第 5584回の『太陽から「熱と電気」をもらう』で熱と光の両方を取り込む方式を取り上げたところですが、又 しても、同じようなコンセプトのものが紹介されています。
効率はこちらの方が断然上のようですし、淡水化の機能まで持っているそうです。問題はコストでしょうね。
CNN.co.jpより 2015.01.01
ひまわ り型の太陽光発電機、海水淡水化など機能も多彩
多 彩な機能を持つ太陽光発電システム「サンフラワー・ソーラー・ハーベスター」
写真特集:ひまわり 型の太陽光発電機
(CNN) ひまわりのように太陽を追いかけ、葉脈のような管で水を循環させる冷却システムを持ち、どこへでも持ち運びができる太陽光発電システム――。スイスの企業 「エアライト・エナジー」が開発している「サンフラワー・ソーラー・ハーベスター」は、早ければ2017年半ばに発売さ れる見通しだ。
同システムは発電に加え、温熱、海水の淡水化、冷却などの機能を持つ。10時間の日照時間で得られる電力は12キロ ワットで、複数の世帯の消費電力をまかなえる。同時に20キロワット分の熱も発生する。
開発は2年ほど前から進んでいた。高さ10メートルのシステムは組み立て式で、すべての部品をひとつの容器に収納す ることができる。
同社の研究部門責任者、ジャンルカ・アンブロセッティ氏はCNNとのインタビューで「電力と熱を同時に供給でき、そ の熱で冷却システムを動かすことも可能だ」と説明する。
アンブロセッティ氏によれば、日射量の多い遠隔地などでの使用に適している。北アフリカや中東、米国、チリ、オース トラリアなどから関心が寄せられているほか、日本のような燃料価格の高い国でも活用できる可能性を秘める。
技術の核となっているのは、米IBM製の水冷式太陽光パネルだ。花びらのように配置された反射板が、太陽光のエネル ギーを2000倍以上に集約する。 コスト削減のため、高価な反射鏡の代わりにポテトチップの包装などに使われるホイル素材を使った。光を受ける6枚のパネ ルはそれぞれ25個の太陽電池チッ プを搭載している。
水冷システムによってチップを最適な温度に保つことができ、従来の約4分の1のパネルで同じ出力が得られる。
開発元によれば、10時間の日照時間で得られる電力は低温脱塩システムを稼動させるには十分だという。蒸発させた海 水は高分子膜を通り、別のチェンバーにためられる。1日あたり最大2500リットルの水を得ることができるという。
アンブロセッティ氏によれば、商品化にはまだ時間がかかるものの、16年までには世界各地で複数の試験的プロジェク トを稼働させる計画だという。
「加熱や冷却、発電といったさまざまなことを供給できる統合されたシステムを作り出すことは大きな可能性を秘めてい る」とアンブロセッティ氏は力をこめた。
これは、もしかしたら、第 4979回の「太陽の光と熱利用」で取り上げたIBM 製を使っていると言うことでしょうか。
こういうのは、砂漠とか電気の無い所で独立して動かす方が良さそうですね。それだけに、問題はコストでしょうが、ど の程度になるのか興味があります。
それにしても、太陽光発電も未だにこうやって研究開発が続けられているようですから、やはり、将来エネルギーの本命 になって欲しいものです。
第 5279回の「日本語を 世界共通語に」や第 309回の「幼児からの英語教育不要」などで英語教育に疑問を書いてきました。
英語の早期教育が問題になるのには日本人は英語が苦手という根本的な原因があります。ところが、日本人が英語が苦手 なのには物凄く大切な原因が潜んでいるのです。
その、理由が納得できる素晴らしい動画を見つけました。こんなのを見せられると、益々、我が日本の素晴らしさを思い 知らされます。と言うか、先人の素晴らしさですね。
その先人の努力に感謝を忘れ、英語を子供の時から教える前に日本語の素晴らしさを教える方が大事でしょう。日本語こ そ世界共通語にすべきだし、きっとなるでしょう。
長谷川三千子さんがその明治の人達の翻訳の苦労を語ってくれています。特に第7回は上記の動画を裏付けてくれる話 です。是非、見てください。
