団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★米国、四月の赤字は7380億ドル(78兆円強)

2020年05月16日 | アメリカ

 

アメリカのChina肺炎による痛手は、想像以上に大きそうです。何と、4月だけで赤字78兆円強だそうです。流石にこれは大打撃でしょう。トランプさんの再選は大丈夫でしょうか

  宮崎さんが詳しく書いてくれています。それにしても、数字が大きすぎてどうなるのか理解できません。流石のアメリカにとってもとてつもない数字でしょう。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)5月13日(水曜日)弐 通巻第6498号  

 米国、四月の赤字は7380億ドル(78兆円強)
  それでも経済再開は時期尚早とファウチ(米感染研究所長)

 5月12日、米財務省の発表に拠れば、2020年4月の米国の赤字は7380億ドルだった。政府の緊急財政支出と歳入減に よるもので、邦貨換算で78兆円強となる。
この額は日本の年間予算の七割を越える大規模な数字。2018年の対中国貿易赤字が3580億ドルだったことと比べても史上 空前、それも1ヶ月の赤字なのだ。

 経済再開を焦るトランプ政権に対して、「まだ早すぎる。いま経済活動を再開すれば感染が拡大し、必要のない死者が増える」 とファウチ米感染研究所長がブレーキをかける。それでもクオモNY州知事は、5月16日より経済活動の再開を言明した。

 このところ、米国と中国はワクチン開発で鎬を削っているが、ワクチンの情報を中国は盗んだと米国が批判すれば、中国はめげ ずに「コロナはすでに退治した。中国は世界の医療に貢献している。世界は中国に感謝しよう」と強気の嘘放送を繰り返し、米国 を挑発し続ける。

 トランプは米国の公的年金のうち、401Kプログラムで、中国企業の株式に45億ドルを投資している現実を前にして、「中 国株への投資を引き揚げるよう」大統領命令に署名した。
市場の反応は言えば、ちょっと揺れた程度だったのも、この程度では金額が少なすぎるからだ。

 一方でペロシ下院議長は、議会のトランプ攻撃の代表格でもあるが、「3兆ドルの支出を」と従来の2兆ドル規模の支出のさら なる拡大を言い出した。

  相変わらずペロシは足を引っ張ることしかしないですね。日本の反日売国左翼・在日野党以上に使えない奴です。

  それにしても、アメリカがこの状況ということは、Chinaはこんなものでは収まらないでしょう。それでも、まだ崩壊しないのが不思議で仕方ない。


★マスゴミが殆ど報じない安倍政権でやってること

2020年05月16日 | 政治の崩壊

 安倍政権のChina肺炎での後手後手や下でも書いた尖閣問題も全てはChinaへの阿りにありそうです。
  もう、Chinaと手を切る覚悟を決めないとトランプさんの逆鱗に触れることになるのは間違いないでしょう。
  もう、二階・菅・公明党を切って乾坤一擲勝負に出る時でしょう。

  といろいろ安倍政権に不満が溜まりますが、江崎道朗さんが安倍政権もやることはやっていると言ってくれています。

  やはり、安倍政権は広報が下手ですね。もっと国民にきちんと説明すれば分かってくれることも多いのじゃないでしょうか。 

 

  このところの安倍さんを見ていると、もう国民を信頼出来ないのじゃないか、諦めたのじゃないかと思えて仕方ありません。
  もっと、国民に本気で語りかけて貰いたいものです。諦めたら終わりです。


★★オバマがDeep Stateの首魁だった

2020年05月16日 | アメリカ

 アンディ・チャンさんが衝撃の報告を、11日、第3011回の「★マイケル・フリンの告訴取下げ」で取上げたように宮崎さんのメルマガに投稿してくれました。

  その衝撃の続編を宮崎さんのところへ投稿してくれています。なんと、オバマがDeep Stateの首魁だったのだそうです。これは、大変なことになりそうです。

  トランプさんの再選もこれが大問題になれば間違いないでしょう。それとも、Deep Stateの巻き返しがあるのか。何とも不気味です。  

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)5月13日(水曜日) 通巻第6497号  <前日発行>

