花粉が舞っていてとても外に出ていく元気がありません。それでも、春なので、冬用タイヤ(スタッドレス)から普通のタイヤに交換することにして、タイヤを車に積んでディーラーの工場に持っていきました。私は電話で予約をしておきましが、飛び込みでもくる人もいました。タイヤ履き換えなど、かつては正規ディーラー店では見向きもしませんでしたが、点検修理にもお客の囲い込みが必要とみえて親切、丁寧でした。短絡的ですが、車ジャケットです。
THE THREE SOUNDS (ザ・スリー・サウンズ)
HERE WE COME (BLUE NOTE 1960年録音)
スリー・サウンズの作品は、ブルー・ノート・レーベルのものとしては人気が高くないようです。けれども、エンタテイメントに溢れ、収録曲はスタンダード辞典の趣もあり持っていてもいい作品ばかりです。30年ほど前、たまたま入った仙台の東北大学病院の近くにあった普通の喫茶店にスリー・サウンズのLPが何枚も飾られていて、BGMもそれらからのもので、びっくりした覚えがあります。ジャズ喫茶では耳にしたことがありませんでしたから。
ジーン・ハリス(p)、アンドリュー・シンプキンス(b)、ウィリアム・ドウディ(ds)というメンバーです。ブルーノート第6作に当たりますが、小気味よくて、適度にファンキーなピアノ・トリオ作品に変わりはありません。演奏パターンが似かよってくるのは、やむをえないところです。G・ハリスのピアノはともかく、A・シンプキンスのベースは話題に上りませんが、躍動感があってこのグループの魅力の一つです。
曲目ですが、「Now's The Time」、「Summertime」、「Here We Come」、「Just Squeeze Me」、「Broadway」、「Our Love is Here to Stay」、「Poinciana」、「Sonnymoon for Two」という8曲です。面白いのは、ファンキーで右手のシングルライン中心の「Summertime」、ベースが活躍する「Here We Come」あたりで、S・ロリンズの「Sonnymoon for Two」はどういうように料理されているか興味津々で聴き入ります。
ザ・スリー・サウンズというネーミングや軽めのピアノ・トリオと思われたところが、ジャズ喫茶族受けしなかったのでしょう。ジャズ喫茶で、このグループのアルバムがかかっているのを見たことがありません。ビール(今日はキリン・クラシック・ラガー)でも飲みながら気楽に聴くと心地よいです。
たしかにジャズ喫茶では…。
やはり軽めの印象なんでしょうかねぇ。
ご指摘の通り、スタンダード辞典の趣は共感です。
ジャケ写といえばアルフレッドの奥方がモデルの例のヤツは最高ですね。
実は僕もスリー・サウンズ、あまり聴かないのですが、
ルー・ドナルドソン(?)との共演盤(ブルーノート)はよく聴きましたね。
僕もパパルーとの共演盤やタレンタインとのブルージーな共演盤以外はさして興味ありませんでした。ちょっと聴いてみようという気になりました。どうもです。
スリー・サウンズのファンだという人はそんなにいないような気がします。ジャケット写真では、おっしゃるとおり「Moods」はよいですね。
スリーサウンズは、ドナルドソン、タレンタイン、アニタ・オデイと共演盤の方が有名かもしれません。
そうなんです。私もどちらかというと共演盤からきいてみた方です。たまには、リラックスしたスリー・サウンズのアルバムもよいと思います。
それと、ジャケットの中には面白いものがあるかもしれません。「Here We Come」も自動車ばかりでなく文字がなかなかカラフルです。