安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

小沼ようすけ(ギター)・沼澤尚(ドラムス)ライブ(5月14日 長野市バックドロップ)

2023-05-17 19:30:00 | ジャズライブ

小沼ようすけ(g)・沼澤尚(ds)のデュエットのライブが、長野市バックドロップで開催されたので、聴いてきました。

   

小沼ようすけと沼澤尚。バックドロップのホームページからお借りした画像です。

(出 演)

ギター:小沼ようすけ
ドラム:沼澤尚

ギターの小沼さんが中心なので、小沼さんのプロフィールだけを掲げます。

小沼ようすけさんは、1974年秋田県生まれ、1999年ギブソン・ジャズ・ギター・コンテストで優勝。2001年にデビューアルバム『nu jazz』を発表。以来、幅広い音楽を咀嚼し、近年はフレンチ・カリビアンのグルーヴを現代ジャズに結びつけた“Jam Kaプロジェクト”を展開するなど唯一無二の存在だそうです。ピックを使わないフィンガー・ピッカーで、ギブソン・ES275を愛用。詳しくはホームページをご覧ください。

(曲 目)

前半に2曲、休憩を挟んで後半に3曲くらいでした。1曲が長いもので33分、短くても15分程度の長さでした。曲名は不明です。

(感 想)

ジャズのカテゴリーでは捉えられない、フリー・インプロビゼーションが繰り広げられました。同じフレーズの繰り返しや、同一和音の繰り返し、されにそれを少しずつ変化させていくといった感じです。でも、リズムはあって、グルーヴ感はありました。

聴いていると、声明(仏教の儀式で、経文を朗唱する声楽の総称)であるとか、ジャズ関連で挙げてみると、グラント・グリーン(g)の「Idol Moment」(Blue Note)を想起しました。繰り返しフレーズが執拗に流れてきて、それが次第に馴染んできて、はまる方も出現するだろうと思いました。

観客は、20名近くで、コアなファンもいそうでした。小沼さんは、ギター・マガジンに奏法を執筆したり、ブルーノート東京で公演を行ったりと、第一線で活躍しています。僕には難しい内容でしたが、一度は聴いてみたかったので、いい機会でした。

(当日の演奏光景)

   

小沼さん

   

沼澤さん

小沼さん。ギターは3台使っていました。

【小沼ようすけ ホームページ】

Yosuke Onuma official web site

【沼澤尚 ホームページ】

Takashi Numazawa Official Website