東急ホテルズのPR誌「COMFORTS OFF TIME」の最新2018年2・3月号の特集は、「冬の札幌 あったかさを求めて」というものでした。「炉ばた焼 ウタリ」、「成吉思汗だるま 本店」、「スープカレーGARAKU」といった飲食店とともに、アクティブ派には「札幌芸術の森」やアイヌ文化にふれる「サッポロピㇼカコタン」という施設も紹介されていました。見ていると札幌旅行にまた行きたくなりましたが、札幌東急REIホテル、札幌エクセルホテル東急ともに取れないときがあり、札幌は人気があります。日本ツァーで気に入り、作曲された「OSAKA」(大阪)という曲が収録されているアルバム。
JOHN HICKS (ジョン・ヒックス)
LUMINOUS (EVIDENCE 1988年録音)
ジョン・ヒックスのアルバムとしましたが、正確には、ヒックスとエリーゼ・ウッド(フルート)の双頭アルバムで、むしろウッドのフルートに焦点が当てられていますが、録音がよいせいかヒックスのピアノの粒だったトーンが印象的で、どうしてもそちらに耳がいきます。全体には佳作という感じですが、ジョン・ヒックスのファンである僕には嬉しいアルバムです。
メンバーは、ジョン・ヒックス(P)、エリーゼ・ウッド(fl)、ウォルター・ブッカー(b)、ジミー・コブ(ds)、アルヴィン・クィーン(ds)。クインテット編成の3曲でクリフォード・ジョーダン(ts)が加わっています。フルートとピアノのデュオ、トリオ、カルテット、クインテットと曲により編成を変えています。
曲は、エリーゼ・ウッド作「Luminous」、「Expectation」と「Osaka」、ジョン・ヒックス作「Yemenja」と「Motivation」、シダー・ウォルトン作「Ojos de Rojo」、ビル・エヴァンス作「Blue in Green」、ビリー・ストレイホーン作「Chelsea Bridge」と「Upper Manhattan Medical Group」、スタンダードの「Once in A While」と「I'm Getting Sentimental Over You」で、全11曲。ジャズオリジナルも有名なものが多く、親しみやすい。
クインテット編成による「Luminous」、「Yemenja」と「Osaka」がハイライトで、クリフォード・ジョーダン(ts)が、ブルージーでスピリチュアルなムード溢れるソロをとり、ヒックス(p)もシングルトーンで流麗なソロをとっていて気に入りました。3曲だけですが、ジョーダンの参加によってアルバムがかなり魅力的なものになっています。エリーゼ・ウッド(fl)は、ピアノとのデュオで演じられるバラード「Blue in Green」や「Upper Manhattan Medical Group」で幻想的で夢見るようなサウンドを聴かせ、シダー・ウォルトンの名曲「Ojos De Rojo」における爽やかなフルートの演奏はなかなかの聴きものです。
【東急ホテルズのPR誌「COMFORTS OFF TIME」2018年2・3月号】
表紙
「炉ばた端き ウタリ」の紹介。
「成吉思汗だるま」など
札幌芸術の森などの紹介
お土産 北菓楼札幌本館など。
裏表紙は、真矢みきさん。インタビューも載っています。