玄米を炊いて食べていた我が家の奥さんが、固いし、味にも飽きたというので、昨年の秋の収穫時に玄米でとっておいた30キロの米を精米して白米にしてきました。きのうの日曜日の午前中に精米所にいったのですが、先客が2人もいました。長野では、まだまだ自分で収穫した米を食べている人が多いようです。いかにも手作りというESPレーベルのジャケットです。
MARION BROWN (マリオン ブラウン)
MARION BROWN QUARTET (ESP 1966年録音)
マリオン・ブラウンは名前が通ったアルトサックス奏者ですが、私がよく聴くのはこのアルバムです。フリー・ジャズの範疇に彼は入れられますが、こんなに大らかでメロディアスな作品がどうしてそういわれるのか不思議でなりません。オーネット・コールマンの場合もそうなんですが、フリーと称されてリスナーの数を減らしているかもしれません。
LPのA面全体を占める「Capricorn Moon」が聴きものです。メンバーは、ブラウン(as)、アラン・ショーター(tp)、ロニー・ボイキンス(b)、レジー・ジョンソン(b)、ラシッド・アリ(ds)です。ベースに導かれて始まる主旋律がおおらかで、美しいです。トランペットのソロなど途中でフリーなプレイも登場しますが、ちょうどいい味付けです。
他には「27 cooper square」、「Exhibition」という2曲が収録されています。この2曲でもブラウンの吹奏は、騒々しいことはなくて、ハードバップ好きのファンが聴いてもそんなに違和感がないと思います。3曲全曲がマリオン・ブラウンの作曲です。フリー・ジャズの代表的レーベルといわれたESPディスクの中でも、このアルバムは聴きやすく、しかもいい気分になれる最右翼のものだと思います。
彼の音は、丸みを帯びていて鋭いフリーキートーンはほとんどありません。僕が聴き続けるほどんど唯一のESPディスクです。先入観を捨ててみるのも、たまには必要だと感じ入ったアルバムです。
もちろん勝手なイメージなんですが、
azuminoさんがマリオン・ブラウン、しかもESPレーベルとは…。
しかし記事を拝読するとわりと親しみやすいのかもですね。
フリーキー・トーンがほとんど無いというのも
尖ったマクリーンより聴きやすいのかも知れませんね。
今まで意識して聴いたことないです、マリオン・ブラウンは。
フリー・ジャズも一時かなり聴きました。仙台に昔、「Now」というジャズ喫茶があって、そこは前衛ばかりでした。アンソニー・ブラクストン、アルバート・アイラー、コールマンとかまあ前衛の百花繚乱でした。LPも結構集めましたし。
さすがに、いまあまり聞きたいとは思いませんが、このLPなどは未だターンテーブルにのせています。
マリオン・ブラウンとは懐かしい名前です。私も好きでしてESPには注目しておりました。アーチー・シェップと組んだ作品は奇を衒ったところがなく、自然体でいいですね。
フリーはリアルタイムで聴いておりますが、最高傑作はバーデン=バーデン・フリージャズ・オーケストラのGITTIN' TO KNOW Y'ALLと思います。拙ブログではどちらも話題にできそうもありませんが、取り上げたときには一番のコメントをよろしくお願いします。(笑)
マリオン・ブラウンですが、聴きまくった時期もありましたが、これ一枚に落ち着いてます。
Dukeさんが、フリージャズにお詳しいとはびっくりしました。ブログからはうかがえませんでしたから。
実は、世の中には隠れフリー・ジャズ・ファンがいっぱいいるのかもしれません。
リンクの方、ありがとうございました。azuminoさんとは、dukeさんとこでちょくちょくお会いしてて、いつも渋くていいところをセレクトしてくるな・・・と唸ってました(笑)
マリオン・ブラウン!ESPレーベル!う~ん・・・確かにこちらが勝手に描いたazuminoさんのイメージからすると意外な感じしました(笑)
dukeさんは、あの時代の「ジャズ喫茶」現場経験者ですから当然、フリーにも詳しいかな・・・と思います(笑)
私の方は・・・フリージャズ・・・ほんの少し、アイラー、O.コールマンなど今から見れば「古典フリー」の一部作品を聴いたくらいです。手持ちタイトルもたぶん10タイトルほどでしょう。その中のひとつに~
マリオン・ブラウンのもうひとつのESP盤~Why Notがありました。
マリオン・ブラウンはアルトの音色自体に清冽さがあっていいですね。Vistaという後期impulseも一時期、けっこう聴きました。また後でこの2作、聴いてみますね。
ハード・バップとヴォーカルが主で、新主流派くらいまででしょうか、フリーまでいくと基本的に苦手です。かつてたまに行っていたジャズ喫茶がアバンギャルド専門で、昼間からあたりまえのようにアンソニー・ブラクストン、アルバート・アイラーあたりがかかっていました。
今もっているのは、わずかです。年齢のせいもあるかもしれませんが、ゆとりがないとアバンギャルドは、僕には無理なようです。たまにフリーもいいのがあると思うこともありますが(笑)