安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ライチョウの親子とコマクサに出会った蓮華岳登山(2)(8月18日 大町市・立山町)

2019-08-21 20:01:10 | 登山・ハイキング

蓮華岳登山の(2)です。針ノ木峠からの蓮華岳往復の行程を記します。登山の様子に加え、稜線上からの眺望やライチョウの親子の写真を掲載します。全体の行程を再掲します。

【行 程】

扇沢無料駐車場 3:45 → 針ノ木登山口 4:03 → 大沢小屋 5:28 → 針の木峠 8:18-36(休憩) → 蓮華岳 9:38-50(休憩) → 

針ノ木峠 11:00-12:08(昼食休憩) → 大沢小屋 14:50-57(休憩) → 針ノ木登山口 16:08 → 扇沢無料駐車場 16:20

黒四ロイヤルホテル 16:45-17:30(入浴) → 長野市自宅着 18:30

【針ノ木峠~蓮華岳】

針ノ木小屋は賑わっていました。

針ノ木峠からの南方面の眺望。穂高連峰、槍ヶ岳が見えました。

しばらく休憩した後、蓮華岳に向かいます。(これは針ノ木峠に戻ってきてきてから撮った写真です。雲が出ています。)。蓮華岳山頂は、先の右の奥になると思います。

蓮華岳山頂へ向かう途中から南方面。手前に左から北葛岳、七倉岳、船窪岳。後方に、穂高連峰、槍ヶ岳

針ノ木岳。

左からスバリ岳と赤沢岳。後方に剣岳。

奥に剣岳でいいと思いますが、アップ。

山頂方面。まだ遠そうです。

一つのピークを越えます。

広い稜線に出ました。

岩が目立ちます。このあたりで、ライチョウが出てきてくれました。

【ライチョウの親子】

岩の上に乗り、あたりを見回して安全を確認している様子でした。

岩から下りて道の反対側へ。

盛んに鳴いていて、どうやら雛を呼んでいるようです。

雛が出てきました。

2匹いて、駆け出していきました。多分、餌場がそちらの方面にあるのでしょうか。

親鳥が後を追います。

ここでも安全確認を行っていました。ガスが出てきて、天敵の心配がなくなったのでしょう。

お食事タイムのようです。親子揃って写すことができました。

お花畑のライチョウ。見にくいかもしれませんが、手前などにコマクサが咲いています。

【蓮華岳山頂へ】

あのピークは、まだ山頂ではありませんでした。

大町市にある若一王子神社の奥宮があります。

もうじきです。あの人が立っているところのすぐ先が山頂でした。

蓮華岳山頂(標高 2,799m)

進むと三角点があります。タッチしてみました。

三角点から先には登山道はありません。×印が岩に印してありました。大町市側は、ガスで全く見えませんでした。

【蓮華岳山頂~針ノ木峠】

しばし休憩後、針ノ木峠へ向かい下りていきます。この写真ではよくわかりませんが、登山道の左右はコマクサの群落です。

コマクサの群落。次回の(3)にコマクサのアップを記載します。

いくらか雲が晴れてきました。

 気持ちのよい稜線歩きが続きます。左右はコマクサの群生地です。

岐阜県側だと思いますが、救助のためのヘリコプターがホバリングしていました。

奥に針ノ木岳。

Sさんが南方面の山の名前やルートの説明をしてくれているところです。蓮華岳山頂から北葛岳、七倉岳、船窪岳とルートはありますが、アプダウンがすごく、体力のある上級者向けです。

眼下に針ノ木小屋が見えました。

針ノ木峠に到着。

針ノ木小屋の横のテーブルで昼食、コーヒータイムとしました。

(3)へ続きます。(3)では、針ノ木峠~扇沢、温泉、出会った花について記載します。引き続きご覧いただければ幸いです。


ライチョウの親子とコマクサに出会った蓮華岳登山(1)(8月18日 大町市・立山町)

2019-08-20 20:18:50 | 登山・ハイキング

8月18日(日)に大町市の扇沢から蓮華岳(標高 2,799m)に、Sさん、Aさんと登りました。針ノ木雪渓は、横切っただけで、沢の左右を歩く夏道ルートでした。蓮華岳では、ライチョウの親子に遭遇し、コマクサの大群落を見ることができ感激しました。

