JR東日本の新幹線車内誌「トランヴェール11月号」の特集が「長野ワイン」で、ワイナリーやレストランの紹介など面白く、自宅に持ち帰りました。それを読みながら聴いた高速ソロが楽しめるアルバム。
JACK WILSON (ジャック・ウィルソン)
SOMETHING PERSONAL (BLUE NOTE 1967年録音)
ジャック・ウィルソン(p, 1936~2007年)は、ブルーノート、ディスカヴァリーなどのレーベルにアルバムを残しています。いずれも創意に富んだ内容ですが、ウィルソン本人はスタジオワークも長く、知名度はあまり高くないかもしれません。
メンバーは、ジャック・ウィルソン(p)、ロイ・エアーズ(vib)、チャールズ・ウィリアムス.Jr(b, 1と2の2曲のみ参加)、レイ・ブラウン(b, cello)、ヴァーニー・バーロウ(ds)。ブルーノートのアルバムに、レイ・ブラウンが参加しているのは、とても珍しい。しかも、チェロも弾いています。
曲目は次のとおり。
1 Most Unsoulful Woman (Jack Wilson)
2 The Sphinx (Ornette Coleman)
3 Shosh (Jack Wilson)
4 Serenata (Leroy Anderson)
5 Harbor Freeway 5 P. M. (Jack Wilson)
6 C. F. D. (Jack Wilson)
ジャック・ウィルソンのオリジナルが4曲に、オーネット・コールマン作「Sphinx」、唯一のスタンダード曲のリロイ・アンダーソン作「Serenata」。レイ・ブラウンがチェロを弾いているのは、1と2です。
ジャック・ウィルソン(p)の高速でうねうねと長く続くソロが結構好きで、彼のアルバムは何枚か持っています。ブルーノートレーベルには3作あり2作目の「Easterly Winds」が最も知られていますが、本作は第1作。少しモードっぽい雰囲気のサウンド、ソロが面白いゆったりとしたテンポの「Harbor Freeway 5 P.M.」、レイ・ブラウンのベースをバックに、ウィルソン(p)とロイ・エアーズ(vib)が高速アドリブを展開する「C. F. D」と、後半がより面白い。
レコードのラベル。オリジナルはLiberty社からの発売で、これはオリジナルではなく、多分、1970年に出されたもので、セカンドくらい。両面にvangeldarの刻印が入っています。
(参考)本作から「Most Unsoulful Woman」が聴けます。
Most Unsoulful Woman - YouTube
安曇野市宅で聴いているところ。飾ってあるレコードは、いずれもジャック・ウィルソンのリーダー作で、右から「Ramblin'」(VAULT)、本作「Something Personal」、「innovations」(DISCOVERY)。
表紙
特集は、「ディスカバー NAGANO WINE」で、『個性豊かで物語に満ちたNAGANO WINEを訪ねて、ワイナリーやレストランをめぐる旅へ』です。
(小さなワイナリーを訪ねて)
小さなワイナリーを訪ねて。最初に、「シクロヴィンヤード」(長野県東御市八重原1018)の紹介。
次に、「カンティーナ・リエゾー」(長野県上高井郡高山村高井4217)の紹介。
(レストランで楽しむ長野ワイン)
紹介されているレストラン
「シェ草間」(長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1265-15)
「マナックターブル」(長野県松本市大手2丁目7-3)
「ホテルインディゴ軽井沢」(長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉字屋敷添18番地3918-39)
塩尻志学館高校にはワイン醸造科目があり、履修生からは毎年ワイナリーに就職する学生がいるようです。
(EKIBEN ギャラリー)
駅弁も長野県のもので、長野駅で販売されている「あぶり豚の蕎麦みそ弁当」が紹介されています。
(湯守とっておきの旅)
長野県白骨温泉の「湯元齋藤旅館」が紹介されています。
(東京スキマTrip)
今回は荻窪駅周辺です。クラシック音楽が流れる「名曲喫茶ミニヨン」などが紹介されています。