団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★コロナ後!日本は脱中国できるのか!

2020年06月24日 | 中国

 中韓から撤退する絶好の機会であるChina肺炎後、日本は本当に撤退することができるでしょうか。
  何時もの、「いわんかな」に、阿比留さんがゲストで討論しています。

  多分、劣化した経営陣の日本企業にその決断を出来る期待は持てないでしょう。唯一の解決策はChinaが崩壊することです。

  つまりは、全てはトランプさんに懸かっていると言えるでしょう。そのトランプさんを引き摺り下ろそうとChina・アメリカ民主党・ディープステートが必死で動いているだけに、万全と言えなくなったのが不安です。

  とは言え、自分で何も決断出来ないのが日本の政・官・財ですから、もうアメリカがどうなるのかを指を咥えて見ているしかなさそうです。


  年末までにChinaが崩壊してくれれば良いのですが、あのしぶとさじゃ無理なのでしょう。


★日本第一党党首の桜井誠氏を取材しました

2020年06月24日 | マスメディア

 反日売国左翼・在日メディアが桜井誠さんを完全に無視している都知事選挙ですが、何と、夕刊フジが取材してくれたようです。

  メディアは余程桜井さんが怖いのでしょう。と言うか、やはり産経以外のメディアは完全に特亜3国に乗っ取られている証拠じゃないでしょうか。

  特に南北朝鮮にとっては桜井さんは奴等の悪事を日本人に教えた最大の敵とも言えるのですからその憎しみは最大でしょう。

  桜井さんを非難する人も保守の中にも多い様ですが、日本人が南北朝鮮の恐ろしさに気が付いたのは桜井さんの歯に衣を着せない話からであることは明らかです。
  桜井さんも作戦として敢えて過激な言葉を使ったのでしょう。それだからこそ、多くの日本人が目覚めたのです。その貢献を過小評価すべきじゃないでしょう。正に、日本の恩人と言っても良いのじゃないでしょうか。


  瀬戸さんが詳しく取り上げてくれています。

  せと弘 幸BLOG『日本よ何処へ』より   2020年06月19日
  
  桜 井誠候補の都知事選挙一日目


  桜井さんが都知事になれば日本も変るはずです。


★中国のパクリ

2020年06月24日 | 日本的経営の崩壊

 下でも書いたように日本のスパイ天国は笑うしかないですが、それ以上に笑えるのが、そのお人好しさでしょう。
  新日鉄を初めとして日本の鉄鋼業界のお人好し振りは、韓国やChinaに技術を教えて挙句の果てに後ろ足で砂を懸けられたことを見ても世界の笑い者でしょう。
  その経験がありながら、未だに中韓から撤退出来ないのですからどこまでお人好しなのかと呆れてしまいます。

  門田隆将さんが、その底抜けの平和ボケ振りを熱く語ってくれています。


【中国のパクリ】門田隆将「1972年に国交が正常化し日本が中国 に物凄い技術を注ぎ込み鉄を作り上げた。すると中国は余りの差に中国は自分たちで開発することを諦め全てパクる ことにした。日本から全部の技術が中国行ったが撤退するときはノウハウも全部置いて来なければならなかった」

  それにしても、ここまでのお人好しと言うか平和ボケは、やはり日本と言う素晴らしい国で育った人達の余りにも悲しい欠点と言えそうです。


★産経とFNNも平和ボケ

2020年06月24日 | マスメディア

 産経とFNNの世論調査の結果に驚いたことがあって、もう産経も信用できないとがっかりしたことがありました。
  どうやら、これがその原因のようです。何と、委託先の社員が不正をしていたのだそうです。
  阿比留さんがフェイスブックで嘆いています。



  何と、その委託先の下請けの会長が辻元・福山・前原等に寄付していたそうです。

 
  産経も完全に平和ボケのようです。結局、反日売国左翼・在日共に良い様に利用されているようです。
  唯一少しはまともだと思っていた産経がこの体たらくですから、日本が特亜3国に完全に乗っ取られているのは当然なのかも。