歩行時間は、10時間50分程度でしたが、針ノ木峠からの蓮華岳往復はライチョウや花を撮影しながらなので、かなりゆっくりです。ルート上に危険なところはありませんが、下山ではスリップしないように注意しました。リーダーのSさんに感謝して帰宅しました。

【行 程】

扇沢無料駐車場 3:45 → 針ノ木登山口 4:03 → 大沢小屋 5:28 → 針の木峠 8:18-36(休憩) → 蓮華岳 9:38-50(休憩) → 

針ノ木峠 11:00-12:08(昼食休憩) → 大沢小屋 14:50-57(休憩) → 針ノ木登山口 16:08 → 扇沢無料駐車場 16:20

黒四ロイヤルホテル 16:45-17:30(入浴) → 長野市自宅着 18:30

【駐車場~針ノ木登山道入り口】

午前3時30分くらいの無料駐車場の様子。ヘッドライトをつけて出発の準備をしているところです。

扇沢駅。この下段にあるトイレを借りました。

扇沢駅と道を挟んで反対側にある針ノ木登山道入り口。登山ポストに登山計画書をSさんが投函し、出発。

道の左側にある針ノ木登山口の表示。

【針ノ木登山口~大沢小屋】

今回のヘッドライトは、「Black Diamond」のものを使いましたが、明るくて具合が良かった。

登山道は関電の管理用道路を横切りながら続きます。管理用道路は3回ほど通ります。

管理用道路トンネル入口手前の左手広場(多分ヘリポート)の右端の奥に登山道の案内がありました。

沢を3か所ほど渡ります。

稜線が見渡せるようになり、もうすぐ大沢小屋です。

大沢小屋。

百瀬慎太郎の記念碑。彼は大町出身の著名な登山家で、大沢小屋、針ノ木小屋の建設も行っています。

【大沢小屋~針ノ木峠】

大沢小屋を出発。

登山道に石はありますが、整備されています。

岩の上を通過。

雪渓の下端に出てきました。

橋を渡り、対岸へ。

雪渓を右に見ながら進みます。

雪渓の下は、すごい勢いで水が流れています。

途中でロープに沿って対岸に渡ります。

簡易な橋が設けられています。

その先は、ロープ、鎖のある上りです。足のかかるところが多く、比較的すんなりと登れました。

しばらくいくと、雪渓の上を通り対岸に渡ります。アイゼンは持ってきていますが、ストックと登山靴で大丈夫でした。ゆっくりです。

左手の沢からは水も流れてきています。

上を見上げると青空。

最終水場。

このへんから下山する人に行きあいました。

右に渡り高度を上げていきます。

ジグザグに進みます。

針ノ木小屋の手前に出ました。

すぐ左には、「針ノ木峠」の標柱があり、稜線に到着しました。

(2)では、針ノ木峠(針ノ木小屋)からの蓮華岳往復を記し、稜線からの眺望、ライチョウの親子などの写真を掲載する予定です。引き続きご覧いただければ幸いです。


蓮華岳登山に備えて、サブザックを購入し保険に加入しました。

2019-08-19 20:09:44 | 登山・ハイキング

8月18日(日)の蓮華岳登山に備えて、前日の土曜日、サブザックを石井スポーツ長野駅前店で購入し、お守りのためにモンベル野遊び保険(1泊2日、500円)に加入しました。サブザックは、店員さんに奨められた「Sea to Summit Ultra-Sil NANO DayPack」を購入しました。

石井スポーツでは、安売りをしていたウォーキングシューズも購入しました。また、登山中の脚の痛みに備えて、エアーサロンパスDXをドラッグストアで購入し、翌日に備えることにしました。

この小ささ、軽さには驚きました。畳んだ状態では、卵くらいの大きさです。

Sea to Summit Ultra-Sil NANO DayPack

   

広げるとこんな感じです。(広告写真から)

八ヶ岳の山中で友人がもっていたものを使わせてもらった時の写真です。若干の痛みを感じた太ももに使ったのですが、効いたためか、最後まで調子よく歩けました。

 

                     

久光製薬のエアー・サロンパスDX

購入したウォーキングシューズ


ジョー・ヘンダーソン THE KICKER

2019-08-18 20:04:04 | テナー・サックス

先日、コメダ珈琲豊科店に寄ったところ、「シロノワール北海道メロン」という季節限定の商品があったので注文しました。北海道のメロンクリームがデニッシュパンに挟まれ、ソフトクリームにもメロンソースがかかる濃厚な甘いデザートで、珈琲によくあいました。管楽器3本によるハーモニーが甘美なアルバムを。