  アンディ・チャンのアメリカ通信

  オバマがDeep Stateの首魁だった

 司法部がマイケル・フリン中将の訴訟案’を取下げてDeep State は大いに慌てているが、最も慌てているのがオバマである。
司法部がフリン訴訟案を取り下げた翌日(8日)にオバマはBarr司法部長の決定は「法の支配(Rule of Law)に反する」と批判して囂々たる批判に晒された。Deep State の連中はいつも言葉に詰まったときにRule of Law、違法であると言う。だが違法行為をしたのはいつも彼らである。
オバマの批判について聞かれたBarr司法長官は「私は法の支配を取り戻したのだ」と答えた。
 オバマの発言の翌日(9日)、フリンの弁護士Sidney PowellはDOJ/FBIが提出した6000件の資料からSally Yates元司法部副長官のメモを公開したのでオバマ大統領がフリンを罪に陥れる策謀の首謀者だったことがわかった。
つまりDeep State の首魁はオバマである。しかも後述するようにオバマは表に出ない黒幕になる努力をしていたのである。
 反トランプ陰謀は2016年8月に彼が共和党の大統領候補に決まった時点から始まる。
FBIのPeter StrzokとLisa Page は2016年8月15日に「ヒラリーが絶対に勝つけれども念には念を入れて「保険(Insurance)」を作る」ことを相談し、ご丁寧にもFBIの計略 としてCrossfire Harricaneを立ち上げた。
その翌日にはトランプの部下のマイケル・フリンに調査の的を絞り、翌8月16日にDrossfire Razorを立ち上げ、その翌日17日にはフリンの日常言動や態度について調べることを開始したという。
 トランプが当選してまもなくトランプはマイケル・フリンをホワイトハウスの国家安全顧問に任命すると発表した。そして12 月某日フリンとキスリアック駐米ロシア大使と電話で会談した。
会談は盗聴されていたのでフリンがロシアと癒着した証拠はないことがわかり、1月4日にFBIはフリンの調査を中止したが Strzokeはこの決定に不満で調査を続けるようとしていた。
 フリン調査の中止を決定した翌日の1月5日にオバマはSally Yate司法部副部長、James ComeyFBI長官、James ClapperDNI長官、John BrennanCIA長官、ほかにJoe Biden副大統領、Susan Rice国家安全顧問をホワイトハウスのオーバルオフイスに召喚してフリン/キスリアックの電話会談について会議を開いた。
フリン/キスリアック会談はFBIに盗聴されたあと、DNIのクラッパー長官が会談記録をオバマに渡したのでオバマはフリン の会談の内容を知っていた。
しかし司法部のサリー・イェーツは電話会談のことを知らなかったのですっかり驚いたという。
以上はイェーツの陳述によるものだがイェーツの陳述が自筆メモかまたは尋問記録なのかは明らかでない。イェーツの陳述は自己 保身のためオバマ大統領がフリンの調査を要求していたことを明確にしたかったのかもしれない。
 オバマはこの会議でフリンがキスリアック大使と会談したことは違法でないかと何度も尋ねたので、イェーツはようやくオバマ の「示唆」はフリンが「ローガン法」違反に言及しているのだとわかったという。
 ローガン法(Logan Act)とは1799年1月30日に成立した法律で「権限のない国民が外国の官僚と相談するのは 違法」とした法律だがこれまで誰もこの法律で起訴されたことはない。
但し、レーガン、老ブッシュなどが当選した際に民主党が疑問提起したことはあるという。Deep Stateのやることは30年前から変わっていないらしい。
 オバマが何度も示唆したので会議はフリン調査をローガン法違反で進めることになったとイェーツは言う。
しかも会議が解散した時、オバマはイェーツとコーメイを残るように指示し、「私はフリン調査について今後は一切関知しない。 しかしホワイトハスがの決定がどんなものか知りたい」と言った。つまりオバマは陰謀の首魁だけども’表に出ない黒幕だと念を 押したのだ。そしてイェーツは自己保身のためこの点を明確にする必要があった。
 12月の時点でフリンはまだ正式な国家安全顧問ではない。だから彼がロシア大使と会談したのはローガン法違反だとオバマが 言った。
だが12月の時点でフリンは既にトランプの国家安全顧問に内定していたから準備工作としてロシア大使と電話で挨拶を交わした のは違法ではない。これはオバマも会議に参加した全員も知っている。
 オバマはなぜ執念深くフリンを敵視するのかと言うと、フリン中将は民主党員でペンタゴンの国防情報局の主任 (Director of US Defense Intelligence)だったが、2014年にオバマの中東政策、ことにISISの対応を厳しく批判したので、オバマに解任された。解任されて退職し たフリンは息子と共にFlynn Intelligence Group というオフイスを立ち上げた。
 その後の調査で2017年12月になってマラー特別検察官の部下が、彼の息子を違法なロビー活動で起訴すると脅し、フリン はやむなく「ペンス副大統領に嘘をついた罪」を認めたのである。
オバマは「フリンが罪を認めたのにBarr司法長官は告訴を取り下げたのは法の支配に反する」と言ったのだ。脅迫した方が悪 い。

