安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ビル・エヴァンス「TRIO '65」、上田市の台湾料理「香和堂」でラーメンセットのランチ

2023-05-18 19:30:00 | ピアノ・トリオ

上田市内の飲食店は、火曜日に定休をとるところが多いのですが、一昨日は台湾料理の「香和堂」が営業していたので、ラーメンセットをいただきました。普段のごはんという感じがよかったです。雰囲気は普段の演奏です。

BILL EVANS (ビル・エヴァンス)
TRIO '65 (Verve 1965年録音)

   

ビル・エヴァンス(p, 1929~1980年)については、学生時代から折に触れて聴いているピアニストで、愛聴盤がいくつもあります。これも、その一枚ですが、米国西海岸ベースのメンバーのせいもあるのか、明るさもあって、「TRIO 64」とともに本作もよく聴いてきました。

メンバーは、ビル・エヴァンス(p)、チャック・イスラエル(b)、ラリー・バンカー(ds)。このメンバーは、1963~65年にかけてのレギュラートリオで、本アルバムにおける演奏は、普段、クラブなどにおいて行っていたものを反映していると思われます。

曲目は次のとおり。

1  Israel (John Carisi)
2  Elsa (Earl Zindars)
3  'Round Midnight (Thelonious Monk)
4  Our Love is Here to Stay (George Gershwin)
5  How My Heart Sings (Earl Zindars)
6  Who Can I Turn To (Anthony Newley)
7  Come Rain or Come Shine (Harold Arlen)
8  If You Could See Me Now (Tadd Dameron)
8曲中7曲が再演されているもので、唯一の初録音は「Who Can I Turn To」です。ジョニー・キャリシ作「Israle」やアール・ジンダース作「Elsa」と「How My Heart Sings」は、エヴァンス・スタンダードとでもいいたくなるような曲です。

親しみやすいアルバムで、3人は、レギュラートリオだっただけに、スムーズな演奏をしています。「Israel」は、ビル・エヴァンス(p)の刺激的なソロや、ラリー・バンカー(ds)の素晴らしいブラシによるプレイがあって、本作中一番の聴き物。「'Round Midnight」は、マイルス・デイヴィスの決定的なヴァージョンを踏襲し、「Come Rain or Come Shine」は、明るめの演奏です。メロディをピアノとのユニゾンでつけるなど、チャック・イスラエル(b)の動きにも創意が感じられます。

(参考)本作から「Israel」を聴くことができます。

Israel - Bill Evans - YouTube

 

【香和堂】

住所:長野県上田市中央2-5-7
電話:0268-24-7388
ホームページ:台湾料理 香和堂 - 上田/中華料理 | 食べログ (tabelog.com)

外観、入口。今回初めて入りました。

ラーメンセットのメニュー。ラーメンや小盛の丼は、数種類の中から選べます。

定食のメニュー。こちらも考えたのですが、ボリュームが凄そうなので、とりあえずラーメンセットにしました。

醤油ラーメンを注文。

もやしやチャーシューがのった普通のラーメンですが、スープが薄味でした。身体にいいのかもしれません。

麺はもちもち系でした。

小丼は、回鍋肉にしました。味付けは、やや甘めで、意外に優しい感じでした。

キャベツやニンジン、豚肉と、結構具が多くてよかったです。次に機会があれば、ご飯は小盛りでいいなと思いました。