安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

アート・ファーマー=ベニー・ゴルソン「HERE AND NOW」と足利市プラザハマダの音符カステラの話題

2020-07-26 19:00:25 | トランペット・トロンボーン

先日出かけた栃木県足利市のプラザハマダという喫茶・雑貨販売のお店では、音符カステラというユニークな品物を売っていたので、自宅用に2包み買ってきました。さっそく紅茶と一緒にいただきましたが、チョコソースやジャムをかけて食べるとなお良さそうでした。大音量だとなおよく聴こえるアルバム。

ART FARMER (アート・ファーマー)
BENNY GOLSON (ベニー・ゴルソン)
HERE AND NOW  (MERCURY 1962年録音)

   

アート・ファーマー(tp, 1928~99年)とベニー・ゴルソン(ts, 1929年生)が結成したジャズテットは、1960年から61年にかけてアーゴレーベルに4枚のアルバムを録音し、続いてマーキュリーレーベルで2枚のアルバムを作っています。これはその一枚です。

メンバーは、アート・ファーマー(tp)、ベニー・ゴルソン(ts)、グラチャン・モンカーⅢ(tb)、ハロルド・メイバーン(p)、ハービー・ルイス(b)、ロイ・マッカーディ(ds)。このグループは、編曲をしっかり行い洗練されたハードバップを演奏しましたが、62年まで3年間ほどの活動にとどまりました。

曲目は次のとおり。

1  Tonk (Ray Bryant)
2  Rue Prevail (Art Farmer)
3  Richie's Dilemma (Harold Mabern)
4  Whisper Not (Benny Golson)
5  Just in Time (Jule Styne)
6  Ruby, My Dear (Thelounious Monk)
7  In Love In Vain (Jerome Kern)
8  Sonny's Back (Grachan Moncur Ⅲ)
メンバーのオリジナル4曲に有名ジャズオリジナル2曲、ミュージカル中の曲2曲と、バランスよく選曲されています。グラチャン・モンカー三世作曲の「Sonny's Back」は、ボブ・ロックウェル(ts)がテーマ曲としていて、僕も好きな曲です。

ファーマーとゴルソンをはじめとしたメンバーのソロが一聴に値しますが、ブルーノートレーベルに新主流派的なアルバムを残したグラチャン・モンカー3世のオーソドックスなプレイが聴けます。「Tonk」はファンキーがかった曲想が楽しく、メイバーン(p)のソロがリズミカル。「Richie's Dilemma」は、ラテンリズムの快活な曲で、ファーマー、モンカー、ゴルソンとエキサイティングなソロが続きます。肩の力を抜いたようなファーマーのプレイが印象的な「In Love In Vain」や早いテンポの「Sonny's Back」も面白い。

【プラザハマダの音符カステラなど】

プラザハマダホームページ:PLAZA HAMADA

お茶の時間です。

音符カステラ。ト音記号がユニーク。

音符カステラ拡大。

紅茶はアール・グレイ。実はいただきものです。

京都市の会社が販売しているものです。

リヒャルト・シュトラウスの歌劇「ナクソス島のアリアドネ」(DVD)を観ながら。


栃木県足利市へドライブ(2)【中古レコード店「Vintage Records」、喫茶・雑貨販売「ハマダ」】

2020-07-25 19:50:03 | お出かけ・その他

足利市へドライブの続きです。鑁阿寺の次は、中古レコード・CD販売の「Vintage Records」に寄りました。オークションを主催されていて、オールディーズやジャズなど洋楽全般を扱う有名店です。今回初めて寄ることができました。

「Vintage Records」のすぐ近くにある「プラザハマダ」という喫茶店兼雑貨販売のお店に休憩で入りました。レコードも売っていますが、ジャズはありませんでした。ソフトクリームを食べましたが、音符カステラという面白い商品があったので、自宅用に購入しました。

【Vintage Records(ヴィンテージレコード)】

住所:栃木県足利市通1丁目2698
電話:0284-42-7736
ホームページ:Vintage Records

   

外観

入口

店内。奥の方から撮っています。

元々は時計屋さんで、3代目だそうです。

カウンターの前には、試聴用の機材が置かれています・

スピーカーは、英国製のハーベスを使っていました。

カウンターの中には、在庫がたくさんあり、奧にもあります。探していたレコードがあったのですが、既に売約済みでした。遠くても、また出かけたいレコード店です。

【プラザハマダ】

住所:栃木県足利市通2丁目12−11
電話:0284-41-2301
ホームページ:PLAZA HAMADA

外観

喫茶店の入口

入ってすぐ右手にレコードの展示があります。洋楽中心でした。

いろいろな商品が販売されています。

左手奥には、歌謡曲のシングル盤などもありました。

  

マリリン・モンローのレコードの展示。(レプリカでしょうか?)

