目薬を買うように頼まれたので、ドラッグ・ストアのマツモトキヨシに寄りました。長野駅に隣接した立地なので繁盛しているようです。ドラッグ・ストアは日本でも市民権を得てマツモトキヨシを「マツキヨ」、アメリカン・ドラッグを「アメドラ」というように略称で呼んだりします。ジャズ・アルバムの略称で有名なのは、「サキコロ」(ソニー・ロリンズ「サキソフォン・コロッサス」)ですが、今夜は勝手に略称で呼んでいる「ロリンズのコンポラ」です。
SONNY ROLLINS (ソニー・ロリンズ)
AND THE CONTEMPORARY LEADERS (Contemporary 1958年録音)
ロリンズは今年5月に東京、大阪で来日公演を行うことが予定されています。1929年生まれですから、すごいヴァイタリティですね。「コンテンポラリー・リーダーズ」は1958年の録音で、これを吹き込んだあと一回目の引退をします。このアルバムは、昔、仲間内でロリンズのコンポラと呼んでいました。(コンテンポラリーのことをコンポラと略すのは全国的かもしれません?)
有名盤なのでいまさらですが、メンバーはロリンズ(ts)、ハンプトン・ホーズ(p)、バーニー・ケッセル(g)、ルロイ・ヴィネガー(b)、シェリー・マン(ds)、ヴィクター・フェルドマン(vib 1曲だけ)です。ヴィネガーのランニング・ベースに乗ってロリンズが歌いまくります。50年代のロリンズのアルバムは傑作が多いですが、実は一番親しんでいるのはこのアルバムです。
収録曲はスタンダードと当時のヒット曲で、ジャズを聴き始めたころ、メロディだけを追っていても楽しかったのを覚えています。「Rock-a- Bye Your Baby With a Dixie Melody」、「「I've Found a New Baby」そして「In The Chapel in The Moonlight」などテーマ部、そしてアドリブもロリンズはメロディアスに吹いています。
共演陣、録音とも軽やかです。豪快なところもありますが、リラックスしたテナー・サックスの吹奏がよくて、LPを2回大きめな音で聴きました。
僕にとっての「ロリンズのコンポラ」は「WAY OUT WEST」なんですが、コレもイイですね。
コンポラのオールスターキャストで、文句のつけようがありません。
本来ロリンズは熱いイーストの人だと思うのですが、意外とマッチするんですねぇ~♪
ジャケも完璧のコンポラ盤ですね。
久しぶりに聴きたくなりました。今度中古屋で探してみます♪
来日公演、大丈夫かと半分心配なんですが、頑張って欲しい人です。
「Way Out West」もいい作品ですね。
コンテンポラリーの諸作品は、もう少し黒さがほしいと思うものもあります。
「ロリンズのコンポラ」だとそのへんも、ちょうどいい塩梅で、昔からのお気にいり盤です。
いずれにしろソニー・ロリンズの魅力に尽きることになってしまいますが。