 2017年1月6日のオバマ会議を知ったPeter Strzokはトランプが20日に大統領に就任したあと、24日にホワイトハウス国家安全保障顧問のフリンを「訪問」した。
この際Strzok とFBI調査員Joe Pietraはフリンが調査尋問されているのを明確にせず、フリンに弁護士同伴も必要ないと言ったのは明らかに違法である。この尋問ではStrzokが質 問し、Pietraは記録係だった。
 Strzokのフリン尋問のあと、FBIの規定により調査報告書FD-302を提出したが、この
FD-302の上部に「原稿」と書いたタイトルを付けていた。そのあとでFD-302につい
てStrzokと(尋問に関係のない)Lisa Pageが二人でいろいろ内容を改竄し、最終的に
2月14日にマッケイブFBI副長官に提出した。その後マラー特別検察官がフリンの調査
を立ち上げた際に第一の報告書にあった「原稿」の文字を消してから二つの違ったFD-302を提出したという。Strzok とPageが共同でフリンに不利なように報告書を改竄したのは明らかに違法である。
 イェーツとDNIのクラッパー長官とスーザン・ライスの三人は最近の真相調査でフリン/キスリアック会談にはフリンに違法 な箇所はなかったと証言している。今となってはみんな自己保身のため懸命に弁解するようになったのである。
 Barr司法長官がフリンの告訴を取下げたことが「法の支配に反する」とオバマが言ったと聞いたトランプは「引退した大統 領で唯一の後継者に反対策謀をした男だ。証拠が出た。これはオバマゲートだ」とツイートした。 (アンディ・チャン氏は在米評論家)

  まさに「オバマゲート」ですね。反トランプ左翼マスメディアは報道しない自由を行使するのでしょうが、ネットの時代これだけの大事件を隠すことは出来ないのじゃないでしょうか。
  それにしても、オバマはとんでもない奴だったんですね。アメリカ人は良くヒラリーを選ばなかったものです。
  やはり、トランプさんは救世主かも。


★長尾たかしさんChinaに反論

2020年05月16日 | 沖縄

 Chinaが尖閣で漁船を追尾したことを逆に日本漁船が「違法操業」とChina肺炎と同じ手を使ってきました。

  長尾たかしさんがこれに対して国会で鋭く批判してくれました。とは言え、何時までも遺憾砲ではもう駄目でしょう。
  日本政府の覚悟が必要です。まずは、尖閣に基地を作るべき。


 

長尾敬「中国海警が日本領海に侵入し日本漁船を追尾したことを正当 化したが、尖閣は歴史的にも日本の領土。中国の『周辺海域は中国領海』との主張は認められない。政府は武漢から ウイルスをまき散らした責任追及と併せ、中国の力による支配を排除し日本の主権を守りぬくべき」

  それにしても、ここまでやられてもまだ何もしない政府は何時まで辛抱するのでしょうか。
  国民の怒りももう押さえられないのじゃないでしょうか。いい加減にChinaとの断行を決断すべきでしょう。いつまで阿っているのですか。


★戦勝記念日リハーサルで、ロシア軍に集団感染

2020年05月16日 | 国際

 

流石のプーチンさんも政敵は始末出来てもChina肺炎は簡単には退治出来ないようです。
  あの安倍さんが参加するかどうかと言っていた戦勝記念日のリハーサルで軍が集団感染したのだそうです。

