安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジョージ・コールマン AMSTERDAM AFTER DARK

2015-07-12 09:47:37 | テナー・サックス

中華料理も結構好きで長野市内のお店にたまに寄ることがありますが、このごろランチなどに行っているのが、長野市南石堂町に数年前に開店した「信華」というお店です。料理の種類が豊富で、あっさりとした味付けで、刺激的過ぎない僕向きの料理を出してくれます。音楽の方は、少しだけ刺激的で。 

GEORGE COLEMAN (ジョージ・コールマン)
AMSTERDAM AFTER DARK (TIMELESS 1978年録音)

   

オランダのTIMELESSレコードの諸作が国内廉価盤CDとして、最近再発されたので、数枚購入しました。これは、そのうちの一枚で、聴いたことはあったのですが、前々からほしかったものです。ジョージ・コールマン(ts)は、マイルス・デイヴィス・グループにおける録音もあって知名度はありますが、広く聴かれていないのではないでしょうか。今回の再発は、彼を聴いてみるのにいい機会です。

メンバーは、ジョージ・コールマン(ts)、ヒルトン・ルイス(p)、サム・ジョーンズ(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)。コールマンは、当時シダー・ウォルトンが結成したイースタン・リベリオンの一員であり、ジョーンズ(b)とヒギンズ(ds)もそのメンバーです。ヒルトン・ルイスは、音数が多い力強い演奏をしています。

曲目は、コールマンの自作が4曲で、「Amsterdam After Dark」、「Lo-Joe」、「Apache Dance」、「Blondie's Waltz」、ヒルトン・ルイス作「New Arrival」、スタンダードの「Autumn in New York」(ニューヨークの秋)の全6曲。「Amsterdam After Dark」は、メロディの終わりの方が、ピンキーとキラ—ズの1968年のヒット曲「恋の季節」の一節「~こいのきせつなのー」と聴こえて仕方ありません。個人的に、そんなこともあって、忘れられない曲です。

フラジオや同一フレーズの小刻みな反復などアグレッシヴな面もありますが、ハードバップ~新主流派といったプレイで、意外とソウルフルです。ヨーロッパの夕暮れがイメージできそうな曲想の「Amsterdam After Dark」は、ソロも聴きごたえがあります。「Autumn in New York」も、コールマン(ts)のプレイに加え、ルイス(p)の盛り上げ方もよく印象に残ります。テンポの早い「Apache Dance」では、コールマン(ts)とルイス(p)のスイングした速いフレーズが気持ちよく、ヒギンズ(ds)のソロも入ります。

【信華】

住所:長野県長野市南石堂町1248-12
営業: ランチ  11:30~14:30 (L.O.14:00)、ディナー 17:30~21:30 (L.O.21:00)
定休日:土、日曜日・祝日 
お店のホームページ  信華 

   

   

   

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