CGS公式サイト!チャン ネルグランドストラテジーより
「翻 訳語から考える日本(長谷川三千子先生)」の番組リスト
本当に、昔の日本人は凄かったですね。今の日本人が目覚めて先人に追いつくように心がけて努力すれば、世界を導くよ うになることは間違いないでしょう。日本の前途は洋々たるものがあります。
この部屋で何度も今の日本人特に自分に対してですが、有史以来地球に生まれて来た人類の中で、一番恵まれた最高の時代を過ごさせてもらったのじゃないかと書いてきました。
ところが、又しても、ねずさんに目から鱗どころか、頭をガツンと殴られた思いにさせられました。
確かに、恵まれた時代と言いながらも、日本人が好きになれない人生を過ごしてきた思いはありましたが、生活の面では、今こそ年金だけで食べるだけの生 活ですが、子供の頃から贅沢とは言えないまでもひもじい思いをすることも無く育てられ、時代が進むに従って、家電製品や車などに囲まれた生活を享受してき ました。
おまけに、PCという我が人生を変えてしまったおもちゃまで手に入れることが出来ました。それだけに、社会的には地位も名誉も得ることは出来なかったと言え贅沢を言える身じゃないと感謝しています。
それだけに、ねずさんの言葉に意表を突かれた思いがしました。それは、天皇陛下の年頭の御製の解説の中にありました。全文は是非リンク元で読んでください。
ねずさんの ひとりごとより 2015/01/02(金)
平成27年 陛下年頭の御製
…略
【天皇陛下御製】(3首)
《神宮参拝》
あまたなる人らの支へ思ひつつ
白木の冴ゆる新宮(にひみや)に詣づ
《来たる年が原子爆弾による被災より七十年経つを思ひて》
爆心地の碑に白菊を供へたり
忘れざらめや往(い)にし彼(か)の日を
《広島市の被災地を訪れて》
いかばかり水流は強くありしならむ
木々なぎ倒されし一すぢの道
…中略
繰り返しますが、式年遷宮の費用が政府の歳費から支出されなくなったのは、日本史上、国が荒れた戦国時代と、戦後の70年だけなのです。
その戦国時代に日本を訪れたザビエルは、日本は「平和で良い国だ」と本国に書き送っています。
日本人にとっては国が荒れた、その時代ですら、中世の外国人から見たら、平和で安定した国だったわけです。
では戦後の日本はどうでしょうか。
なるほど平成日本も、平和で安定した国であることは間違いないと思います。
けれど、500年後、千年後の日本からみたら、戦後のこの時代、とりわけ平成にはいってからのこの時代は、まさに日本が衰退し、日本が日本のカタチを見失った、戦国の世に並ぶ、歴史上最低の時代ということになりはしないでしょうか。
陛下の「あまたなる人らの支へ思ひつつ」は、君民一体を思う皇国臣民への感謝の思いであるとともに、実は、そういう日本の本来のカタチを見失っているいまの日本の政府への大いなる警鐘と受け止めるべきではないでしょうか。…以下略
この「戦国の世に並ぶ、歴史上最低の時代」に目が覚めた思いです。そうです、教育やマスコミなどによる自虐史観で日本人を好きになれなかったとは言え、その事にも気づかず先人を貶めて来た私も含めた日本人の不甲斐なさにやっと気が付いた思いです。
そんな素晴らしい国を長い間受け継ぎ育ててくれた先人がその素晴らしい国を守るために命を懸けて戦った人たちが祀られている靖国神社に参拝することもできない人間はやはり人間とは言えませんね。
まだまだ、目覚めてない人達一人でも多くに、この「歴史上最低の時代」に気が付いて、反省して、これから、少しでも後世の人達に素晴らしい時代を渡せるように努力したいものです。
自虐史観や左翼思想に侵された人達にこのねずさんの言葉を読んでもらっても目覚めないのでしょうか。それでも、時代は動き出したと思います。日本人が先人の心を取り戻して努力すれば日本の前途は素晴らしいものになることは間違いないでしょう。
そんな時代を見てみたいものですが、生まれ変わってくるしかなさそうです。
本当に、日本って凄い国ですね。やっぱり、生まれてきたことを感謝するしかなさそうです。