  宮崎さんが詳しく報告してくれています。おまけに、Chinaの真似をした医療チームの派遣でも恥をかいたようです。
  流石のプーチンさんも石油の値下がりもあり苦境に立たされているようです。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)5月13日(水曜日) 通巻第6497号  <前日発行>

 戦勝記念日リハーサルで、ロシア軍に集団感染
  イタリア派遣の医療チーム。通風機の80%が使えません

 5月9日の「赤の広場」は、15000名のロシア軍人で埋め尽くし、戦捷75周年の軍事パレードが予定されていた。
リハーサルに加わったのは軍の士官学校幹部、生徒らだったが、コロナ検査の結果、376名が感染したことが判明した。

 少なくとも四名の軍幹部と40名の下士官が含まれていた。5月11日現在のロシアの感染者は221344名、死者は 2009名。

 プーチン政権は首相以下三名の閣僚が感染しており、プーチン大統領は毎日検査を受けている。

 他方、中国にならってロシアは欧州各国に医療チームを派遣しているが、軍医100名と医療機器などをおくったイタリアで は、80%の通風機が使い物にならないことが分かった。ロシアは赤恥を書くことになった。

 中国とはことなり、ロシア人には含羞がある。ロシア人に倫理観があることはトルストイやドストエフスキーを読めば理解でき る。

  なる程、この差がロシアとChinaが仲が悪い原因なのでしょう。それにしても、ピンチ通しのロシアとChinaが組むなんてことがあるのでしょうか。と言うか、もうどちらも崩壊しかないのかも。


★よろこびあふれる楽しい国

2020年05月16日 | 日本再生

 ねずさんに教えて貰って、何とも素晴らしい国に産まれたものかと感謝しています。只、やはり日本人のセコさというか卑怯者であるところは好きになれません。これも、自分がその資質を持っているのが分かっているからかも知れません。
  とは言え、折角素晴らしい国に産まれたのだから心も素晴らしくありたいと思うのは当然じゃないでしょうか。
  もしかしたら、余りに恵まれた環境だからお上に頼ると言うセコさが出て来るのでしょうか。何時の日にか日本人がそうした嫌らしさを捨て去る日が来ることを期待したいものです。
 
  ねずさんの言われるよろこびあふれる楽しい国もそうした人達によってこそ初めて実現されるでしょう。と言うかそうで有ってほしい。

  何時ものように全文をリンク元で読んでください。

  ねずさんのひとりごとより     2020/5/8

  よろこび あふれる楽しい国

  ・・・略

 在日米軍基地が、我が国の国防にたいへんな貢献をしてくれているという事実は、おそらく誰も否定できないかと思います。
米軍は、その意味では、他国である日本のためにはるばる貢献に来てくれているわけで、このことについては、感謝しなければな らないと思います。

 ただし、日本の独立という観点からは、米軍基地は、まったく別な意味を持ちます。
なぜなら、国土内に外国の軍事基地があるということは、我が国が独立していない=占領統治がいまなお現在進行系であるという ことを意味するからです。

 最近では(調子に乗って)中 共が日本国内に内密に軍事施設を建設中でもあります。もちろん日本政府はそのようなことを認めていないのでしょうけれど、事実上、黙認状態になっているこ とは否定できない事実であろうかと思います。・・・以下略 


  やはり、まずは独立ですね。それも、教育とマスメディアの改革という長い道が待っていそうです。果たして出来るでしょうか。
  一番の近道は反日売国左翼・在日共の一掃でしょう。これが出来れば案外達成も早そう。


★慰安婦団体に利用だけされた…水曜集会も出ない

2020年05月16日 | ニセ慰安婦(売春婦)・就職詐欺被害者問題

  ニセ慰安婦が元挺体協に反旗を翻したようです。どうやら集めた金の恩恵に預かれなかったことに怒っているようです。単なる内輪喧嘩でしょう。
  自分が嘘を付いてきたことを反省しているのなら良いのですが、そんな高尚な話ではなさそうです。

