この前、山田洋次監督の映画「たそがれ清兵衛」をDVDで観て、藤沢周平の原作も読みました(その記事へのリンク)が、それをきっかけに、藤沢周平さんの小説をまた読みたくなり、書店で文庫本を買い込みました。
まず、「用心棒日月抄」シリーズ4冊を読み、その4冊と「よろずや平四郎活人剣」を元にNHKがドラマ化した「腕におぼえあり」もDVDを借りてきて観ました。どちらも面白かったのですが、ラストに向かって原作の方が余韻が感じられました。
(用心棒日月抄)
帯に藤沢周平さん(1927年12月26日生まれ、1997年1月26日逝去)の写真が載っています。昨年、没後25年の年に当たりました。
(用心棒日月抄 あらすじ)
(用心棒日月抄 孤剣 あらすじ)
(用心棒日月抄 刺客 あらすじ)
(用心棒日月抄 凶刃 あらすじ)
凶刃の巻末にある、川本三郎さんの書いた解説。とてもよく書けていて、藤沢周平さんと、この小説の魅力が伝わる文章です。
【NHK テレビドラマ 腕におぼえあり】
(原作は、「用心棒日月抄」と「よろずや平四郎活人剣」です。)
放映:1992年、1993年
出演:村上 弘明、渡辺 徹、坂上 二郎、片岡鶴太郎、黒木 瞳、 清水 美砂など。
1993年制作の「3」。1992年の1と2が好評だったので、3が制作されたそうです。
脚本の筋は、原作とやや異なる部分もあります。
主人公の青江又八郎役は、村上弘明。
ヒロイン、佐知役は黒木瞳。
佐知は、藩の隠密組織「嗅足組」(かぎあしぐみ)の江戸屋敷の頭領。
用心棒の相棒の細谷源太夫役は、渡辺徹。細谷の妻役は、風吹ジュン。
決闘場面
決闘では、最後に逆転劇があって、びっくりしました。ドラマ全体に、人が生き生きと動いていました。かなり好評を得たドラマだったそうです。