★米国NIH(国立衛生研究所)に は、まだ中国のスパイが数十人

2020年06月24日 | アメリカ

 

日本は特亜3国のスパイの天国ですが、アメリカも案外抜けているようです。未だにChinaのスバいがうようよしているようです。
  やはり、長い間Chinaを甘やかした付けは大きいようです。日本のように乗っ取られていないだけましでしょうか。

  宮崎さんがそのChinaのアメリカでのスパイの活躍を取り上げてくれています。トランプさんが本気になって撲滅させることが出来るのでしょうか。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)6月21日(日曜日) 通巻第6548号  <前日発行>

 米国NIH(国立衛生研究所)には、まだ中国のスパイが数十人
  リーバー(ハーバード大学教授)が中国のエージェントだった衝撃

 リチャード・リーバー(ハーバード大学教授)は中国の武漢科技大学と秘密契約を交わし、月々5万ドルの手当を別途支給され ていた。かれは中国の「千人計画」に深く関与していた疑惑などで起訴され、裁判が進行している。
 2018年12月にはシリコンバレーで研究者のリクルートに励んでいた中国人物理学者・張首晟博士(スタンフォード大学教 授)の自殺事件があった。この日にカナダのバンクーバーではファーウェイCFOの孟晩舟が、不正輸出容疑で拘束された。

 海外の専門知識を持つ人材を中国の研究プロジェクトに活用するためリクルートするのが「千人計画」である。米FBIなどの 関係者は、これを「技術窃盗プログラム」とし、内偵をつづけてきた。
「千人計画」の対象は、海外の企業や大学の研究者、リサーチャーや特許担当幹部らで、中国人と外国人の二つのプログラムがあ るという。

 現在、米国NIH(国立衛生研究所)と協同で開発研究プロジェクトを進めている大学、研究所、ラボなどは全米59都市に あって、1億6400万ドルのR&D予算が配分されている。
 関与している研究者は399名、このうち133名を当局が調査中であることが分かった(アジアタイムズ、2020年6月 20日)。

 「中国と共同研究すること自体が誤りだった」などと反省の声もあるが、現実には無自覚的に中国に協力しているラボ関係者が 多いとされる。
 問題は日本である。米国や欧州諸国とは異なって、日本にはスパイ防止法がない。ゆえに、情報の筒抜け状態は米国より悲惨で ある。

  悲惨なんてものじゃないでしょう。もう殆ど乗っ取られていると言っても間違い無さそうです。
  日本の場合は政・官・財・マスメディアまでが乗っ取られているのですからその深刻度はアメリカなど比べものにならないでしょう。一体どこから手を付けたら良いのか。

  やはり、外患誘致罪で一掃するしかないでしょう。


★古典に学んだ織田信長の誇り

2020年06月24日 | 誇れる日本

 今や明智光秀の方が脚光を浴びていますが、真実はどこにあるのでしょうか。信長も天皇に取って代わるつもりだったという最悪の評価から全く違って家来にも優しかったという説もあります。

  ねずさんがこれまた違った視点から信長を書いてくれています。これも興味深い。全てが分かる時はこないでしょうからやはり正解は無いのでしょう。とは言え、そこが面白いのかも。

  何時ものように全文をリンク元で読んでください。

  ねずさんのひとりごとより     2020/6/16

  古典に学んだ 織田信長の誇り

  ・・・略

  弾正(だんじょう)というのは、もともと8世紀における律令体制の元にあった天皇直下の機構です。
律令体制は、天皇直下に太政官、神祇官、弾正台の3つの役所が設けられましたが、この中で太政官は、政治上の様々な意思決定や国 政の管理を行う役所です。
そこで決められた新たな政策等は、たとえば新元号の制定なども、おおむね3日もあれば、全国津々浦々にまで浸透したといわれてい ます。

