安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

信州国際音楽村ニューイヤーコンサート2024 長原幸太with フレンズ(1月3日 上田市)

2024-01-04 19:30:00 | クラシック演奏会

2024年も恒例の信州国際音楽村(長野県上田市)のニューイヤーコンサートに出かけました。出演は、長原幸太(読響コンサートマスター)withニューイヤーフレンズです。

   

(出 演)

長原幸太 (ヴァイオリン、読売日本交響楽団コンサートマスター)
佐久間聡一(ヴァイオリン、元広島交響楽団コンサートマスター)
鈴木康浩 (ヴィオラ、読売日本交響楽団ソロヴィオラ奏者)
猶井祐樹 (ヴィオラ、NHK交響楽団第1ヴァイオリン奏者)
上森祥平 (チェロ、神奈川フィルハーモニー管弦楽団特別契約首席奏者)
奥泉貴圭 (チェロ、ソリスト)
山崎実  (コントラバス、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団首席奏者)
佐々木絵里(編曲)

(曲 目)

ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調  作品92   (佐々木絵里 編曲)

〈休憩〉

ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲  op.367   (佐々木絵里 編曲)
ヨーゼフ・シュトラウス、ヨハン・シュトラウス2世:ピツィカート・ポルカ  (佐々木絵里 編曲)
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「狩り」 op.373        (佐々木絵里 編曲)
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「観光列車」 op.281         (佐々木絵里 編曲)
ヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲 op.437             (佐々木絵里 編曲)
ヨハン・シュトラウス2世:「美しき青きドナウ」 op.314             (佐々木絵里 編曲) 

(アンコール)

浜圭介(作曲)、細川たかし(歌):能登の女(ひと) (佐々木絵里 編曲)
ルロイ・アンダーソン:フィドル・ファドル

(感 想)

長原幸太さんの恩師の工藤千博さんが当地の出身で、その縁で始まったコンサートですが、2024年は13回目です。僕は2019年から毎年聴いていて、今年で6回目です。今回のベートーヴェンの交響曲第7番は、弦楽七重奏とは思えないような、スケールの大きな素晴らしい演奏でした。

曲の出だしでは深い抒情が漂い、第2楽章は美しく、第4楽章はアグレッシヴにと、リズムが立っていました。編曲の良さに加え、長原さん以下渾身の熱演で、ブラヴォーが飛び交っていました。後半は、シュトラウス一家の作品。「観光列車」や「皇帝円舞曲」では、パフォーマンスのサービスも。

アンコールでは、能登半島地震のニュースを受けて、応援の意味を込めて「能登の女(ひと)」が演奏されました。当日の朝、佐々木さんが編曲されたそうです。会場では募金も行われました。「フィドル・ファドル」では、上森、猶井さんの踊りも飛び出し、新春らしい雰囲気で幕を閉じました。

【長原幸太オフィシャルサイト】

長原幸太 オフィシャルサイト (kotanagahara.com)

【信州国際音楽村ホームページ】

財団法人信州国際音楽村 - トップページ (ongakumura.jp)

ホールこだま。

当日の浅間山方面の光景。

ベートーヴェンの交響曲第7番演奏中の7人。

アップ。

コンマスの長原さんの挨拶。

ポルカ「観光列車」パフォーマンス。左から、佐久間さん、長原さんの息子さん、上森さん。

皇帝円舞曲で踊る猶井さん。会場の女性に手を差し伸べて、応じていただいた女性と踊っています。

フィドル・ファドルでは、上森、猶井さんの踊りが飛び出しました。恒例ですが、楽しい。

フィドル・ファドルのお終いの方の演奏光景。