   

こちらは、エルヴィス・プレスリー

ソフトクリームが食べたかったので注文。この形は見たことがありませんが、量がたっぷりでした。

   

食べてしまってからメニューを見ました。

こちらの名物は、音符カステラで、ソフトクリームとチョコソースがかかるそうです。これにすればよかったと後悔。テイクアウト用の音符カステラを購入し、自宅で食べることにしました。


栃木県足利市へドライブ(1)【足利学校、鑁阿寺】

2020-07-24 20:00:04 | お出かけ・その他

友人に奨められていた「足利学校」を初めて訪れました。長野から高速道路を使い、高崎ジャンクションで北関東道に入り足利インターで下りましたが、意外に時間がかからず、それほど遠くないと思いました。

「足利学校」と「鑁阿寺」を回りましたが、街中が静かでしっとりとしたムードで街歩きも楽しめました。中古レコード店「Vintage Records」にも初めて寄ることができ、また来たいと思いながら前橋に向かいました。

(足利学校)

住所:栃木県足利市昌平町2338番地 
電話:0284-41-2655
ホームページ:ashikaga.tochigi.jp/site/ashikagagakko (市役所のホームページです。)  

街中に案内図がありました。

入徳門(入口になります)。

事務所です。コロナ対策をしっかりとやってありました。

足利学校の歴史などについて15分のビデオを見ました。

   

空からの写真があり、位置関係がわかりました。

学校門。寛文8年(1668年)の創建だそうです。

杏壇門(きょうだんもん)。寛文8年(1668年)の創建。門を抜けると孔子廟(1668年造営)がありますが、工事中でした。

方丈。講義や学習、学校行事などのための座敷として使用されたところ。

左側に方丈。右側は庫裏で、台所、食事が行われたところで、ここから靴を脱いで入りました。

庫裏

方丈の内部です。

孔子廟が工事中なので、孔子座像はこちらに置いてあるそうです。

孔子座像。すぐ近くで見ることができました。後年は、兵学や占星術なども教えたようですが、そもそもは論語など儒学を教えたところだそうです。

南庭園。方丈の座敷から見ています。なかなか趣あります。

関東管領の「上杉憲実」の名前が出てきました。教科書には必ず登場する名前なので、親しみが湧きます。足利学校が持っている書籍は国宝のものをはじめ貴重なものがあるということです。

土蔵なども復原されています。

足利学校を出て、右折し鑁阿寺へ向かいます。

突き当たりを再び右折してまっすぐ進むと鑁阿寺です。

途中に足利尊氏の像がありました。

(鑁阿寺(ばんなじ))

住所:栃木県足利市家富町2220
電話:0284-41-2627
ホームページ:ashikaga-bannaji.org/index.html

桜門(山門)。足利幕府十三代将軍足利義輝の再建。両側の仁王像は桃山時代の作だそうです。

堀があるのがすごいところです。

本堂目指して歩いています。

本堂。国宝です。本堂は鎌倉時代、建久7年(1197年)に足利義兼が持仏堂として建立したものを、その後足利義氏が方5間の大堂を建立したが、火災で失い、尊氏(たかうじ)の父・足利貞氏(さだうじ)により正安元年(1299)に再建したもの。

ご本尊様は胎蔵内大日如来。申年、未年の守り本尊である。後方壇に弘法、興教の二大師、開基鑁阿上人
(足利義兼)像をはじめ、明治維新まで、堀の外に祀ってあった塔頭十二支院の御本尊を安置しているそうです。

右手から本堂。

足利氏宅後の標識がありました。

境内は広く自然も豊かです。紫陽花があったので、撮影しました。

(2)へ続きます。(2)では、ヴィンテージレコード、プラザハマダ(喫茶)、前橋へ来てジャズ喫茶「木馬」などについて記します。引き続きご覧いただければ幸いです。


ジョージ・アダムス「LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD」と、セラミカのコーヒーカップや帝国ホテルアイスクリームの話題

