安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

欧風家庭料理 くんくん亭 (洋食 長野県大町市高見町)と、まんぷくガイド(大町市商工会議所編)

2020-07-21 20:20:47 | グルメ

先日、大町市商工会議所編の「まんぷくガイド」を参考に、やなばにある「レストランくんくん」へ行こうとして電話をかけたら、そちらは休業中で、2号店の「くんくん亭」を市内にオープンしたので、来てくださいと言われたので、行ってきました。

蔵を改造したお店の一階はこじんまりですが、二階もあり、結構入りそうです。女性を中心に満席でしたが、しばらくして案内されました。ハンバーグ定食にデザート、珈琲と定番メニューにしましたが、家庭的な洋食という感じで、なかなか良かった。

看板

回りは駐車場になっていますが、蔵造りの建物はわかりやすい。

入口。この7月にオープンしたばかりです。

カウンターにはお祝いの花が飾られてありました。

定番のランチセットで。メニューは他にもたくさんあります。

ハンバーグ定食。

香辛料控えめの柔らかめなハンバーグで、僕の嗜好にあっていました。

漬け物もついてきました。

デザートとコーヒー。

プリン。

コーヒー。

【欧風家庭料理 くんくん亭】

住所:長野県大町市大町高見町3343−1
電話:0261-85-4868
ホームページ:ja-jp.facebook.com/restaurant.kunkun (レストランくんくんのfacebookですが、くんくん亭の情報も載っています)

【まんぷくガイド(大町市商工会議所編】

大町市の飲食店案内です。便利なのは、蕎麦店の一覧や黒部ダムカレーを提供しているお店の一覧が載っていることです。

   

表紙。便利なガイドブックです。

やなばにある「レストランくんくん」が掲載されています。

洋食のお店の紹介。「ビストロ傳刀」、「kuni's カントリーキッチン」、「ビストロカフェミルフューユ」には寄りました。

黒部ダムカレーを提供しているお店の一覧が掲載されています。

蕎麦のお店の一覧。美麻地区のお店も掲載されています。「山品」だけ入ったことがあります。


夏に出現した大町市中山高原の「幻の池」と美麻珈琲 (長野県大町市美麻)

2020-07-20 20:01:15 | お出かけ・その他

長野市から大町市経由で安曇野市へ向かう途中、中山高原にある美麻珈琲によりました。奥の方をみると例年だと春に出現する池ができていて、驚愕しました。最近の大雨が原因ですが、後で蕎麦畑で仕事をしていた方と話すと、こんなことは初めてだそうです。

春先の雪解け水を集めて出現する池は、ここ2年は雪が少なく、出現していません。また、夏に池ができるのも初めてだということで、気候変動の激しさの一例でしょうか。美麻珈琲は営業中でしたが、農園カフェ「ラビット」は長期休業中だそうです。

奥の方を見たら池がありそうです。

池ができていました。雪解け水で春だけ出現するのですが、今年は大雨でこの時期できたのでしょう。驚きました。

回りの景色が池に映りこんでいます。

道の土もたっぷりと水を含んでいました。

丘の方を撮影。

お店の前あたりの蕎麦畑。

美麻珈琲外観。

入口

店内

座ったソファです。

ストーヴ

窓を通して外が見えます。

小音量で、ジャズがスピーカーから流れていました。

ケーキとコーヒーを注文

果物のジャムを練り込んだケーキ。

美麻ブレンド

ひとつ丘を越えた場所にある農園カフェラビットの方に行ってみました。

天気も悪く、花の季節でもないので、訪れている人はいませんでした。蕎麦畑で働いていた方とちょっとお話をしました。

天気が良ければ、白樺がきれいに映るお気に入りの場所です。

畑。春は菜の花、秋には蕎麦の花を見ることができます。

農園カフェ「ラビット」

ラビットは、休業中です。道路に面した大きな看板にCLOSEDの表示がありました。

【参考 2015年5月8日の拙ブログの記事から】

菜の花が咲き、幻の池もこの時期出現しています。

【美麻コーヒー】

住所:長野県大町市美麻14902-1
電話:0261-23-1102
ホームページ:miasacoffee.com


リンダ・スコット「STARLIGHT, STARBRIGHT」とTBSテレビ番組「マツコの知らない世界」の話題など

2020-07-19 19:56:13 | ヴォーカル(L~R)