 ではどうして3日で全国に政策を示達できたのかというと、この役を担ったのが神祇官です。
神祇官は、天皇の祭祀を司るとともに、全国の神社の総元締め的な役割を果たしていました。
そしてこの神祇官のもとに、全国の神社は天社(あまつやしろ)と呼ばれる後の官幣大社のような神社、その下に国単位に置かれた国 社(くにつやしろ)、その下にいまでいう市町村ごとの神社である神地(かむどころ)、そして末端に、ご近所の氏神様である神戸 (かむべ)が系列化されていました。

 太政官で考察され、天皇の勅許を得た示達は、こうして神祇官の所轄する全国の神社のネットワークを経て、またたく間に全国津々 浦々にまで示達されていたのです。
おもしろいことにこのネットワークは、示達された結果について、民衆がどのようにこれを受け止めているか、また政策の実施状況が どうなっているのか等について、やはり神社のネットワークを通じて、今度は下から上に情報が示達されていました。
そして全国の民の声は、最終的に天皇直下の神祇伯(じんぎはく)を通じて、天皇に上奏される仕組みになっていたわけです。

 さらにこの下から上の情報ルートは、神社とは別に太政官が主催した国司のルートからも上奏される仕組みになっていました。
つまり、下から上への情報ルートは、二重に確保されていたわけで、これによって民意が常に国家最高権威にまで伝えられる仕組みに なっていたわけです。

 ところが、そうした情報ルートも、あるいは政策的意思決定機関も、内部が腐ってしまっていては、まったく意味を持ちません。
そこで設置されていたのが弾正台(だんじょうだい)です。

 弾正台は、天皇直下にあって、太政官や神祇官の高官で不忠を働くもの、あるいは私腹を肥やして民生を省(かえり)みない者がいた 場合、問答無用で斬捨御免の権能を与えられていました。
いわば弾正台は、政治家や行政機関を対象とした警察機構です。(民間に関する警察機能は、太政官の中の刑部省が担いました。)

 我が国の歴史を通じて、この弾正台が不正を働いた官僚や政治家を一刀両断のもとに斬り倒したという事例はありません。
だから「弾正台が形式的に置かれていたが、まったく機能しなかった」という先生もおいでになりますが、そうではなくて、弾正台と いう重石があったからこそ、弾正台が機能する必要がなかったというのが、我が国の歴史です。・・・中略

 そして先祖代々の弾正としての職責を象徴するのが、信長が用いた印に刻印された「天下布武」の朱印です。
天下布武は、チャイナの史書にある七徳の武の引用だという説もありますが、そうではありません。
「武」の訓読みは「たける」です。
そして「たける」とは、ゆがんだものを竹のように真っ直ぐにすることを言います。
つまり「天下布武」とは、「天(あめ)の下に、たけるを布(し)く」、もっと現代風にいえば、「天下の歪みをまっすぐに正す」と いう意味の言葉です。

 そして同時代にあって、その歪みの最強のものが、仏教界が持つ武装勢力でした。
本来、人倫を説き民衆の救済をすべき仏教が、僧兵を雇い、その武力にものを言わせて、あたかも国内の別勢力を形成している。
それを、朝廷の傘下に戻し、民衆救済という仏教の本義に戻すためには、仏教勢力から武闘派勢力を削がなければならない。
そこで行われたのが、比叡山の焼き討ちであり、本願寺攻めであったわけです。・・・中略

 要するに信長は、我が国の歴史と文化を古典に学び、そこから我が国の国民精神を得るとともに、みずからが弾正の家系であるとい う誇りを大切に生涯を貫いているのです。
歴史伝統文化を古典に学ぶことは、誇りを育むということです。
そして誇りを育むということは、国民精神を身にまとうということです。
これを英語でかっこよく言ったら、アイデンティティを得るということになります。

 いま日本人に不足していること。
それこそが国民精神です。
その国民精神の復活には、現状の時事問題に右往左往するのではなく、我々自身が古典を学び、古典に書かれた歴史伝統文化の精神の 再確認が必要であると思っています。



  今の日本にこそこの弾正制度が必要なのでしょう。こういう考えはねずさんだからこそでしょうか。物事を良いように解釈するのは素晴らしいですね。信長の真実だったのかもしれません。

