久しぶりにコメダ珈琲上田緑が丘店に入り、季節限定の「純栗ぃむ」でお茶タイム。栗が出回るこの時期限定の商品だそうで、栗の美味しさを堪能しました。リーダー作がこの一枚だけのピアニスト。
LORRAINE GELLER (ロレイン・ゲラー)
LORRAINE GELLER AT THE PIAO (Dot 1954年録音)
ロレイン・ゲラー(p, 1928~1958年)のこのアルバムは、持っていたのですが、ほとんど聴いていなかったので、先日訪れた前橋のジャズ喫茶「木馬」でかかった時に聴いて驚きました(その時の記事)。結構な傑作だと思い、今回、改めて聴いてみました。
メンバーは、ロレイン・ゲラー(p)、リロイ・ヴィネガー(b)、エルドリッジ・ブラッツ・フリーマン(ds)。ロレイン・ゲラーは、1958年10月に喘息と心臓発作による合併症で、30歳の若さで突然亡くなってしまい、残念なことにリーダー作はこれ一枚だけです。
(英文表記)Lorraine Geller(p)、Leroy Vinnegar(b)、Eldridge "Bruz" Freeman(ds)。
8 You and the Night and the Music (Hward Dietz, Arthur Schwartz) 【あなたと夜と音楽と】
9 Poinciana (Buddy Beriier, Nat Simon)
10 What A Difference A Day Made (Maria Grever) 【縁は異なもの】
ロレイン・ゲラーの自作が4曲に、よく知られたスタンダード曲が6曲です。とりわけ、「Close Your Eyes」の選曲が、嬉しい。
ロレイン・ゲラーの自作が4曲に、よく知られたスタンダード曲が6曲です。とりわけ、「Close Your Eyes」の選曲が、嬉しい。
元々は、発売を目的としないリハーサルをレコーディングしたものだそうですが、完成度が高いアルバム。ロレイン・ゲラー(p)はもちろん、ヴィネガー(b)、フリーマン(ds)も好演しています。ロレインのテクニックは確かで、「Clash by Night」や「Mdam X」といった急速調の曲ではダイナミックにスイングし、アルペジオの美しさが際立つ「Close Your Eyes」や無伴奏ソロピアノの「Poinciana」といったスローテンポの曲も爽やかで美しい演奏を行っています。お馴染みの「You and the Night and the Music」も、リズムに工夫があって面白い。
ジャケットの裏面。ロレインの写真が掲載されています。
(参考)本作から、「You and the Night and the Music」が聴けます。
You And The Night And The Music - Lorraine Geller Trio
(安曇野市宅で聴いているところ)