TBSテレビ「マツコの知らない世界」(長野県内では信越放送が放映)は人気があるようで、長く続いています。その番組の中で、オープニングや場面転換などの際に、リンダ・スコットが歌う「I've Told Every Little Star」(星に語れば)が流れています。僕はテレビはほとんど見ないので、つい最近この番組を観て驚きました。たまにはオールディーズを。 

LINDA SCOTT (リンダ・スコット)
STARLIGHT, STARBRIGHT (CANADIAN-AMERICAN 1961年録音)

   

リンダ・スコット(vo, 1945年生)は、オールディーズ(初期のロックン・ロール)時代に活躍した歌手で、現在でも人気があるようです。タンタラと明るく歌い、その可愛いらしい容姿もあいまって、1960年代初めのアメリカを象徴しているかのよです。

これは、リンダ・スコットの初アルバムで、星に関係のある歌を収録してあります。編曲指揮は、HUTCH DAVIEで、ストリングスが入った大型バンドの伴奏です。1961年、62年とヒットを飛ばしていますが、64年にビルボード100位に入ったのが最後で、70年代初めに引退しました。

レコードの収録曲は次のとおり。

1  Starlight, Starbright
2  Stars Fell On Alabama (アラバマに星落ちて)
3  You Are My Lucky Star
4  Stardust (スターダスト)
5  Little Star
6  I've Told Every Little Star (星に語れば)
7  Count Every Star (星を数えて)
8  Blue Star (ブルー・スター)
9  Catch A Falling Star
10  When You Wish Upon A Star (星に願いを)
11 A Thousand Stars (星がいっぱい)
12 Land of Stars
マツコの知らない世界で流れている「I've Told Every Little Star」は、O.ハマースタイン作詞、ジェローム・カーン作曲の1932年のミュージカル「Musical In The Air」(342回公演)の中の曲です。リンダ・スコットが歌いビルボードチャートの第3位に入る大ヒット曲になりました。

このアルバムは、アメリカンポップスの佳き時代の傑作の一つだと思っています。リンダ・スコットの声は、伸びて、声量があり、楽しそうにリズムを刻むのもよいです。「I've Told Every Little Star」(星に語れば, 3位)、「When You Wish Upon A STar」(星に願いを)、「Starlight, Starbright」(44位)、「Little Star」や「Blue Star」、「Stardust」など、ウキウキ、ワクワク、たまにしんみりと、楽しめます。彼女は曲も書いていて、「Don't Bet Money Honey」(賭け事はおよし、9位)や「Yessiree」(60位)というヒットも飛ばしています。

【星に語れば youtubeへリンク 実際にお聴きいただけます】

星に語れば(youtube)

僕にしては珍しく音源へのリンクを貼ってみました。

【マツコの知らない世界(TBS系テレビ 火曜よる8時57分)

TBSのホームページ(マツコの知らない世界)へのリング
一部動画も見ることができます。
 
 
【MMC(松本ミュージッククラブ、ゆるい音楽鑑賞団体でアンの家で月に一回例会を開催)】
 
せっかくだからオールディーズをやったらと、アンの家のマスターから言われたので、今日(7月19日)の例会で、「オールディーズの楽しみ」と題して持っていったCDを30分程度皆さんに聴いてもらいました。チンクェッティはイタリアで、カンツォーネです。他はアメリカの歌手です。
 
(用意したレジュメ)
 
   
 
(かけた曲は次のとおり)
 
リンダ・スコット:I've Told Every Little Star(星に語れば)、Don't Bet Money Honey(賭け事はおよし)
ナンシー・シナトラ:Like I Do(レモンのキッス)、Tonight You Belong To Me(イチゴの片想い)
ジョニー・ソマーズ:Johnny Get Angry(ジョニー・ゲット・アングリー)、One Boy(ワン・ボーイ)
ボビー・ダーリン:Dream Lover(ドリーム・ラヴァー)、Mack The Knife(匕首マック)
ジリオラ・チンクエッティ:La Pioggia(雨)、Non Ho L'eta(夢みる想い)
 
(使用したCD)
 
   
 
   

手軽なので、CDを持参してかけました。
 
(持参したシングル盤(7インチのレコード)
 
関連のあるものを中心に、日本で発売されたシングル盤(7インチ(17cm)のレコード)も持っていって、ジャケットなどをご覧いただきました。
 
 
 
 
 