  いずれにしても、日本を再生する為には先人に学ぶことは大事でしょう。特に、先人が素晴らしい国を作り上げて来てくれた日本では。


★南北連絡事務所、爆破される

2020年06月24日 | 北朝鮮・チュチェ思想

 トランプさんに介入しないと見捨てられた北の妹さんが、何を考えているのか自棄糞のように騒いでします。
  もしかしたら、文ちゃんに早く援助しろと要求しているのかもしれません。きっと余程苦しいのでしょう。文ちゃんも遠慮せずに一気に一緒になって助けてあげれば良いのじゃないでしょうか。

  それにしても、妹さん余程追い詰められているのじゃないでしょうか。Koreaへの攻撃もあるかもしれませんね。やはり、忠実な部下である文ちゃんが早く頭を下げて助けることがひつようでしょう。

  一気に統一して、その勢いで日本にミサイルを撃つなんてのも有でしょう。それで、日本人が目覚めてくれれば有難いことです。

  文ちゃん頑張れ。 





  それにしても、どうなるか興味深い。黙って見ていましょう。


★宮崎さんの恐ろしいChina新幹線搭乗記

2020年06月24日 | 中国

 何時もお世話になっている宮崎さんが面白い連載を初めてくれています。もっと、早く取り上げたかったのですが遅くなってしまいました。
  とは言え、当分続くようなので興味のある方は宮崎さんのメルマガに登録されたら良いでしょう。

  何と、あのChinaの新幹線を全線乗るとの決断で始めたのだそうです。あの恐怖の新幹線の全線制覇とは何と言う命知らずなことでしょう。とは言え、事故にも会わずこうやって貴重な体験談を書いてくれるのですから本当に有難い。

  今回で4回目ですが、あの恐怖の新幹線の恐ろしさが良く分かります。一体何年持つのでしょうか。いずれ、昔ここを新幹線が走っていたと笑いものになるのでしょう。

  それだけに、宮崎さんの勇気に恐れ入ります。正に命懸けの報告です。相当長いですが、その恐ろしさが良く分かるので全文を取り上げさせてもらいます。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)6月17日(水曜日) 通巻第6539号

  集中連載「早朝特急」(4) <この連載は毎回10枚前後 80回ほど続きます>
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第一部「暴走老人 西へ」(4)

 第四章 安全神話

 ▼インターネットで旅行手配できる時代

 ネットで中国の国内航空券が買える時代になった。何時間も駅へ行って並んで買った時代は遠い過去の想い出となった。
 ネットで中国の辺境、奥地のホテルの予約ができて、しかも正規の料金より安い。
 治安の関係から、中国の新幹線切符はパスポート提示が必要。長距離バスも同様で、ちょっとした都市の駅前でも外国人が泊まれないホテル、旅館がある。地方へ行くと、タクシーは相乗りも常識であり、遠距離の値段は交渉次第というのも昔と変わらないが、最近ではスマホで配車手配が可能になり、黒車(白タク)がやってくる。しかも普通のタクシーより安い。
 <変な時代になったなぁ>

 私はこれまでに中国に渡ること数十回、香港、マカオ、台湾を含めると二百回ちかくも渡航しているけれども体系的に中国の鉄道に乗ることはなかった。台湾の新幹線は何回も乗ったがこれは一本道だし、台北ー高雄は僅か90分で結ばれている。
 よく質問を受けた。
 「鉄道、バスで到着した見知らぬ土地で、まずどうやってホテルを探すのか?」
 「レストランでちんぷんかんぷんのメニューに行き当たったら?」
 「足裏マッサージ、本当の値段はいくらか?」。

 新幹線が中国全土に張り巡らされる前までは、飛行機と中距離バスのほうが便利だった。
 鉄道を利用した旅行は場当たり的になりがちで、たとえばトルファンー敦煌とか、大連ーハルビン、孫呉ーハルビン、延吉ー図門とか、福州ー永定、阜新ー赤峰など幹線からローカル線に至るまで方々で鉄道に乗車したが、それぞれの取材目的が異なったので系統的鉄道旅行をしたわけではなかった。
 そこで新幹線と名がつく路線の全て(ただし建設中はのぞく)に乗るという目標を立てた。2010年、上海万博が盛りあがって、全土に新幹線建設の喇叭が鳴った頃である。
 いくつかの動機があったうえに次の要素も加味される。

 ▲新幹線停車駅は街が急発展するのか?

