富山県の観光情報誌「うみとやま」を久しぶりに見ましたが、「富山湾の宝石 シロエビを楽しむ店」の紹介や「日本のベニス「内川」」さんぽなど、今号もよく出来ています。宝石のように輝いている演奏を。
MARTY PAICH (マーティー・ペイチ)
THE MARTY PAICH QUARTET Fuaturing ART PEPPER (TAMPA 1956年録音)
マーティー・ペイチ(p, 1925~1995年)は、1960年以降は、ポップス系統のヴォーカリストのための編曲やテレビや映画音楽を手がけ、編曲者としてよく知られています。60年以前は、ピアニスト、編曲者としてアート・ペッパー(as)と共演し、宝石のような素晴らしいアルバムを残してくれました。
本作のメンバーは、マーティー・ペイチ(p)、アート・ペッパー(as)、バディ・クラーク(b)、フランク・キャップ(ds)。Featuring ART PEPPERとタイトルにもあるように、ペッパーのワンホーンアルバムと言ってよい内容です。
曲目は、次のとおり。
1 What's Right for You (Marty Paich)
2 You and the Night and the Music (Howard Dietz, Arthur Schwartz) 【あなたと夜と音楽と】
3 Sidewinder (marty Paich, Bill Pittman)
4 Abstract Art (Marty Paich)
5 Over the Rainbow (Harold Arlen, E.Y. Harburg) 【虹の彼方に】
6 All the Things You Are (Oscar Hmmerstein Ⅱ, Jerome Kern)
7 Pitfall (Bill Pittman)
8 Melancholie Madeline (Robert Scherman)
9 Marty's Blues (Marty Paich)
マーティー・ペイチの自作が4曲、大スタンダード曲が3曲、他2曲といった収録曲です。ペイチ作曲のものも、ペッパー(as)のために作った感じがして、全体のイメージがまとまっています。
マーティー・ペイチ(p)は、アート・ペッパー(as)をフューチャーした録音をいくつか残しているのをはじめ、編曲者、ピアニストとして、1950年代の西海岸ジャズへの貢献が大きいミュージシャンです。1956年録音の本作は、もういうことなしの傑作で、愛聴盤です。バディ・クラークのどっしりとしたベース、端正なペイチのピアノ、そして、舞うようなアドリブを繰り広げるペッパーと言うことありません。「You and the Night and the Music」、「Over the Rainbow」、「Marty's Blues」などと、聴き惚れます。
(参考)本作から「You and the Night and the Music」が聴けます。
Marty Paich Quartet featuring Art Pepper - You and the Night and the Music (youtube.com)
(安曇野市宅で聴いているところ)
飾ってあるレコードは、いずれもマーティー・ペイチのリーダー作で、右から「The Broadway Bit」(WP 日本盤)、本作「The Marty Paich Quartet」(Tampa 日本盤)、「Marty Paich Trio」(Mode 日本盤)。
【うみとやま 2024春夏号】
富山県の観光情報誌です。JRの駅にあります。表紙
立山黒部アルペンルートの紹介。この写真は、標高2,450mの室堂。
上の写真の続き。
トロッコ電車
上市町にある「眼目山 立山寺」(がんもくざん りゅうざんじ)。この参道の木立が素晴らしい。
富山湾の宝石、シロエビを楽しめるお店の特集。「割烹かわぐち」(射水市中央町19-31)。
シロエビを楽しめるお店。上段は、「歩寿司 本家」(富山市北新町1-2-29)。下段は、Kitchen&Cafe GAREGARE(ガレガレ)(富山市岩瀬天神町3)。
射水市の内川エリアは、漁師町にカフェやホテルが溶け込むエリアだそうです。映画やドラマのロケ地になることも多いようです。カフェ「六角堂」(射水市八幡町1-20-13)
東西約3.4kmの運河があるそうです。下段の左は「帆船の海王丸と新湊観光船」の写真。
共演盤では、プラス11が好きだったり
しますが、このワン・ホーンアルバムも
ペッパーのアルトが冴えわたって
いますね。
配信音源ですが、黙って聞き通して
しまいました(笑)。
名盤ですね。
アート・ペッパーが昔から好きで、このアルバムもよく聴いていました。「You and the Night and the Music」(あなとと夜と音楽と)の演奏がとりわけ有名ですが、他の曲も素晴らしいと思っています。
マーティー・ペイチのピアノ演奏についても、ペッパーにうまく合わせていて、控えめで好感が持てます。
コメントありがとうございます。