安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

アート・ファーマー THE TIME AND THE PLACE

2009-04-19 18:22:44 | トランペット・トロンボーン

今日、長野オリンピック記念長野マラソンが開催され、全国から大勢の市民ランナーらが長野市に集まりました。今年は善光寺のご開帳のせいもあるのかたいへん人気があり、受付後すぐに出場枠がいっぱいになりました。体に変調をきたさないようリラックスして走ってもらいたいと思いながら沿道で声援を送りました。今日は下記のリラックス盤です。

ART FARMER (アート・ファーマー)
THE TI
ME AND THE PLACE (COLUMBIA 1967年録音)

 Thetimeandtheplace

アート・ファーマー(トランペット、フリューゲルホーン)は多くのレーベルに録音を残していますが、Columbia(CBS)の作品は、ほとんど話題に上ることがありません。しかし、このニューヨークにおけるライブ・アルバムは、曲目やメンバーがよく、気軽にくつろいで楽しめます。

メンバーは、ファーマーのほか、ジミー・ヒース(テナー・サックス)、シダー・ウォルトン(ピアノ)にウォルター・ブッカー(ベース)、ミッキー・ロッカー(ドラムス)です。ヒースやウォルトンは、抒情的なプレイも得意なのでファーマーとの相性がよさそうですし、この二人は、僕の好きなプレイヤーでもあります。

曲は、ジミー・ヒースが書いた「The Time and The Place」、「One for Juan」、スタンダードの「The Shadow of Your Smile(いそしぎ)」、「Make Someone Happy」、サンバ・カリプソ調の「Nino's Scene」、J.J.ジョンソンの「Short Cake」、グローフェの大峡谷が原作の「On The Trail」で、ハードバップを基本としながら、多彩なリズムやモードを取り入れています。

メロディが美しい「The Shadow of Your Smile」は、ヒースの締まった音とファーマーの柔らかな音の対比が聴かれ、ウォルトンのソロで終わる構成が面白く、「Make Someone Happy」では各人の快調なプレイが聴かれます。「The Time and The Place」はジャズ・ロック調で、およそファーマーには似合わないと思うのですが、メンバー全員楽しそうにやっています。



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