今年の梅雨は本格的で、雨がよく降ります。週末に晴れることがないので、山や高原はあおずけになっています。予定が空いたので、前から訪れてみたかった、平成26年6月に世界遺産に登録された富岡製糸場に行ってきました。見学客が大勢いて、びっくりしました。
入口付近にある標柱
左手に入場券の販売所があります。
東繭倉庫。明治5年建築。木で骨組を作り、柱の間にレンガを積み上げて壁を作っています。
女工館。明治6年建築。器械による糸取の技術を教えるために雇われたフランス人女性教師の住居として建設されたもの。外観がモダンです。
左側が繰糸場の建物。明治5年建築。
繰糸場内部。繭から生糸を取る作業が行われていた工場。トラス構造で、真ん中に柱がありません。
現在は、昭和40年年代以降に設置された自動糸繰機が保存されています。
寄宿舎。
片倉診療所。薬代などは無料で診療に当たっていました。福利厚生の一環ですが、随分と進んでいたと思います。
ぐるっと内部を回って、東繭倉庫にもどってきました。
紫陽花がきれいに咲いていました。
原料の繭が手に入り易いこと、水が豊富なこと、燃料の石炭が近くでとれること、広い土地が確保できるなどの条件が整って、この地に官営の製糸場ができたとこのとです。明治5年の操業から昭和62年の操業停止まで、115年にわたり生糸の生産を行った工場です。工場内部の見学に加えて、日本の製糸業の歴史なども学べるような展示もあります。
【富岡製糸場】
住所:群馬県富岡市富岡1-1
電話:0274-64-0005
ホームページ:tomioka-silk