安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

レオ・ライト BLUES SHOUT

2018-02-14 20:33:42 | アルト・サックス

2月11日(日)に甲府市に山中千尋(p)のライブを聴きに行った際、岡島デパートで北海道物産展が開催されているのに遭遇しました。会場では物販の他に、札幌狸小路に店を構える「赤星ラーメン」が出店し、ラーメンを提供していました。札幌では入ったことがないので、食券を購入し塩ラーメンを食べてみたところ、スープは濃厚な味で、麺が美味しかった。札幌ではワンコインで食べれるので人気があるお店です。中身が濃いアルバムを。

LEO WRIGHT (レオ・ライト)
BLUES SHOUT (ATLANTIC 1960年録音)

   

レオ・ライト(as,fl 1933年~91年)は、1959年から62年まで、ディジー・ガレスピー楽団の一員となっていて、ガレスピーのコンボのメンバーとしても、ヴァーヴレーベルに録音があります。これはライトのデビュー作ですが、続いて62年に「Suddenly The Blues」(Atlantic)を録音し、そのあとヨーロッパに渡ってしまい、アメリカでの活動が断片的になってしまったのは残念です。

2つのセッションを収録してあり、後半の4曲は、6月25日の収録で、レオ・ライト(as)、リチャード・ウィリアムス(tp)、ジュニア・マンス(p)、アート・デイヴィス(b)、チャーリー・パーシップ(ds)。前半の4曲は、8月29日収録で、レオ・ライトはフルートを吹き、リチャード・ウィリアムスがハリー・ルーコフスキー(vn)に代わっています。編曲は、ジジ・グライスとライトが行っています。ヴァイオリンが出てくるのでびっくりしますが、フルートとヴァイオリンのアンサンブルは悪くありませんし、

曲は、レオ・ライト作「Sigi」、マット・デニス作「Angel Eyes」、ジョセフ・コスマ作「Autumn Leaves」(枯葉)、ヴィクター・ハーバート作「Indian Summer」の4曲が前半で、ライトはフルートを吹いています。後半の4曲は、ジジ・クライス作「Blues Shout」、ディジー・ガレスピー作「Night in Tunisia」(チュニジアの夜)、ラス・フリーマン作「The Wind」、レオ・ライト作「Two Moods」です。前半は歌物といった感じで、後半はバップ色が強くなっています。

レオ・ライトがフルートを吹く前半は室内楽的で、アルトサックスの後半はハードバップ色が出た演奏です。ライトの自作「Sigi」は、テーマからしてソウルフルな感じを受け、「Blues Shout」はタイトルどおりブルージーで、レオ・ライトはキャノンボール・アダレイに通じる資質がうかがえます。一方、「Indian Summer」や「The Wind」では知的でクールなプレイを行っていて、幅の広いところも見受けられます。ジュニア・マンス(p)がご機嫌なイントロを付け、ライト(as)がグルーヴィーなプレイをしているブローイングセッション風な「Blues Shout」やリチャード・ウィリアムス(tp)も力強く吹いている「Night in Tunisia」が、醍醐味があります。

【甲府岡島百貨店で食べた「らーめんサッポロ赤星」の塩ラーメン】

甲府市の岡島百貨店

7階の北海道物産展会場入り口

チョコレートなど、ちょうどバレンタインシーズンということもあって売れているようでした。ビールの「サッポロクラシック」を買おうとしたのですが、既に予定数量に達して売り切れでした。

開場に設けられた臨時の食堂

鶏白湯塩ラーメンにしました。味噌などもありました。

麺が美味しい。

アップ

【らーめんサッポロ赤星】

住所:北海道札幌市中央区南3条西7丁目1
電話:011-272-2065
ホームページ:らーめんサッポロ赤星(食べログのページです。)