Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

抽象的な上司

2021年06月26日 06時30分06秒 | Weblog
延期で簡素化必要に はしご外されたMIKIKO氏
 「総合統括だった狂言師野村萬斎について式典チーム関係者は「話が観念的で抽象度が高く実効性に欠けていた」とし、こちらも自然と距離が離れた。

 サラリーマンなら誰しも経験したことがあると思うのは、「抽象的な指示しか出さない上司」だろう。
 (もちろん、私は野村氏がそうだと言っているのではない。)
 
「これ、うまくやっといて」抽象的な指示しか出さない上司の罪深さ
 「【真子】職場での会話でも、上司が「これ、うまくやっといて」みたいなことをよく言います。そんな抽象的な指示を投げたら部下から何が返ってくるかわからないというリスクをはらんでいるのに、上司はそのことに気づかない。
 それで、部下がアウトプットを持ってくると、「何でもっとうまくやらないの」と怒る。部下は「もっと具体的に言ってくれればいいのに」とイライラする。こうした場面は多いですね。


 まさに「サラリーマンあるある」で、私も同様の経験をしたことがある。
 信用調書を作成して上司に持っていくのだが、そのたびに「読む気がしない」という理由で突き返されるというやり取りが延々と続いた。
 どうやら「文章が気に入らない」ということのようだったが、具体的にどう修正すべきかについて一切指示は出なかった。
 こういう状況で部下が受ける精神的なダメージは相当なものがある。
 例えば、決裁済みの公文書について、上司から「〇〇を厚遇したと受け取られる恐れがある部分を削除せよ」という抽象的な指示を受けたとして、部下が「厚遇した事実はないし、そのように受け取られる恐れがあるような記載はしていない」と反論したとしよう。
 これに対し、上司が、「〇〇を厚遇したと受け取られる恐れがある部分は間違いなく存在する。よって当該部分を削除せよ。」と指示を繰り返し、これに部下が「そのような部分が存在するのであれば具体的に示して欲しい」と再反論したとしよう。
 ここでトドメを指すのは、「どこが当該部分に当たるかは自分で考えろ」という上司の言葉である。
 私は、こうしたやり取りが日本の各地で行われており、「抽象的な上司」が部下をメンタル疾患に追い込んでいるのではないかと想像するのである。

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