2020-07-23 20:03:22 | テナー・サックス

東京の親戚から帝国ホテルのアイスクリームをお中元にいただきました。そこで早速、先日松本市で購入したセラミカのカップに淹れた珈琲とともに夜のティータイムに賞味してみました。結果、名前に恥じない美味しいもので、やはり老舗は違うと感心。老舗のジャズクラブで録音されたアルバム。

GEORGE ADAMS (ジョージ・アダムス)
DON PULLEN (ドン・プーレン) 
LIVE AT VILLAGE VANGURAD (SOUL NOTE 1983年録音)

   

ジョージ・アダムス(ts, 1940~92年)とドン・プーレン(p, 1941~95年)の双頭バンドは、そこそこアヴァンギャルドながらフリーまでいかない演奏で、刺激的なジャズを聴きたい時などに取り出しています。ライブにおける白熱した演奏が聴けますが、抒情的な面もあって、好きな一枚です。

メンバーは、ジョージ・アダムス(ts)、ドン・プーレン(p)、キャメロン・ブラウン(b)、ダニー・リッチモンド(ds)。ニューヨークの老舗ジャズクラブ「Village Vangurd」におけるライブ録音です。

曲目は、次のとおり。

1  The Necessary Blues (Don Pullen)
2  Solitude (Duke Ellington)
3  Intentions (George Adams)
4  Diane (Charles Mingus)
「Solitude」以外は、知られていないかもしれませんが、「The Necessary Blues」は曲想的にも楽しいものです。
 
白熱したエキサイティングな演奏が楽しめるアルバムですが、「Solitude」ではジョージ・アダムス(ts)とドン・プーレン(p)は意外と端正で、ソロも親しみやすく、特にプーレンのソロには抒情が感じられます。「The Necessary Blues」や「Intentions」では、彼らの本領発揮で、アダムスの激烈なトーンによる黒っぽい節回し、プーレンの早弾き鍵盤かき回しと、聴きどころたくさんで意外と好んでいます。
 
   
 
ジャケット裏面にある、メンバーの写真。
 
【帝国ホテルのアイスクリーム、セラミカのコーヒーカップ】
 
蛍光灯の光ではないので、色合いは実際には少し異なるかもしれません。

カロリーは気にしていますが、誘惑には勝てませんでした。

「IMPERIAL HOTEL」の表記が、かっこよいですね。

製造者は、名古屋製酪株式会社です。

このカップは、容量が大きくて、多めに入ります。珈琲も美味しくいただきました。本日は長野市で使いましたが、安曇野市へ持って行って使います。


セラミカ (陶器販売・喫茶 松本市大手4丁目(上土))

2020-07-22 20:02:53 | お出かけ・その他

先日、松本市内に出かけた際、上土にあるポーランドの「CERAMIKA ARTYSTYCZNA」の陶器を販売し、喫茶を併設したお店「セラミカ」に初めて寄りました。市営住宅の一階にある店舗は広く、陶器や雑貨が多数展示してありました。

女鳥羽川に沿った道路に面したセルフサービスの喫茶コーナーも広くて清々としていて、休憩によいスペースでした。縄手通りの端にもあたり、松本市内の散歩の際にも使えます。コーヒーカップを一つ買いました。

外観。この建物(市営住宅)の一階がお店になります。

外にもテーブルと椅子があり、木陰で休むにもよいです。

入口

   

入口には、「セルフカフェ セラミカ」の看板も出ています。

店内

この柄が伝統的なセラミカ社のデザインのようです。手作りなので、一つ一つ微妙に異なります。ひとつ買いました。

花のデザインも。

花器やお皿などもあります。

雑貨のコーナー。ポーランドに関係したものが多いのかもしれません。

喫茶店のスペース。独占状態でした。

椅子は座りやすいものです。

壁には陶器類の展示。

コーヒーはセルフで、サーバーから淹れます。

使用するカップは、こちらから好みで選べます。たっぷ入りそうな形状です。

ほんわかした絵柄のものにしてみました。このコーヒーは、結構いけます。

焼き菓子も注文。こちらのお店の関連工場が松本市内にあり、そこで作っているものです。

もらった名刺の表面。

名刺の裏面。青山にもお店があるようです。詳しくはホームページをご覧ください。

【セラミカ CERAMIKA】

住所:長野県松本市大手4丁目4−2
電話:0263-31-3177
ホームページ:ceramika-shop.jp/honten/