 第一に日本の新幹線と比べて技術、安全、集客、営業という観点から一種の中国ビジネス論が展開できるかも知れないと考えたこと。
 日本で新幹線ルートからはずれてしまった都市がどういう運命をたどったか? 成長と経済発展から取り残されたのでは? 
 開通後、あわてて新富士、掛川、三河安城などJRに頼らず市民の募金によって新駅ができた。新しく新幹線停車駅を増設した品川駅周辺は三菱グループがこぞって移転したことも手伝い、いきなり新宿、渋谷に並ぶ新都心となった。
 北京、上海、広州は別として、これから中国の新幹線が停車する地方都市と通過する都市との格差がどう開くのか。
現実には不動産業者が「将来性」を武器に片っ端からマンション群を建てて売りだしていた。その人気はとうに息切れした。新駅はまだ周りが田んぼだが、岐阜羽島のように発展するのだろうか? 

 第二は「エジソンと鉄道の関係」である。
 新幹線プロジェクトと沿線事情を、発明や技術ではなく経済情報の角度から比較してみたい。
 というのもエジソンが車内に活字工場をセットして、汽車がとまる村々や町々の物価を調べあげ、鶏肉いくら、豚肉いくら、トウモロコシから野菜まで価格を調べて新聞にし、次に停車する街で売った。経済情報の先駆者。関係者は競って少年エジソンの新聞を買った。これにヒントを得て明治時代に益田孝翁が創刊したのが『中外物価新報』、いまの日本経済新聞である。
 従来の物価、企業、地域ニュースが、これからの中国ではもっと迅速に伝わり、かの国の経済情報の空間を激変させるだろう。
 また流行ファッションの伝播もその速度が早まり、たとえば広州─武漢千キロは北から南まで、つまり湖北省、湖南省、広東省の地域的特質がどう均質化されていくか、あるいは日本のように平均化してしまうか、地方色が反比例して強くなるのか、どうか。興味が尽きないところだ。

 北京─天津は最速350キロ。たった30分で着いてしまう。旅行の醍醐味は何もない。景色をみる暇もないのに、車内では弁当や珈琲を売りに来る。試運転段階で、この間の最速記録は394キロだった。
 ーーしかし、どうして中国は安全性よりスピードに拘るのか?
 実験走行段階では上海虹橋─杭州間の新幹線試運転実験で、なんと416キロを達成した。人民日報日本語版(2010年9月29日)は新型車両のCRH380A,上海と杭州間は202キロ。従来は特急で二時間。高速バスでも二時間半。これが45分で結ばれたと報じた。CRH380Aというのは中国国産。エアバスをヒントに銘名した。同区間は新駅が殆どで、上海虹橋─関行、松江、金山、嘉興、杭州─杭州東駅。料金はバスより五割ほど高い設定だった。

▲中国は安全性よりスピードに拘る

 安全面の問題をここでまとめておきたい。
 台湾でも韓国でもそうだったが、新幹線は建設が遅れるのが常識、難儀なトンネルや高原のカーブ、峡谷の橋梁など技術的にも難所が多いと、それだけ工事が遅れる。ところが中国では反対に工期が短縮され、極端な例では二年も開通が早くなった区間がある。北京ー上海間はまさにそれである。
 そんな工期を短縮してまでも急ぐとなると安全は逆に脅かされないか。
 山東省の実験軌道で「和諧号」CRH380型が、時速410キロを出した。大動脈である北京ー上海間(1300キロ)のレール敷設工事が終えるや否や試運転期間にはいり、それも僅か二ヶ月しか、運転テストをしないで強引に共産党創立90周年の開業にあわせた。台湾の新幹線は乗務員の訓練に半年かけて、そのうえ開業から半年ほどフランス人が運転していた。

