安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

石上真由子ヴァイオリン・リサイタル (1月20日 上田市サントミューゼ)

2024-01-20 19:30:00 | クラシック演奏会

石上真由子ヴァイオリン・リサイタルが、上田市のサントミューゼで行われたので、聴いてきました。

   

(出 演)

ヴァイオリン:石上真由子
ピアノ:北村明日人

石上さんは、日本音楽コンクール等、国内外のコンクールで優勝・受賞多数。長岡京室内アンサンブル、アンサンブル九条山メンバー。Ensemble Amoibeシリーズ主宰。北村さんは、第17回東京音楽コンクール第2位、チューリッヒ芸術大学大学院、東京芸大大学院修士課程修了。東京フィル、東京シティフィルなどと共演。詳しくは、下記の略歴をご覧ください。

(曲 目)

クララ・シューマン / 3つのロマンス Op.22
ブラームス / ヴァオリン・ソナタ 第1番 ト長調 Op.78「雨の歌」

 〈休 憩〉

ベートーヴェン / ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」

ロベルト・シューマン / 森の情景 第7曲 予言の鳥 Op.82-7 (アンコール曲)

(感 想)

前半は、ロマン派の音楽を、後半は古典派のベートーヴェンのソナタと、かなり意欲的なプログラムでした。クララ・シューマンの「3つのロマンス」は、第1曲から第3曲まであり、第2曲の可愛らしさ、第3曲の激情が迸る曲想のすごさと、全曲聴くことができ、良かった。

ブラームスの名曲「雨の歌」は、叙情豊かで、最初から引き込まれる大好きな曲なので、今回も楽しめました。ベートーヴェンの「クロイツェル」は、心を打つようなテーマがないので、関心を寄せたことはありませんが、技巧的には難曲で華麗なユニゾンが続き、醍醐味がありました。

ヴァイオリンの石上さん、ピアノの北村さんは、両者ともに実力派という感じで、音の粒だちがよく、闊達なリズムで、ダイナミックな演奏が記憶に残ります。欲を言えば、石上さんのサウンドに、もう少し柔らかさがあれば、なおさらいいなと、アンコール曲を聴いていて感じました。

(チラシ裏面にある出演者の略歴

   

石上真由子オフィシャルHP:石上真由子 MAYUKO ISHIGAMI Official Site

   

北村明日人ホームページ:Asuto Kitamura lit.link(リットリンク)


【あらかじめ聴いたCD】

   

ブラームス「ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」」。ジェルジ・パウク(vn)、ロジャー・ヴィニュールス(p)。Bririant Classicから出されたブラームス室内楽全集の中の一枚で、愛聴盤です。

【上田市サントミューゼホームページ】

サントミューゼ (santomyuze.com)