  中央日報日本語版より     2020.05.07
  
  慰 安婦被害者の李容洙さん「慰安婦団体に利用だけされた…水曜集会も出ない」

 慰安婦被害者の李容洙さん(右)と金正淑夫人(左)。(写真=青瓦台フェイスブックキャプチャ)
日本軍慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さん(92)が7日に大邱(テグ)市内のカフェで記者会見を行い、慰安婦関連団体 の運営がまともにされていないとした上で「水曜集会をなくさなければならない」との考えを明らかにした。

 水曜集会は慰安婦問題解決を促すため毎週水曜日に在韓日本大使館前で開かれる集会で、韓国挺身隊問題対策協議会が主導して いる。

 李さんは特に、水曜集会への義援金などを通じて調達された財源が被害者のために使われていないとし、寄付金使用の透明性に 対する疑問を提起した。

 李さんは「参加した学生たちが出した義援金はどこに使うかもわからない。現金が入ってくることを知ることもできないが、義 援金や基金などが集まれば被害者に使うべきなのに被害者に使ったことはない」と主張した。

 続けて「来週から水曜集会に参加しない。集会は学生たちに苦労させ、わずかばかりの金だけなくさせ、まともな教育にもなら ない」と声を高めた。

 また、関連団体で出版した慰安婦被害者の事例をまとめた本に対しても「内容検証がしっかりされないまま出され販売されてい る」と主張した。

 第21代国会議員総選挙で「共に市民党」から比例代表で当選した尹美香(ユン・ミヒャン)前挺身隊問題対策協議会常任代表 に対しては、「慰安婦問題は挺身隊対策協議会代表だった尹氏がきて解決しなければならない。尹氏は国会議員をしてはならな い。この問題を解決しなければならない」と主張した。

 尹氏が最近メディアとのインタビューで、李さんが尹氏を支持しあいさつを交わしたという話についても「すべて尹氏の作り 話」と話した。

 その上で李さんは「これ以上どんな団体とも一緒にやらない。水曜集会にも参加しないだろう」と繰り返し明らかにした。

  この祭、自分がどんな嘘を付いて来たかを全てさらけ出して日本に謝罪をしてくれれば気持ちよく天国に行けるのでしょうが、そんなことは期待できそうもないようです。そんな殊勝な心を持ち合わせてもいないのでしょう。

  せいぜい喧嘩の中で暴露されるかの期待しか持てないようです。


★開戦と終戦をアメリカに発した男「戦時外交官」加瀬俊一秘録

2020年05月16日 | 日本再生

 ブログでお世話になっている加瀬英明さん父上ががミズーリ号の調印式に立ち会ったことは時々書かれているので知っていましたが、加瀬さんをどういう風に教育したのだろうかと興味深いものがありました。
  そうした本が出たようです。残念ながら子育てまでは書いてないようですが、その背中を見て育ったのですからある程度は感じ取れるのじゃないでしょうか。

  何時もの宮崎さんが書評に取り上げてくれています。何時ものように宮崎さんの経験談が入っていて興味深いものがあります。

  あの売国外務省に努めていながら息子さんを保守として育てたということはご自分も保守だったということでしょうか。

   「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)5月8日(金曜日) 通巻第6491号 

  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 

 黒子として松岡洋右、広田弘毅、東郷茂徳、重光葵、吉田茂に仕えた外交官
チャーチル、ヒトラー、スターリン、ムッソリーニと会って交遊を深めた

 福井雄三『開 戦と終戦をアメリカに発した男「戦時外交官」加瀬俊一秘録』(毎日ワンズ)