 この安全の議論が中国でも浮上した。
 中国経済週刊(2011年2月22日)に寄稿した人民日報陝西支社の杜峻暁・支社長は「新幹線工事の中核企業=中国中鉄の友人に『高速鉄道には危険性が潜んでいないのか?』と質問したところ、定年になった鉄道エンジニアは『絶対に高速鉄道には乗らない』と漏らした」という衝撃の発言があった。投書氏は「中国の高速鉄道の建設スピードは尋常ではないうえ、あまりに迅速すぎると粗末になりやすく、この粗雑な工事が命取りになる懼れあり」と警告した。

 中国の鉄道建設コストは米国の1マイル=4000万~8000万ドルと比較して四分の一から五分の一。ところが設備だけは日独仏などから輸入しているので高い。
 そもそも日本の例が象徴するように九州新幹線も青森新幹線も構想から実現までに三十年! 新幹線工事は基礎工事のレール敷設まえに地盤を固め、時間をかけてしっかりしたルートの基盤を築く。ところが中国は時間をかけずに拙速工事、しかも手抜きとなると、あとに待つのは?・

 ▲中国新幹線温州での大事故は予測されていた

 案の定、汚職事件がおきた。
 鉄道大臣が更迭されたのだ。多額の汚職疑惑で劉志軍・前鉄道相が逮捕されたのは2011年二月だった。高速鉄道建設や設備納入の入札にからんだ、建設業者から巨額の賄賂を受け取っていた(そればかりか劉は江沢民派で、胡錦涛に徹底的に逆らったため斬られたという見方もある)。

 劉志軍が恣意的に承認してきたすべての事前計画を見直し、予算を当初の7千億元(約8兆7500億円)から4千億元へと43%も削減した。これもめちゃくちゃな話だが、そもそも2005年の計画立案と予算化のプロセスも不透明、とくに08年リーマンショック直後の4兆元投入による公共事業の目玉として、暫時優遇されたため、鉄道は別という特別な意識があった。

 新幹線で最も重要なのは安全性なのである。
 最大の難所だった箇所では工事を引き受ける下請け企業が尻込みした。
 こういう逸話が残っている。
中国水利水電第四工程局有限公司の京滬高速鉄道プロジェクト部の羅卿副総経理(総工程師)が人民日報に漏らした。

 「京滬高速鉄道は途中、山東省を流れる大ブン河を渡るが、この川底の地質は典型的なカルスト地形。硬い石灰岩体もあれば、溶食されて出来た空洞が連続で存在
する場所もある。大ブン河を渡る大橋の橋脚は、そうした地形に基礎材、鋼鉄素材を打ちこまなければならない。地質調査の資料に基づき、橋脚の根入れのための掘削を専門とするチームをまねき、河床下の岩石上に杭基礎を打設する工程を委託した。この杭基礎掘削チームは各種機器・装置を携えてやって来たが、数日後に羅卿副総経理が視察に訪れた時には、作業中の人間は誰もおらず、機器・装置もすべて持ち帰った後だった。あいさつ一つせず、この掘削工事を放棄した」。
それほどの難所だった。

  新しく鉄道部長に任命された盛光祖は「今後、品質と安全を建設の核心とする」とし「安全最優先」を筆頭におくと会見した。
 NYタイムズは「専門家の分析に拠れば、新幹線のコンクリート部分に使われる化学強度剤が不足しており、時速350キロを維持すると数年を経ずしてコンクリートの劣化が進行し、おそらく五年以内に時速を300キロ以下に落とさなければならなくなる」
 衝撃の証言は元幹部からでた。
 鉄道省科学技術局長などを務めた周翊民氏が中国の技術紙のインタビューに応じて、「中国が高速化を謳う『独自技術』なるものは、実際上、存在しない。ひたすら『世界の一流』に固執した劉志軍前鉄道相の意向で、技術的な裏付け無くスピードアップに猛進しただけだ」。
 中国は日本とドイツから導入した高速鉄道の試験走行で時速400キロ台を記録したが、その僅かな実績だけで営業運転でも350キロを出す決定がされた。

