の工場見学の最大の成果でした。
帰りに、駐車場から八ヶ岳方面を撮ってみました。敷地内にはバード・サンクチュアリもあって、自然が豊かですが、この景観も素晴らしく、立地の良さは特筆ものです。このあと、旧甲州街道の台ヶ原宿に向かいました。