2024年も恒例の信州国際音楽村(長野県上田市)のニューイヤーコンサートに出かけました。出演は、長原幸太(読響コンサートマスター)withニューイヤーフレンズです。
(出 演)
長原幸太 (ヴァイオリン、読売日本交響楽団コンサートマスター)
佐久間聡一(ヴァイオリン、元広島交響楽団コンサートマスター)
鈴木康浩 (ヴィオラ、読売日本交響楽団ソロヴィオラ奏者)
猶井祐樹 (ヴィオラ、NHK交響楽団第1ヴァイオリン奏者)
上森祥平 (チェロ、神奈川フィルハーモニー管弦楽団特別契約首席奏者)
奥泉貴圭 (チェロ、ソリスト)
山崎実 (コントラバス、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団首席奏者)
佐々木絵里(編曲)
(曲 目)
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 作品92 (佐々木絵里 編曲)
〈休憩〉
ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲 op.367 (佐々木絵里 編曲)
ヨーゼフ・シュトラウス、ヨハン・シュトラウス2世:ピツィカート・ポルカ (佐々木絵里 編曲)
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「狩り」 op.373 (佐々木絵里 編曲)
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「観光列車」 op.281 (佐々木絵里 編曲)
ヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲 op.437 (佐々木絵里 編曲)
ヨハン・シュトラウス2世:「美しき青きドナウ」 op.314 (佐々木絵里 編曲)
(アンコール)
浜圭介(作曲)、細川たかし(歌):能登の女(ひと) (佐々木絵里 編曲)
ルロイ・アンダーソン:フィドル・ファドル
(感 想)
長原幸太さんの恩師の工藤千博さんが当地の出身で、その縁で始まったコンサートですが、2024年は13回目です。僕は2019年から毎年聴いていて、今年で6回目です。今回のベートーヴェンの交響曲第7番は、弦楽七重奏とは思えないような、スケールの大きな素晴らしい演奏でした。
曲の出だしでは深い抒情が漂い、第2楽章は美しく、第4楽章はアグレッシヴにと、リズムが立っていました。編曲の良さに加え、長原さん以下渾身の熱演で、ブラヴォーが飛び交っていました。後半は、シュトラウス一家の作品。「観光列車」や「皇帝円舞曲」では、パフォーマンスのサービスも。
アンコールでは、能登半島地震のニュースを受けて、応援の意味を込めて「能登の女(ひと)」が演奏されました。当日の朝、佐々木さんが編曲されたそうです。会場では募金も行われました。「フィドル・ファドル」では、上森、猶井さんの踊りも飛び出し、新春らしい雰囲気で幕を閉じました。
【長原幸太オフィシャルサイト】
長原幸太 オフィシャルサイト (kotanagahara.com)
【信州国際音楽村ホームページ】
財団法人信州国際音楽村 - トップページ (ongakumura.jp)
ホールこだま。
当日の浅間山方面の光景。
ベートーヴェンの交響曲第7番演奏中の7人。
アップ。
コンマスの長原さんの挨拶。
ポルカ「観光列車」パフォーマンス。左から、佐久間さん、長原さんの息子さん、上森さん。
皇帝円舞曲で踊る猶井さん。会場の女性に手を差し伸べて、応じていただいた女性と踊っています。
フィドル・ファドルでは、上森、猶井さんの踊りが飛び出しました。恒例ですが、楽しい。
フィドル・ファドルのお終いの方の演奏光景。