 ▲日本側が協力したが、恩は仇で還された

 人民日報によれば「京滬高速鉄道は一千余りのセンサーを搭載。重要なシステムや部位の温度、速度、加速度、圧力、絶縁性能などを常時計測し、運行状態に関する各種情報を集めて運転室のモニターに表示する。制限値を超えたり、運転士から規定時間内に適切な対応がなされかった場合、監視ネットワークが制御システムを通じて緊急ブレーキをかけ、安全を確保する。列車が一定の制限速度を超えた場合も警報と共に自動的に速度が落とされる」
などと謳われた。
 しかしながら技術上の難点はまだまだ解決されていない。
 国務院安全生産委員会弁公室の王徳学副主任(国家安全生産監督管理総局副局長)は「高速鉄道は技術が新しく、スピードが速く、難度が高いことから管理任務は重く、リスクも高い。もし事故が発生すれば想像もつかないほどの被害をもたらすだろう」と指摘している。
五つのリスクとは以下のとおり。
 (1)技術上のリスク:路盤沈下、レールの平坦性、列車のブレーキ性能、信号の制御、通信システムの安定性・信頼性などは、いずれも一定期間の実践、テスト、改善が必要。
 (2)管理上のリスク:関連の法律法規、基準・規範、管理制度、職員の資質などは段階的な改善・向上が必要。
 (3)沿線の環境リスク:高速鉄道は鉄道自身のリスクだけでなく、駅、気象・地質災害、沿線の治安、鉄道・道路の交差など、一連のリスクに関わっている。特に、企業や個人による鉄道エリア内での投資・開発、鉱物採掘、生産・経営拠点の開設、家屋の建築、屋台や露店の設置などは、事故を招く危険性がある。
 (4)社会的リスク:高速鉄道はレールの上を走る巨大な旅客機と同じだ。過激派による破壊行為の対象となる可能性もある。
 (5)安全監督:高速鉄道沿線の安全監督レベルは向上の余地がある。高速鉄道の安全に対する沿線住民の認識も向上が待たれる。

 日本側はJR東海が、全体のシステムごとの受注でなければ中国に協力しないと態度を鮮明にしてきた。以後、フランス、ドイツなどが技術を提供してきた。
 しかしながら日本の車両メーカーは将来のマーケットを考慮して技術を提供した。或るメーカーが「250キロ平均」で車両を提供したところ、それを基に模倣車両を大量生産したあげく、330キロで試走した。約束が違うとして、日中間では揉めに揉めたあげくに「270キロ以上のスピードで事故がおきても、日本側は関知しない。責任をとらない」とする確約書をとった。

 一転、華南を襲う大洪水。半世紀ぶりの豪雨で各地に被害がでて、江蘇省で水位七メートル、武漢は水浸し、成都─昆明間の鉄道土砂で麻痺した。
 ともかく中国は広い!
 この天災でも、干ばつ。干上がった農地は700万ヘクタールと言われた。地割れ、湖底、川底が見えていた。三峡ダム下流域は水涸れを叫んでいた。
 ちょっとした豪雨でも数百の死亡、数万、数十万が家を失うのが中国の自然災害。
 日照りから、一転した豪雨となり湖北省、四川省、江蘇省などで土砂崩れ、浸水被害。半世紀ぶりの豪雨ともいわれ、各地で道路が寸断され、鉄道幹線が四カ所で寸断された。
 三峡ダム下流の武漢は水浸し、江蘇省では避難場所に十万以上が非難し、人であふれ、全体の被災は二千万人を超えていると各紙が報じている。この極端から極端へ激甚な変節、変化とは共産主義から資本主義へと同じ? 

  この中でも触れられている三峡ダムがChinaの弱点であるのと同じくこの新幹線網も大きな弱点になるのじゃないでしょうか。

何とも壮大な無駄遣いでしょう!