家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

誰の仕業だ

2010-05-06 07:46:25 | Weblog
春野に到着してフェンスの錠を開けようとしたときドキッとした。

グレーの毛が散乱していて、まだ血の色も鮮やかな小さな骨が落ちていたのだ。

この場所でネズミでも食べた奴がいるのかな?と思った。

だがネズミにしては毛足が長すぎる。

とりあえず水で流すことにした。

ついでに裏にも水を撒こうと思ったその時「わぁっ」と声が出てしまった。

コンポストのフタが空いていたのだ。

そしてコンポストには足跡が着いていた。

これで分かった。

コンポストはネジって開け閉めする。

そいれが出来るのはサルしかいない。

コンポストについている足跡もサルのものと思えば合点が行く。

フェンスのところに落ちていた骨付き肉は真新しく、またコンポストに捨てた覚えはないから奴が持ってきて、そこで喰らったのだ。

落ちていたのは被害者の毛ではなくて加害者の毛だ。

フェンスの上にも毛が残っている。

たぶんフェンスの上で身体を掻いたのだろう。

この季節は毛の抜け替わる時期だ。

鉄製の大釜にもゴッソリ抜けた毛のカタマリが落ちていた。

ここで水を飲んだのであろう。

その毛を棒の先につけてY爺さんに見てもらった。

「ああそりゃぁサルに違いねぇ。昨日うちにも来たよ。ミカンを持って山の方へ行った」と言った。

単独行動する大きなサルの仕業であることは明白であった。

私の知らない間にイロイロなことが起きている。

その一部始終を見たいような見たくないような。