先日、高崎に出かけた際、高崎駅東口のヤマダデンキLAB1にある「金光」で「牛すき御膳」をランチにいただきました。寒くなり、温かなすき焼きが恋しい季節になりました。温かみが感じられる作品。
上原ひろみ (HIROMI)
SILVER LINING SUITE (TELARC 2021年録音)
上原ひろみ(p, 作編曲 1979年生)は、2011年にスタンリー・クラーク・バンドと共演したアルバムが第53回グラミー賞の「ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム」を受賞するなど活躍していましたが、僕の好みに合わないと思い聴かないでいたのですが、コロナ禍の期間に作編曲された、この作品は、良かった。
メンバーは、上原ひろみ(p, 作編曲)、西江辰郎(vn)、ビルマン聡平(vn)、中恵菜(va)、向井航(vc)。ピアノ+弦楽四重奏団で、クラシックだと、ピアノ五重奏曲の編成です。西江さんは、新日本フィルのコンサートマスター。
曲目は、次のとおり。
Silver Lining Suite
1 Isolation
2 The Unknown
3 Drifters
4 Fortitude
5 Uncertainty
6 Someday
7 Jumpstart
8 11:49PM
9 RIvera Del Duero
全ての曲は上原ひろみの作編曲です。1~4は「Silver Lining Suite」(直訳すると「銀色の裏地」→「希望」の意味)と名付けられた組曲で、それぞれの曲の日本語訳は、1「隔離」、2「未知なるもの」、3「漂流者」、4「不屈」。「コロナ」に対する上原さんの思い、挑戦が表現された曲です。
弦楽四重奏団をバックに、上原ひろみ(p)が疾走するアドリブを展開しています。サウンドは、クラシックに接近していますが、全体にビート感があり、ブルージーな音、フレーズも使っていて、4曲からなる組曲が素晴らしい。特に「Isolation」におけるピアノ演奏はスリリング。西江(vn)さんをはじめとするストリングスも、ピチカートを多用するなど、上原さんの要請にきっちりと応えています。中でも、チェロの向井さん(関西フィル)は、すごい力演だと感嘆しました。バラード「11:49PM」は心に沁みいる曲で、一条の希望の光が感じられるようです。
ジャケットにある写真。
(参考)本作から「Isolation」が聴けます。
Silver Lining Suite: Isolation - YouTube
【上原ひろみ ホームページ】
上原ひろみ オフィシャルサイト (hiromiuehara.com)
【しゃぶしゃぶ金光】
住所:群馬県高崎市栄町1番1号
電話:027-323-4129
ホームページ:しゃぶしゃぶ金光 - 高崎(JR)/しゃぶしゃぶ/ネット予約可 [食べログ] (tabelog.com)
入口。ランチのサンプルがたくさん置いてありました。
特選ランチというのがあって、本日は、鶏鍋。これもいいなと迷いました。
しょうが焼き定食。土日は、お肉が100gから50g増量になり150gになるそうです。価格は変わらないので、お得感があります。カウンター席にいた先着の3人は全員しょうが焼き定食を食べていました。
揚げたてとんかつ定食
牛すき御膳。すき焼きが食べたかったので、これにしました。
牛すき御膳。
鍋がやや深くて、具材が結構多くはいっていました。
豆腐やしいたけ。
お肉も結構多く入っていました。
味噌汁。「金光」は、安定した味で、たまに入りたくなります。美味しくいただきました。
上原ひろみさんですが、米国、ヨーロッパ、日本などと、ライブ活動を全世界で行っていて、人気がありますね。上原さんは、かなりコンテンポラリーだと思い込み、とっつきにくいイメージがあったのですが、映画「Blue Giant」の音楽を担当されていて、それで聴けるかなと思っていました。そして、今回は、後藤雅洋さんの著書「ジャズ喫茶いーぐるの現代ジャズ入門」に掲載されていた本アルバムを聴いてみました。
内容は、なかなか良かったです。ストリングスの演奏も素晴らしく、クラシック、ジャズ問わず、日本人の演奏能力はかなり上がっているのではないでしょうか。mobuさんがお書きのように、今後も楽しみなミュージシャンです。
詳細なコメントありがとうございます。
音楽するために、ピアノを弾くために
来た様なところのあるひろみさん。
表現の幅も広がってますね。
現代曲のようなストリングスですが、
自作とはいえ書き譜にしたら大変な
モノです。
大手のレーベルから出すだけのことは
あるなぁと思います。
今はミュージシャン自身がネットで
配信して売れるものは売れる時代
ですが、そうでない手のかかる仕事も
まだあり、こういうのはそのうちの
一つなのではないかと思いますが、
仕上がりもよさそうですね。
3曲目の「ドリフターズ」で思い
出すのは、あのお笑いグループですが、
「漂流者」という意味だったんですね。
なんか腑に落ちた思いがします。
アルバムとは全く関係ない話題
ですが・・・。
ショパンの様な5曲目。
ストリングスと遊んでる感のある6曲目。
歌詞がない分ある意味イメージも広がります。
作編曲のバランス楽器の使い方
出どころの配分など、よく考えられて
いるようですね。
表現者としてまだまだやることは
あるでしょうから、この先も楽しみな
部分ですね。