自宅でゆっくりできた日曜日です。午前中は小さな庭の草取りをし、午後は和田誠著の映画の本「お楽しみはこれからだ」を拾い読みしていました。そうしたら西部劇が観たくなって、映画「OK牧場の決闘」のDVDを借りてきました。「OK牧場の決闘」(1957年)には、バート・ランカスターやカーク・ダグラスと並んでロンダ・フレミングが出演をしています。
RHONDA FLEMING (ロンダ・フレミング)
ROHNDA (COLUMBIA 1957年録音)
ロンダ・フレミング(1923年ハリウッド生まれ)は、赤い髪の毛、緑色の目、白い肌がカラー作品で映えることからテクニカラーの女王と呼ばれた女優さんですが、さすがに今の日本では古い映画やヴォーカル好きの間で知られているだけになっているのかもしれません。
彼女は、1957年に始めてナイトクラブ(ラスヴェガス・トロピカーナ・ホテル)に歌手として出演し、それが評判になりこのアルバムの録音につながりました。映画中でも歌い、スクールバンドでも歌ったことがあるので、収録には張り切って臨んだことでしょう。なお、プライベート録音が追加収録された輸入版CDが発売されていました。
ジャケットにみる容姿から想像できるとおり、声は甘さを含み、潤いにあふれたものです。丁寧にしっとりと歌うバラードがよく、ジャケットを観ながら聴くとさらによいです。編曲はFrank Comstockで、バックは弦も入ったビッグ・バンドですが、うるさくはありません。
「Don't Take Your Love From Me」、「Around The World in Eighty Days」、「The End of a Love Affair」、「Under Paris Skies」、「Baby,Baby All The Time」、「When I Fall in Love」、「Then I'll Be Tired of You」など12曲。大好きな曲「Under Paris Skies」(パリの空の下)が入っているのが嬉しく、「Then I'll be Tired of You」も歌詞の意味どおり、聴いている方がとろけてしまいそうです。
ゲイル・ロビンスも「I'm a Dremaer」の一枚だけですね。
下半身の方ですが、これはもう映画を観るしか(笑)。
ゲイル・ロビンスの方は、「カラミティー・ジェーン」(ドリス・デイ主演)で歌手役として出てきます。最後の方で、ドリスが「Secret Love」を歌う場面が忘れられない映画です。
ヴォーカルアルバム一枚残してもこうして話題になる美人女優は特ですね。ロンダ・フレミングも素敵ですが、アルバム一枚だけのゲイル・ロビンズは選曲もよく魅力があります。フレミングにしてもロビンズにしてもジャケは上半身のみ。下半身が気になるのは私だけでしょうか。(笑)
映画でのロンダ・フレミングもよいですがが、ご指摘のようにこのジャケ写はもっと綺麗に見えます。
歌唱の方もさることながら、好きな曲が収録されているので大事にしてきたアルバムです。
こんにちは
このアルバムいいですよね。特にジャケ写真がいいです。
その中でもバック・ライトに浮かび上がる金髪と吸い込まれるような瞳が印象的です。
大袈裟かもしれませんが生きた宝石のような瞳です。
おっしゃるように、これ以外には彼女のアルバムはないのでしょうが、再発盤か未発表曲の発掘がされて別ジャケ写真仕様で発売されないでしょうか?(笑)
最近は続々と再発盤の発売が控えているようですので、彼女のアルバムもひょっとするとと多少の期待もしています。
映画通の間では、ロンダ・フレミングは結構知られているようです。ヴォーカルアルバムはこれ一枚だけです。バラード主体ですが、ビッグバンドをバックにジャジーに歌った曲もあります。
ミュージカル女優でもないのに、クラブ出演も果たしてしまう、ロンダもすごいですが、当時のハリウッドというのは素晴らしい人材があつまっていたのだと、改めて思いました。
なんか究極の“美女ジャケ”って感じですね。57年ながらカラーフォトを惜しげもなく使ったのは大手COLUMBIAゆえか素材が美人女優ゆえか……。
ちょっと興味がありましたので検索してみたらこのひと、ほとんど女優としての紹介記事ばかりがヒットしました。となると聴いてみたくなるのが人情です(笑)。
洋の東西を問わず女優さんは歌の上手な人が多いですね。