JOE HENDERSON(ジョー・ヘンダーソン)
THE KICKER (Milestone  1967年録音)

   

ジャズ・ジャイアントの一人に数えられるジョー・ヘンダーソン(ts, 1937~2001年)は、1960年代におけるブルーノートレーベルや90年代におけるヴァーヴへの録音に有名盤が多いのですが、60年代後半から70年代におけるマイルストーン時代にもよい録音を残しています。これは同レーベルへの録音第1作に当たります。

メンバーは、ジョー・ヘンダーソン(ts)、マイク・ローレンス(tp)、グラチャン・モンカ-(tb)、ケニー・バロン(p)、ロン・カーター(b)、ルイ・ヘイズ(ds)。マイク・ローレンスやケニー・バロンという当時の新進のミュージシャンが起用されています。

曲は、ジョー・ヘンダーソンの自作が「Mamacita」、「The Kicker」、「If」、「Mo' Joe」の4曲、ビリー・ストレイホーン作「Chelsea Bridge」、マイルス・デイヴィス作「Nardis」、ヴィンセント・ユーマンス作曲のスタンダード「Without A Song」、A.C.ジョビン作「O Amor En Paz」の全8曲。

ジョー・ヘンダーソン(ts)というと、ブルーノートの諸作品が思い浮かびますが、ごく久しぶりに聴いたこの作品は、それらに肩を並べるものでした。夏なのでボサノヴァの「O Amor En Paz」(平和な愛)もお目当てだったのですが、圧巻はバラードの「Chelsea Bridge」で、陰影豊かなヘンダーソンの吹奏と低域を中心としたソロをとるバロンが素晴らしい。ジャズ・ロック系の軽いビートの「Mamacita」や「The Kicker」、さらには三管のハーモニーで聴く「Nardis」と楽しめました。

【コメダ珈琲のシロノワール北海道メロンミニサイズ】

選べるデザートセットのメニュー

シロノワール北海道メロンミニサイズに目が行きました。

一緒に頼んだのは、アメリカン珈琲です。

メロンソースがのったソフトクリームは濃厚な味でした。デニッシュパンの中には、メロンクリームがサンドされています。


ジャズ喫茶「M-gate」のマスターを偲んで開催されたレコードコンサートへ。

2019-08-17 19:03:18 | オーディオ

長野県北安曇郡松川村のジャズ喫茶「M-gate」は、マスターがお亡くなりになり、休業と標示はなっていますが、再開の予定はありません。お盆にマスターと親交のあった仲間で、彼を偲んでレコードコンサートを開催しました。

マスターはしばらく前にマーク・レヴィンソンのアンプを導入しましたが、それが効いているためか、余裕のある素晴らしい音が部屋の隅々まで届いていました。機器の操作を行ったIさんやマスターの奥様と、想い出話やレコードの話をして故人を偲びました。

M-gate外観。

休業のお知らせ。

全部で10数名集まりました。僕は都合で遅れていったので、既に始まっていました。

レコード棚。日本盤は処分したものもあるようです。

スピーカー:JBL Project EVERST DD66000。パワーアンプはよくわかりません。

プレーヤー:アコースティック・ソリッド。ドイツ製だそうです。

フェーズメーション

フォノアンプ

マークレヴィンソンのプリアンプ

アキュフェーズのアンプ。現在は一部の機能しか使っていないようです。

奥様に淹れていただいた珈琲。

以下、聴いたレコードです。このころのベイシー楽団のアンサンブルはすごい。「Flute Juce」におけるフランク・ウェス(fl)の音色が素晴らしく、こんな音が入っていたかとびっくりした再生ぶりでした。

クラシックも鳴らそうということで、シューベルトのアルペジオ-ネソナタをかけてくれました。チェロの低音がまろやかです。

リー・モーガン(tp)とウェイン・ショーター(ts)の入ったアート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズのレコード(Liberty盤)。ショーターのサウンドが柔らかく、音の微妙なニュアンスまで再生されていました。

ビル・エヴァンスはマスターも大好きでした。

機器の操作を行ってくれた、マスターとは40年来の友人であるIさん。彼にも感謝して、安曇野市の自宅に向かいました。