リアルタイムで聴いていたNHKラジオのドイツ語講座の「やさしく歌えるドイツ語のうた」を購入。一応テープでも録音していたのだが、「歌の翼にのせて」や「第九歓喜に寄す」などの重要部分を録音し損ねたため、CD付の本を購入。
「歓喜に寄す」はいわずとしれたシラーの詩にベートーヴェンが曲をつけたものだが、シラー自身は、この26歳のときの作を疎ましく思っていたらしい。というのも、この詩は、革新思想のゆえ当局から弾圧され流浪の生活を送っていたシラーが、友人ケルナーの好意によりやっとドレスデンに落ち着くことができたときの喜びを詩にしたもので、あまりに激しい感情を表現したものだからである。
要するに、偉大な詩人にも自己嫌悪はあるのである。
「歓喜に寄す」はいわずとしれたシラーの詩にベートーヴェンが曲をつけたものだが、シラー自身は、この26歳のときの作を疎ましく思っていたらしい。というのも、この詩は、革新思想のゆえ当局から弾圧され流浪の生活を送っていたシラーが、友人ケルナーの好意によりやっとドレスデンに落ち着くことができたときの喜びを詩にしたもので、あまりに激しい感情を表現したものだからである。
要するに、偉大な詩人にも自己嫌悪はあるのである。