1962年から日本でもリンダ・スコットのものが発売されました。日本発売はソノシートで行われ、薄くてペラペラなプラスチックのような材質に音楽再生のための溝が刻まれているものです。最も右の写真は、表と裏を撮りました。
 
 
シルヴィ・ヴァルタンのシングル盤レコードも持っていきました。次の機会には、フランスのイエイエ(ロックンロール)を特集するつもりです。シルヴィー・ヴァルタン、フランス・ギャル、シャンタル・ゴヤ、マージョリー・ノエルあたり。また、米国のアネットやリトル・エヴァ、レスリー・ゴーア、ダイアン・リネイあたりもいつか取り上げようと思っています。   

映画「アンティークの祝祭」を観ました。 (長野市千石劇場)

2020-07-18 20:04:15 | 映画・DVD・テレビ

大雨続きで遠くへ出かける気にならず、「アンティークの祝祭」という映画を観てきました。カトリーヌ・ドヌーヴが主演なので興味を惹かれたものです。

パンフレットの表紙

(あらすじ)

夏のある朝、クレール(カトリーヌ・ドヌーヴ)の決意は突然だった――。 70年以上におよぶ長い人生。ここのところ意識や記憶がおぼろげになることが増えてきた。「今日が私の最期の日」と確信した彼女は、長年かけて 集めてきたからくり人形、仕掛け時計、肖像画など数々のコレクションをヤードセールで処分することにする。見事な品々の大安売りに、庭先はす ぐにお客と見物人で賑わいはじめた。大きな家財から小さな雑貨まで家中を彩り続けたアンティークたちは、いつもクレールの人生と共にあった。 それは、彼女の劇的な生きざまの断片であり、切なく悲劇的な記憶を鮮明に蘇らせるものでもあった。 一方、疎遠になっていた娘マリー(キアラ・マストロヤンニ)は、母のこの奇妙な行動を友人のマルティーヌ(ロル・カラミー)から聞きつけ、20年ぶり に帰ってくるが――。

(感想)

進んだ認知症と思われる主人公の一日を描いた映画ですが、会話が成り立っているのかいないのか、危ういのに加え、過去の場面の想い出が脈絡なく次々と出てきて、これはたいへんだと考え込んでしまいました。

カトリーヌ・ドヌーヴの貫禄が感じられる演技がなんといっても印象的です。実の娘のキアラ・マストロヤン二が共演しているのも話題だと思いますが、主人公の若い頃を演じたアリス・タグリオー二の上品な美しさはドヌーヴの若い頃に似ている気がしました。

自分が大事にしたアンティークや趣味の品物と人生の関係も考えさせられました。最後は処分するしかないとも思えてきて、思わず、自宅に着いたら本、レコードやオーディオ機器を眺め回してしまいました。

母と娘が20年ぶりに会う場面。

アリス・タグリオー二

アンティークの数々。

監督のインタビュー。映画に出てくる大邸宅は、この監督の実家のようです。

映像美は、なかなかのものだと思いました。

【映画 アンティークの祝祭】

公式サイトへのリンク


唯川恵著「バッグをザックに持ち替えて」(光文社文庫)を読みました。

2020-07-17 20:01:00 | 読書

書店の文庫本新刊コーナーで、パラパラとみたら面白そうだったので購入した本です。

   

(著者略歴)

1955年金沢生まれ、銀行勤務などを経て、84年「海色の午後」でコバルト・ノベル大賞を受賞しデビュー。2002年「肩ごしの恋人」で直木賞、08年「愛に似たもの」で柴田錬三郎賞を受賞。登山家の田部井淳子さんをモデルとした「純子のてっぺん」など著書多数。長野県軽井沢町在住。

(文庫本裏面にある内容の紹介)

   

(目次)

 

(感想)

愛犬のために東京から軽井沢に転居後、いくつかの経過を経て山登りを始めるようになり、その面白さに夢中になっていく様子が高揚感とともに描かれています。僕も同年代で登山を始めているので、自分のことのように共感した部分があります。

著者は、自分の山として浅間山に親しみ、八ヶ岳の素晴らしさについて語っていて、私も上っているところが多く、光景が目に浮かびました。冬山登山やエベレスト街道への遠征などについては、次の展開が知りたくて、どんどんページが進みました。

山を通じていろいろな方と著者は出会い、おつきあいをしています。特に、登山家の田部井淳子さんについては一章を設けています。山を媒介として、人との出会が描かれているところも魅力的なエッセイです。