 加瀬俊一といえば、近現代史に興味深い読書人なら誰もが名前も業績も知る歴史上の人物である。
 もっとも有名な場面は、ミズーリ号における降伏文書調印式に重光葵の首席随員として立ち会ったことだ。しかし「あれだ けは加瀬家の不名誉だ」と多くを語りたがらなかった。
 本書は加瀬俊一評伝というより、逸話集としてかなり面白く読める。
 なにしろチャーチル、ヒトラー、ムッソリーニと会って、交遊を深めた外交官冥利につきる外交官であり、国連大使として 日本の国連復帰に尽力したことも現代史に興味のある人なら知っている。
 外交官の基本は「黒子」に徹することである。
加瀬俊一は松岡洋右、広田弘毅、東郷茂徳、重光葵、そして吉田茂に仕えたわけで、外交の檜舞台と裏舞台で展開された外交 戦の虚々実々を目撃した稀有の体験者、歴史の目撃者兼外交官である。
 かくいう評者(宮崎)は、学生時代に加瀬俊一が書いた『現代史の巨人たち』という本を読んで、チャーチル、スターリ ン、ヒトラーなど歴史の巨星(良いか悪いかは別として)と会見し、英国大使館時代にはまだ小さかったJFKにも会ってア ドバイスしたというあたり、興奮して読んだ記憶が甦った。
まさか、その加瀬俊一に何回も会うことになろうとは思っても居なかった。人生は本当に何が起こるか分からない。
 言うまでもないが、子息は外交評論家の加瀬英明氏である。昭和四十八年か、翌年か、評者は『浪漫』特派で台湾取材に加 瀬英明氏と赴いたのだ。以後の英明氏とのおつきあいは、半世紀近くに及び、その過程で、たとえば雑誌の企画で「親子鷹」 対談というのはどうだろうと編集会議の諮ると「それは面白いシリーズ化してはどうか」と、とんとん拍子で加瀬俊一&英明 父子の対談企画進行となった。
 さてそういうわけだから、歴史の表舞台の話は脇へ置いて、逸話の幾つかを本書から紹介したい。
 大学在学中に外交官試験をパスした加瀬俊一は1926年に米国留学に赴く。外務省の派遣である。理由は英語がうますぎ るから更に磨きをかけることだった。当時の駐在大使は松平恒雄だった。なんと会津中将・松平容保の子息である。
 1929年ベルリンに赴任する。
 当時の「欧州の花の都」は、パリではなくベルリンだった。
加瀬俊一は、このベルリン時代に森鴎外の「舞姫」のような恋愛体験をする一方で、マリーネ・ディートリッヒと付き合った という。この話は聞いたことがなかった。ディートリッヒは1974年に来日した。じつに四十数年ぶりに加瀬俊一と再会を 果たした。
 英国時代の想い出は、ほかの諸作にもでているけれど、当時の米国の駐英大使はJFKの親父、大富豪だった。カネにシビ アで、ハーバード大学の学生だったJFKは、よくロンドンに遊びに来たが、親父は小遣いをくれない。
 そこで加瀬俊一にカネを借りにきたとういうではないか。前掲『現代史の巨人たち』には、この裏話は書かれていなかっ た。
JFKが無類のオンナ好きだったことはいまでは知らない人は居ないだろうが、ロンドンでも遊びが盛んだった。そこで米国 の情報と引き換えにカネを貸すこと屡々。結局、JFKは返金しなかったという後日譚もつく。
 チャーチルへの接近は、家族全員の誕生日をしらべて花を贈り続けたという。チャーチル夫人が喜び、突破口が開けた。こ うやってチャーチルの懐へ飛びこむのだが、会見前に加瀬俊一はチャーチルの著作を読み、重要箇所を暗記して会談にそなえ た。これも外交官の隠れた逸話だろう。
 ほかにあげれば際限がないので、このあたりで逸話の紹介はお仕舞いにする。
 英明氏と父親はじつに仲の良い父子関係だった。俊一氏は最後の日も東京に出てきてホテルで食事をとった健啖家だった。 享年は101歳。息子の英明氏が83歳になっても活力旺盛で、年に何回も、ワシントンに悠然とかようほどに闊達であり、 楽天的なのも、俊一氏の長寿を範とされているからに違いない。
 加瀬俊一という外交官の生涯を逸話でつづりながら,本書は加瀬の活躍した時代を舞台にして日本が背負った近現代史の宿 命を淡々と物語るのである。

 


  保守だったかどうかはやはり分からないようですが、面白そうな方ではありますね。宮崎さんとも接点があったとは。
  それにしても、まさかケネディに小遣いを渡していたり、チャーチルの懐に飛び込む方法などやはり並の人ではなかったような。

  やはり、この父ありて加瀬さんがあるのでしょう。やはり蛙の子は蛙なのでしょう。トンビが鷹を産むということも無さそうです。
  加瀬さんのお元気なのも血筋のようです。まだまだ日本の為に頑張ってくれそうです。

やはり、血筋は争えないようです!