安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

片倉真由子「PLAYS STANDARDS」「PLAYS COLTRANE」と池田町のワイナリー「ドメーヌヒロキ」の話題

2020-12-06 19:33:13 | ピアノ・トリオ

池田町に初のワイナリー「ドメーヌヒロキ」(Domaine HIROKI)がこの7月にオープンしたので、ワインを買い求めてきました。5haの圃場でぶどう栽培を行っていて、今年収穫分から自家醸造を行うそうです。購入したのは委託生産のものですが、今後が楽しみです。今年録音の最新作を。

MAYUKO KATAKURA (片倉真由子)
PLAYS STANDARDS (DAYS OF DELIGHT 2020年録音)
PLAYS COLTRANE (DAYS OF DELIGHT 2020年録音)

   

   

活躍の目立つピアニスト、片倉真由子さんの新作が2作出たので購入しました。何度かライブを聴いていて、アルバムも持っていますが、今回のものは、スタンダード曲とジョン・コルトレーンの曲にそれぞれ焦点を当てたもので、有名曲をどう演奏しているか興味を惹かれます。

メンバーは、二作とも同じで、片倉真由子(p)、粟谷巧(b)、田中典崇(ds)。粟谷巧さんについては、札幌のジャズクラブ「SLOWBOAT」で、山田敏昭(p)トリオの一員として演奏しているのを聴いて以来密かなファンになっています。田中さんは録音エンジニアを兼ねていて、多才な方です。

曲目は次のとおりです。

(PLAYS STANDARDS)
1  Whisper Not 
2  Autumn Leaves
3  Body and Soul
4  Softly as in a Morning Sunrise
5  Over The Rainbow
6  Moanin'
7  Alone Together
8  Summertime
9  Sandu

(PLAYS COLTRANE)
1  Equinox
2  Theme for Ernie
3  Wise One
4  Resolution
5  Bessie's Blues
6  Naima
7  Love 
8  Up 'Gainst the Wall
プレイズ・スタンダーズ収録曲は口ずさめるものが多く、永遠の名曲揃いです。プレイズ・コルトレーンで、アルバム「A Love Supreme」の中の「Resolution」を取り上げているのが目を惹きました。

片倉真由子(p)さんの最新作ですが、両方ともかなり楽しめました。響いている和音は新しいのですが、きちんとメロディを弾いてくれ、すごくアウトする音も使わないので没入できました。「Autumn Leaves」のイントロはベースとドラムスで開始されるなど、編曲も工夫されています。「Body and Soul」では、片倉真由子の美しいタッチが光ります。コルトレーンの曲では、バラード「Theme for Ernie」やグルーブが良く感じられる「Up 'Gainst The Wall」あたりが特に気に入りました。いいトリオです。

【片倉真由子さんツイッター】

片倉真由子さん (@mayukokatakura)

【ドメーヌヒロキ】

株式会社ヴィニョブル安曇野
住所:長野県北安曇郡池田町大字会染5543番地
電話:0261-25-0024
紹介ホームページ:ドメーヌヒロキ|ワインショップfun

ワイナリー外観。

店内。ワインは4種類あります。2種類が当日は売り切れでした。

工場を見せていただきました。2020年産のものからこちらで醸造していきます。

畑から北アルプス方面。有明山が真正面です。5haの畑がありますが、そのうちの2haは自社で醸造するそうです。あとの3ha分は、メルシャンに原料として出しています。

   

購入したワイン。これから飲みます。