今日は節分なので自宅で豆まきをしました。季節のことから干支の話ですが、今年はねずみ年です。猫がねずみに神社へ集まる日を聞いたところ、1月2日と嘘をつかれて1日の参集に遅れたので、猫が十二支に加えてもらえなかったという小話があります。それで猫はねずみを追いかけるようになったとか。ジャズではジャケットに猫が登場するものが結構あります。ヴォーカルでは、ジェニー・スミスのドット盤が知られてますが、今夜はアン・バートンのCDです。
ANN BURTON (アン・バートン)
IT MIGHT AS WELL BE LOVE (Burtone 1983年録音)
ターニング・ポイント・レーベルから発売されましたが、この会社が倒産してしまい、権利を買い取ったアン・バートンは自分のレーベル(Brtone)からジャケット写真を変えて発売していました。CD化に当たり元のオリジナルジャケットが用いられ猫が登場しました。アン・バートンは猫好きで、自宅に4匹も飼っていたそうです。バートーンレーベルのロゴも猫です。
本作品は2度目のニューヨーク録音に当たります。伴奏メンバーは、Mike Ranzi(p)、Buster Willimas(b)、Grady Tate(ds)、Cecil McBee(b)、Jay Berliner(g)で、曲によってストリングをかぶせています。彼女のアルバムには珍しい豪華な仕掛けです。
曲目もバートンにしては珍しく、比較的古いスタンダード的なものを集めてあります。「Sooner or Later」、「Nobody's Heart」、「Humpty Dumpty Heart」、「After You」、「It Might As Well Be Spring」など全9曲です。友人だったブロッサム・ディアリー作曲の「I Like You, You're Nice」も入っていて、ボッサリズム でギターの間奏が入ります。
「Nobodey's Heart」、「After You」、「It Might As Well Be Spring」がよいです。「It Might As Well Be Spring」は、ピアノとのデュオで入りストリングスがかぶさってきます。歌詞の意味がストレートに伝わってくるような歌いぶりです。
ホームページにアン・バートンを掲載しました。時間があればご覧ください。
モダン・ジャズやヴォーカルを聴こう
70年代はブームでしたよね、バートン。
僕は「BLUE BURTON」しか持っていないのですが、囁くような感じのヴォーカルが独特の味ですね。
北欧のイメージが先行するせいか、バックのピアノ・トリオを含めて全体的に凛とした世界が展開されます。
記事を読んで久しぶりに聴きたくなってきました。
珍しく東京でも雪が積もって、寒い夜にはよさそうです♪
アン・バートンはバラードばかりでなく、かなりスインギーなものも入れています。最近の「That's All」(ライブです)などはその例です。
インストの間に聴いてみてください。僕は年齢のせいか(笑)、最近ではヴォーカルの中にインストという感じです。
そちらでは節分の豆まきの豆は何を使うのでしょうか。こちらは落花生なのですが、関東方面から来た人が、これは初めて見たと驚いておりました。
ウ~ン、ア~ン・バートンより猫の方が可愛かったりして・・・(笑)
長野市方面では大豆です。
松本方面では落花生も使います。私の実家では断然落花生です。理由は、家の中にまいた後、拾って皮をむけばきれいなままで食べれるからです!
改めてジャケットを見ると、アン・バートンが猫に似ているような気が・・・