家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

町内奉仕作業

2010-05-17 08:43:12 | Weblog
我が家は今年1年間町内の組長が回ってきた。

妻は、さらに婦人部の部長に選ばれてしまった。

午前中の奉仕作業がふたつ重なってしまった。

妻は町のゴミ拾いに参加し神社の清掃を私が担当した。

私は参加する3組の中でも、まとめ役になった。

少し早めに神社に行き道具の入った物置の鍵を開けなくてはいけない。

神社に到着すると既に3人の神社関係者が境内の枯葉を掃き集めていた。

私が代表である事を告げて段取りを決めた。

「私が参加者を集合させますから挨拶をして、その後作業の内容説明と配置をお願いします」

了解したはずの神社関係者はバラバラと集まってくる人たちを入り口で捕まえては作業を言いつける。

何も知らない主婦たちは従うしかない。

「話が違うじゃん」

次々と集まる人たちは何をしてよいのやら分からない。

私も、どこをどうすればよいのか聞いていない。

一所懸命作業する人たちと途方に暮れる人たちに分かれる。

神社関係者は、それぞれに清掃の箇所を思いつく。

だが指図するのは苦手らしい。

私が大きな声で指図することで神社関係者と参加者と私の役割が決まっていった。

妻の声かけが功を奏して、わが組は11名中10名が参加。

他の組も比較的多くの参加者があり作業は短時間で終了した。

1人で道具を片付け始めた神社関係者。

「はーい。皆さん。道具を片付けしますから持ってきてくださーい」と私。

出欠をとって解散。

「今日は早かった」と神社関係者。

満面の笑みだ。

全体が効率よく行動するために、うまく指図すればいいのだが自分が動いてしまうから収拾がつかない状態におちいることを知らない。

彼らは毎週神社の奉仕作業に参加しているという。

毎週これでは疲れるのも無理は無い。

だがまとまりの悪い組もあって、だから経験上自分で動いてしまうのかもしれない。

何年かに一度しか回ってこない奉仕作業。

同じ町内とはいえ知った顔ばかりではない参加者一同。

「神社関係者が、もう少し効率よくやれないかな」と期待するが。